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著者 | ビセンテ・ブラスコ・イバニェス |
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出版社 | 岩波書店 |
ジャンル | 文芸書 |
ISBNコード | 9784003272428 |
登録日 | 2003/07/24 |
リクエストNo. | 18204 |
リクエスト内容
タイトルが示すとおり「闘牛」を主題とした作品(1908)。スペインはバレンシア生まれの作家ビセンテ・ブラスコ・イバニェス(1867-1928)のマスターピースである。貧しい少年時代、辛苦の修業時代を経てスター闘牛士へと成長し名声と富を手にした主人公ファン・ガリャルド。彼の前に現れた貴族の娘にしてファム・ファタル、ドニャ・ソル。アンダルシアの灼けつく太陽の下、悲劇の芸術を体現する闘牛士の光と陰、さらには「闘牛」が内包するエロスとタナトスを残酷なまでに官能的に描写する。映画化作品は10本を越え、往年の大スター、ルドルフ・ヌレエフやタイロン・パワーらが主演している。
投票コメント
全16件
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『葦と泥』がよかったので、こちらの本も読みたいと思いました。GOOD!1
かつては数社から本が刊行され、映画化もされていたそうですが、いまでは本も映画も見ることがありません。岩波文庫では絶版だし。
情熱の国スペインそして闘牛!ときたら、どんな話なのか読んでみたくなるってものでしょ。 (2004/06/03) -
多数映画化もされている名作なのに、絶版で読めないなんて酷すぎます。例え、読む人が少なくなっても、名作はいつまでもその灯を絶やしてはいけません。スペインのあの熱い太陽の下に繰り広げられる闘牛士物語を活字でどうしても読みたいです。 (2004/05/25)GOOD!1
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かっこいい男は、身のこなしからしていかにもかっこよく、GOOD!1
悩ましい女はあくまで悩ましい。そしてヒーローを華やかに
引き立てる闘牛は、残酷なときにはとことん残酷。
劇的なラストもあって、子供の頃に読んではまった。ぜひに復刊を。 (2004/02/18) -
「闘牛」に魅せられた芸術家、文筆家は枚挙に暇がない。メリメ、ビゼー、ヘミングウェイ、レリス、バタイユetc....彼らがエトランゼとしてスペインのエキゾチズムに耽溺したと敢え言わせてもらうなら、ゴヤ、ピカソ、ダリ、ロルカ、そしてこのイバニェスこそ、古代アルタミラの時代から脈々と真紅の血潮に引き継がれた「スペイン人」と牡牛との真の関係性を赤裸々に暴いてみせてくれるはずなのだ。 (2003/07/24)GOOD!1
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宝塚歌劇で上演したのを見て、ぜひ原作を読んでみたいと思いました。 (2009/02/08)GOOD!0
読後レビュー
NEWS
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2003/07/24
『血と砂』(ビセンテ・ブラスコ・イバニェス)の復刊リクエスト受付を開始しました。
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