かっぺいさんの公開ページ レビュー一覧 公開ページTOPへ レビュー 創世日記 <藤子・F・不二雄SF短編コンプリート・ワークス 愛蔵版 10> 藤子・F・不二雄 藤子・F・不二雄SF短編コンプリート・ワークス 愛蔵版 10 最終巻は「絶滅の島」が、お気に入りだ。今回の愛蔵版の出来には文句のつけどころがなく、購入したことを悔いてはいない。しかし、今後も続くであろう、藤子・F・不二雄作品の豪華本企画には、着いて行けるか不安が大きい。ともあれ、資料としても貴重なこの全集には満足している。(2024/04/08) 宇宙船製造法 <藤子・F・不二雄SF短編コンプリート・ワークス 愛蔵版 9> 藤子・F・不二雄 藤子・F・不二雄SF短編コンプリート・ワークス 愛蔵版 9 この巻は、やはり表題作の「宇宙船製造法」が秀逸。この愛蔵版も次の10巻が最終巻となる。そして、今、NHKで「藤子・F・不二雄SF短編ドラマ シーズン2」が始まり、この原作を読み返しては楽しんでいる。その意味でも、購入した甲斐はあったと思うのだった。(2024/04/08) 流血鬼 <藤子・F・不二雄SF短編コンプリート・ワークス 愛蔵版 8> 藤子・F・不二雄 藤子・F・不二雄SF短編コンプリート・ワークス 愛蔵版 8 この巻の表題である「流血鬼」をはじめ、傑作ぞろいだが、「未来ドロボウ」と「宇宙人」も好きな作品だった。藤子・F作品では、「ドラえもん」の「しずかちゃん」のように女の子が魅力的なのだが、この巻でも、ほぼ全作にカワイイ女の子が登場し楽しめた。(2024/04/07) ポストの中の明日 <藤子・F・不二雄SF短編コンプリート・ワークス 愛蔵版 7> 藤子・F・不二雄 藤子・F・不二雄SF短編コンプリート・ワークス 愛蔵版 7 この7巻目から、少年誌掲載の作品となる。大人向け作品が劣るということではないのだが、やはり少年誌の方が、生き生きとした作品が多いように思ってしまうのは、私だけではないだろう。この巻で一番好きだったのは、「みどりの守り神」で、最後の「鳥が!!」のセリフが素晴らしい。(2024/04/07) 異人アンドロ氏 <藤子・F・不二雄SF短編コンプリート・ワークス 愛蔵版 6> 藤子・F・不二雄 藤子・F・不二雄SF短編コンプリート・ワークス 愛蔵版 6 今号の付録小冊子は「SF短編資料集成➂ 全掲載誌表紙&全単行本カバー集」ということで、もちろん、ほとんどがカラーの貴重な豪華版でお宝。古い作品は、「藤子不二雄」名義でもあり、これも貴重だ。この号のお気に入りは、オチが秀逸な「倍速」。(2024/04/05) 夢カメラ <藤子・F・不二雄SF短編コンプリート・ワークス 愛蔵版 5> 藤子・F・不二雄 藤子・F・不二雄SF短編コンプリート・ワークス 愛蔵版 5 今号の付録小冊子は、「SF短編資料集成➁ 全予告カット&予告ページ集」で、当時の雑誌広告が懐かしく、ここでしか見られない、本当に貴重な1冊だった。本編の「カメラシリーズ」は、名作ぞろいなのだが、ほのぼのとした「同録スチール」が良かった。(2024/04/04) パラレル同窓会 <藤子・F・不二雄SF短編コンプリート・ワークス 愛蔵版 4> 藤子・F・不二雄 藤子・F・不二雄SF短編コンプリート・ワークス 愛蔵版 4 今号の付録は「SF短編資料集成① 拾遺扉絵集」で、全集では使っていない扉絵などが、掲載誌大でカラーで見られるのだから、これはうれしい。掲載作品では「超兵器ガ壱號」の皮肉な結末が笑えた。(2024/03/29) カンビュセスの籤 <藤子・F・不二雄SF短編コンプリート・ワークス 愛蔵版 3> 藤子・F・不二雄 藤子・F・不二雄SF短編コンプリート・ワークス 愛蔵版 3 読後レビューが、ほとんど無いということは、愛蔵版の購入者が少ないということなのだろうか。意地でも全巻のレビューを書こうと思う。