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著者 | バーナード・ヤッフェ (訳・竹内敬人) |
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出版社 | 河出書房新社 |
ジャンル | 専門書 |
登録日 | 2002/08/24 |
リクエストNo. | 11774 |
リクエスト内容
日本の学校の教科書では載ることがないため、意外と知られていない、科学者モーズリー。彼はラザフォードの元で研究を行い、原子番号を確定する元となったモーズリー則の発見者となった。ノーベル賞の候補者でもあったが、あまりの若さ故、見送られた。彼は、その直後に勃発した第一次世界大戦の志願兵となり、戦場で命を失ってしまう。
そんな彼の一生を、描いた作品です。
投票コメント
全5件
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現在では高校の教科書でも当たり前のように用いられる「原子番号」という概念が,100年前に前途有望な青年科学者によって確立されたこと,そして量子論と原子の構造が熱心に研究されていた「熱い」時代に想いをはせることができる好著です。GOOD!1
そして前途有望な青年の将来を戦争が閉ざしてしまったことは,決して100年前だったからではなく,現在でも世界の各地で起こっているということを改めて考える良い機会でもあります。
ノーベル賞を受賞していない研究者の中にも受賞者に勝るとも劣らない業績を挙げた方がたくさんいます。ノーベル賞学者だけに注目するのではなく,そうした優れた研究者達に光を当てる一つの機会にもなるでしょう。 (2012/08/29) -
30年くらい前に読んだ。新書版だったか、今から思っても刺激的なシリーズだった。その中の白眉がこの一冊。復刊されたらぜひ買いたい。 (2010/10/06)GOOD!0
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無能な政治家(チャーチル)に殺されたモーズリー。GOOD!0
ノーベル賞を取れなかった天才に合掌。 (2003/09/02) -
こんな本があるのは知りませんでした。GOOD!0
モーズリーの法則は原子構造(およびエックス線)
を理解する上で大変基本的な法則です。
是非読んでみたいです。 (2003/08/17) -
翻訳が竹内さんであること。(信頼できる良書だと思う)GOOD!0
周期律表に興味がある。
科学史と雑学の隙間に学問のおもしろさが潜んでいる。 (2002/09/11)
読後レビュー
NEWS
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2002/08/24
『モーズリーと周期律 元素の点呼者』(バーナード・ヤッフェ (訳・竹内敬人))の復刊リクエスト受付を開始しました。
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masa