81 票
著者 | G・ガルシア=マルケス |
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出版社 | 集英社 |
ジャンル | 文芸書 |
ISBNコード | 9784081260133 9784087602357 |
登録日 | 2002/05/29 |
リクエストNo. | 10422 |
リクエスト内容
架空の小国に君臨する大統領が織り成す奇行、悪行の数々と、仕える部下たちの不安、恐怖、猜疑に満ちた日常を描く。
『百年の孤独』と並ぶ、ノーベル賞作家である著者の代表作。
投票コメント
全81件
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ラテンアメリカ文学は混沌としたこの世界にあってもっとも読まれるべき領域であるように思う。未知の読書体験はきっと未知の感覚を研ぎ澄まさせるだろう。マルケスの「族長の秋」は「百年の孤独」と共にわれわれの掌におさめられてこそ未来へ語り継がれる。文庫というどんな場所でも読める価値は値段以上に高く愛されるべき存在であると言い切れる。 (2006/06/01)GOOD!1
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「百年の秋」を上回る、マルケスの最高傑作!と信じています。GOOD!1
読んだのは10年以上前ですが、スパイラル状の語りが積み重ねられているうちに、狂気をはらんだ孤独な独裁者をめぐる濃厚な世界のイメージが眼の前に浮かんでくる、あの不思議な感じは忘れられません。
それほど感動した本なのに、なぜか自分で買っていなかったことに気づき、少し前にネット通販で購入しようと思い立ったところ、なんと絶版になっていたことを知り、愕然としました。これほどの作品が新刊で入手できないなんて。
初めてマルケスを読む人なら「百年の孤独」を薦めますが、その上で「百年の孤独」が気に入った人には、「こっちの方が、何倍も濃くて凄いから」と言いたい本です。 (2005/02/26) -
ガルシア・マルケスの著書は、「百年の孤独」を読んで感動して以来、出ていGOOD!1
る本はほとんど読んだが、長編の中で唯一読んでいないのがこの本。ラテンア
メリカの文学集には入っているが、単行本では読めない。文庫本でも単行本で
も良いので是非もう一度出して欲しい。最近いろんな作家のどの本を読んでも
つまらないので、もう一度百年の孤独のような感動を覚えたい。 (2004/01/14) -
1983年発刊の集英社ラテンアメリカ文学全集の第1回配本がこの本(\1,500)でした。その後図書館で何度か目を通しましたが、当時は懐具合が寂しく購入できませんでした。絶版にしていい本ではありません。 (2003/05/31)GOOD!1
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ガルシア・マルケスの作品は一般的には『百年の孤独』が最も有名ですが、例えば新潮文庫から出ている『予告された殺人記録』や、ちくま文庫から出ている『エレンディラ』など本好きにとっては面白い作品がいっぱいあります。『族長の秋』にしても然りで、ガルシア・マルケスの長編小説としては文庫で読める数少ない作品のひとつです。集英社文庫で「ラテン・アメリカ文学」の特集を組んでいてそれを機に知ったのですが、日本でもようやくラテン・アメリカ文学をより多くの一般読者に浸透させようという時期に、よりによってガルシア・マルケスの作品を絶版にするというのはどうなんでしょう、と思ったからです。GOOD!1
ぜひ復刊をお願いしたいです。 (2003/03/07)
読後レビュー
タイトル | 価格 | サイト |
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族長の秋 | 880円 | アマゾン |
NEWS
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2014/06/02
『族長の秋』販売開始しました! -
2007/05/11
復刊!G・ガルシア=マルケス『族長の秋』 -
2002/05/29
『族長の秋』(G・ガルシア=マルケス)の復刊リクエスト受付を開始しました。
最近の復刊活動
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2007/05/11
ガルシア・マルケス「族長の秋」にリクエストをして下さった皆さまにお知らせです。
新潮社より復刊決定いたしました。
「百年の孤独」と並ぶ高峰「族長の秋」に連なる山系。純真無垢な娼婦が、年をとりすぎた天使が、正直者のぺてん師が、人好きのする死体が、運命の混沌の糸で織りあげる人間模様・・・。
マルケス独特の縦横無尽で重層的なテキストをご堪能下さい・・・
復刊実現の投票はあなたの投票から。
復刊リクエスト投票であなたの思いを形にしましょう!
ジュゴン