この巻の異色作は、原作だけで画は別の作家という「宇宙人レポートサンプルAとB」だろう。好きなのは「ウルトラ・スーパー・デラックスマン」で、小池さんがいい味を出していた。(2024/03/22) ノスタル爺 <藤子・F・不二雄SF短編コンプリート・ワークス 愛蔵版 2> 藤子・F・不二雄 藤子・F・不二雄SF短編コンプリート・ワークス 愛蔵版 2 一括送付で購入したので、注文から、ほぼ1年かかって、やっと全巻を入手できた。改めて読み直してみて、秀作ぞろいではあるが、何作か、オチが弱いのもあることに気が付いた。この巻の「定年退食」は、自分の年齢に重ねて身につまされる傑作だった。(2024/03/21) ミノタウロスの皿 <藤子・F・不二雄SF短編コンプリート・ワークス 愛蔵版 1> 藤子・F・不二雄 藤子・F・不二雄SF短編コンプリート・ワークス 愛蔵版 1 豪華本だとは、わかっていたが、手にしてみて、これほどだとは思わなかった。「別冊」や「あとがき」なども、値段だけのことはある。この巻では、やはり「ミノタウロスの皿」が一番の傑作。(2024/03/21) あしたのお嬢 ~あしたのジョー 聖地巡り~ 山田一喜 著 / 講談社 編 頑張ったトリビュート作品 「あしたのジョー」信者ならば、買わずにはいられない「聖地巡り本」。なかなか頑張って作りこんであり、好感がもてた。永遠の名作の証だろう。これほどの名作の、伝説のラストシーンを無神経にもCMにつかい、なんの反省もしなかった自動車メーカーが、今、苦境に立っているのも、因果応報というものではないだろうか。(2024/01/11) 藤子・F・不二雄ワールド まんが傑作選 F The BEST 藤子・F・不二雄 なんら新し味なし まぁ、藤子・F・不二雄先生生誕90周年だということなのだろうが、ダイジェスト作品ばかりで、なんら新し味は無い。「藤子・F・不二雄大全集」を刊行し終えた小学館のF先生企画も、そろそろ限界か。(2024/01/08) 藤子不二雄AメモリアルBOX【ベスト&未収録コレクション】 藤子不二雄A A先生、ありがとう 「ベストコレクション」では、ダイジェストの書く作品についての、A先生自身の解説が貴重だった。「わかとの」も読みたかったが、デジタルで我慢するか。「未収録」は、どの作品も本当に貴重でうれしかったが、中でも「パーマンの日々」は涙モノ。好企画の文字通りの永久保存版、A先生、ありがとう。(2024/01/08) 手塚治虫大人漫画大全 手塚治虫 意地の購入 本書が、手塚作品の「貴重な資料」であることは、企画・編集の濱田高志氏の「解題」を読むことで、改めて深く認識できた。手塚治虫自身の手書き文字フキダシセリフ、未収録作品等、高額ではあったが、コレクターの意地で購入して良かったと思う。「大人」というより「高齢者」になってしまった私には、小さい文字が読みにくかったのは皮肉だった。(2024/01/08) 手塚治虫語辞典 豊富な原画と470項目で読み解く手塚ワールドの真髄 竹内オサム 作者の喜びが伝わる 「辞典」という名なのだが、これは手塚治虫に関する一級のエッセイだ。著者である竹内オサム氏が、いかにも、楽しそうに、書いて、うれしそうに編集していると、私は感じる。じっくり、読ませていただきます。(2023/12/12) ブラック・ジャック ミッシング・ピーシズ 手塚治虫 改めての天才 私のようなマニアックなファンにとっては、買わずにはいられない逸品。手塚作品のファンでも、「それがどーした」といってしまうような、ささいなページやコマの違いなので、喜んでいるのは自分だけなのかもしれない。没後すでに34年というのに、晩年の代表作となった「ブラック・ジャック」は、AI新作が出来たり、復刻本が出版されたりと、消え去るどころか、評価は高まる一方だ。日本に、これだけ広く高く評価され続けている作家がいるだろうか。