13 票
著者 | 五島勉 |
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出版社 | 光潮社 |
ジャンル | 専門書 |
登録日 | 2002/05/19 |
リクエストNo. | 10077 |
リクエスト内容
太平洋戦争当時、ひょんなことから日本の対米宣伝放送のディスクジョッキーに仕立て上げられた
アメリカ国籍の日本人・戸栗郁子。
郁子の放送は多くの米兵の心を掻き乱し、終戦後、アメリカに対する反逆罪により裁判に
かけられることになる。だが彼女の陰には怪しい陰謀が見え隠れしていた…。
ノンフィクションなのに、著者の旺盛な想像力が作用して娯楽作としても珠玉の一品に仕上がっています。
投票コメント
全13件
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既に同書を購入したが、この本の内容は首をひねるばかり。後に出版された"東京ローズ ドウス昌代著"と内容を比較すると大概略が一致するのみ。GOOD!1
どこをどう調べて出来上がったストーリーなのか、日系人差別に対するステレオタイプなアイディアに基づく想像、憶測、逆偏見を下敷きにした、一大スパイ事件として描かれている。同書中のアイバを日本に送った謎の米恋人も、シュミット商会や謎の女ヒルダも実在しなければ、登場人物も実在しない人が過半数。アイバや夫ダキノ氏の行動もでたらめに描かれている。全てが本人、関係者、法廷記録などに基づかぬ著者の空想ごと。
それでも復活を願う理由は、この事件がもつ特有の人種差別、逆差別に対し、この著者のようにヒステリックな捕らえ方をする人が今でもいるであろうことを考え、その先入観がどのようなでっち上げ文学を作り出すのを知って欲しいから。ローズ事件はその先入観が生み出す差別からでっち上げられた事件そのもので、どの国の誰もがこのようなでっち上げを容易に行い、その権威者(国やマスコミ)の言うことを誰もが簡単に信じてしまう危険性を体験してもらいたいから。私は所持済み。 (2004/09/27) -
五島勉さんの20年来のファンです。「大予言」以前の本を読みたくて、古書店めぐりを続けていますが、なかなか見つけることができません。五島さんがご存命中に(失礼)是非読みたいです。復刊をよろしくお願いします。 (2002/06/23)GOOD!1
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歴史を見つめなおしたい。 (2005/08/21)GOOD!0
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「ノストラダムスの大予言」以降のノンフィクションは殆ど読んでますので、ぜひ読んでみたいです。 (2005/08/19)GOOD!0
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五島さんといえばノストラダムスの予言の解釈本しか知りませんでした。小説も書いていたとは。是非読んでみたいです。 (2005/05/20)GOOD!0
読後レビュー
NEWS
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2002/05/19
『東京ローズの悲劇』(五島勉)の復刊リクエスト受付を開始しました。
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iboibo