国民栄誉賞は存命じゃないので無理だとしても、日本の宝であり、今も、この人気の天才を、もっと大事にすべきではないだろうか。(2023/12/03) ビッグX 《オリジナル版》 5 手塚治虫 あぁ、BIGX その5 ハンス・エンゲルとか、ゴースト中尉など、やたら屈折した登場人物が多く、主人公の昭でさえ、あんな両親から、よくもちゃんと育ったものだと思ってしまう。これは、手塚作品の中でも、重くて暗い名作なのかもしれない。(2023/11/27) ビッグX 《オリジナル版》 4 手塚治虫 あぁ、BIGX その4 そもそも、「ナチス」や「ヒットラー」を児童マンガに描くことさえ、今のコンプライアンスでは考えられない。その芋でも、第二次世界大戦で生まれた設定のBIGXは、稀有な作品なのかもしれない。(2023/11/27) ビッグX 《オリジナル版》 3 手塚治虫 あぁ、BIGX その3 それにしても、この物語は型破りで重い。主人公の朝雲昭の父は、マッドサイエンス的な学者で亡くなり、母に至っては、スパイとして偽装結婚していたというのだから、衝撃的だ。ある意味、一番の問題作なのかもしれない。(2023/11/27) ビッグX 《オリジナル版》 2 手塚治虫 あぁ、BIGX その2 今号の巻末の「イマイのBIGX」には、泣かされた。私も購入し、父親に手伝ってもらって、なんとか組み立てたのだが、ちゃんと動いたのは一瞬だけで、とうとう、ちゃんと歩くというか、動くことはなかった。今でも悔しい。(2023/11/27) ビッグX 《オリジナル版》 1 手塚治虫 あぁ、BIGX その1 全5巻になったのは、別冊付録のそのままの掲載というのがあったからだと納得した。今や別冊付録を知る、数少ない世代となった私たちにとっては、懐かしく読ませていただいた。(2023/11/27) 完全変形ドラえもん 2冊の小冊子 変身するフィギュアには、作品的にも必然性はなく、あまり魅力もなく、それだけなら購入しなかった。しかし、2冊の小冊子を目当てに購入したところ、これが、なかなかの力作で、満足な内容であり、コレクターとしては必須のアイテムだった。(2023/07/09) 魔法屋敷 手塚治虫 これぞ復刻本 なんとか、初版出版当時に近づけようと、紙質なども気を使っている姿勢がうれしい。藤子不二雄A先生旧蔵の未発表原稿についても、よくぞ収録してくれたと感謝しかない。(2023/03/01) のろわれた手術 <手塚治虫恐怖アンソロジー 1> 手塚治虫 これは、がっかり でっきり新刊だと思って注文したが、平成7年の発行の改版で、カバー装丁が変わっただけで、内容はまったく同じだった。こうなったら続編の「人面瘡」も改版発行されるのだろうから、それも教えてほしい。(2023/03/01) 100年大長編ドラえもん てんとう虫コミックス『大長編ドラえもん』豪華愛蔵版 全17巻セット 藤子・F・不二雄 藤子・F・不二雄の最高傑作 「100年ドラえもん」が最後の贅沢だと思っていたが、この「100年大長編ドラえもん」が残っていた。これは、間違いなく、藤子・F・不二雄の最高傑作だ。だから、このセットには何の文句もないのだが、購入者のみに購入権のある「専用どこでもドア型本棚」が、セットより高価なのは、どうしても納得できない。(2022/12/18) メタモルフォーゼ オリジナル版 手塚治虫 期待に応えた一冊 雑誌大のサイズと完璧な改変資料で、満足な一冊。併録の「こじき姫ルンペネラ」も貴重だった。値段に値する、期待に応えた一冊。(2022/11/07) サンダーマスク 《オリジナル版》 手塚治虫 「ウルトラマン」へのアンチテーゼか 連載当時、高校生だったこともあり、あまり熱心な読者ではなかったが、読み直してみると、失敗作でも問題作でもなかった。手塚治虫が、「私なら、ウルトラマンは、こう描く」と主張しているように思えてならない。悪の団体が「オミクロン」だというのも驚きだった。解説と資料も知らないことが多く貴重だった。手塚原作とは、ほぼ関連がないとはいえ、実写版「サンダーマスク」を観たくなった。(2022/03/27) 手塚治虫は「ジャングル大帝」にどんな思いを込めたのか 竹内オサム これも、読後レビューにはならないが 「復刊ドットコム」で紹介される手塚治虫関連本は、出来る限り購入している。著名なマンガ研究者である竹内オサム著の本書は、購入必至だったが、真の読後レビューは、まだ書けそうもない。(2021/11/21) ストーリー・マンガとはなにか 手塚治虫と戦後マンガの「物語」 森下達 読後レビューとはいえないが 手塚治虫に関連する書籍等は、可能な限り購入しているが、いや、これは私にとっては難解な学術論文だ。読後レビューを書きあげるまでには時間がかかりそうだ。(2021/10/11) CAPCOM vs. 手塚治虫 CHARACTERS カプコン/手塚プロダクション 「CAPCOM VS. 手塚治虫CHARACTERS」展には行けなかったが ちょっと、無理やり感はあるものの、ゲームクリエイターと手塚治虫の対決は、展示で観られなかったので、完全保存版は、ありがたい。手塚治虫の偉大さを、再確認できた。(2021/10/11) 前へ 1 2 3 次へ
レビュー
創世日記 <藤子・F・不二雄SF短編コンプリート・ワークス 愛蔵版 10>
藤子・F・不二雄
藤子・F・不二雄SF短編コンプリート・ワークス 愛蔵版 10
最終巻は「絶滅の島」が、お気に入りだ。今回の愛蔵版の出来には文句のつけどころがなく、購入したことを悔いてはいない。しかし、今後も続くであろう、藤子・F・不二雄作品の豪華本企画には、着いて行けるか不安が大きい。ともあれ、資料としても貴重なこの全集には満足している。(2024/04/08)
宇宙船製造法 <藤子・F・不二雄SF短編コンプリート・ワークス 愛蔵版 9>
藤子・F・不二雄
藤子・F・不二雄SF短編コンプリート・ワークス 愛蔵版 9
この巻は、やはり表題作の「宇宙船製造法」が秀逸。この愛蔵版も次の10巻が最終巻となる。そして、今、NHKで「藤子・F・不二雄SF短編ドラマ シーズン2」が始まり、この原作を読み返しては楽しんでいる。その意味でも、購入した甲斐はあったと思うのだった。(2024/04/08)
流血鬼 <藤子・F・不二雄SF短編コンプリート・ワークス 愛蔵版 8>
藤子・F・不二雄
藤子・F・不二雄SF短編コンプリート・ワークス 愛蔵版 8
この巻の表題である「流血鬼」をはじめ、傑作ぞろいだが、「未来ドロボウ」と「宇宙人」も好きな作品だった。藤子・F作品では、「ドラえもん」の「しずかちゃん」のように女の子が魅力的なのだが、この巻でも、ほぼ全作にカワイイ女の子が登場し楽しめた。(2024/04/07)
ポストの中の明日 <藤子・F・不二雄SF短編コンプリート・ワークス 愛蔵版 7>
藤子・F・不二雄
藤子・F・不二雄SF短編コンプリート・ワークス 愛蔵版 7
この7巻目から、少年誌掲載の作品となる。大人向け作品が劣るということではないのだが、やはり少年誌の方が、生き生きとした作品が多いように思ってしまうのは、私だけではないだろう。この巻で一番好きだったのは、「みどりの守り神」で、最後の「鳥が!!」のセリフが素晴らしい。(2024/04/07)
異人アンドロ氏 <藤子・F・不二雄SF短編コンプリート・ワークス 愛蔵版 6>
藤子・F・不二雄
藤子・F・不二雄SF短編コンプリート・ワークス 愛蔵版 6
今号の付録小冊子は「SF短編資料集成➂ 全掲載誌表紙&全単行本カバー集」ということで、もちろん、ほとんどがカラーの貴重な豪華版でお宝。古い作品は、「藤子不二雄」名義でもあり、これも貴重だ。この号のお気に入りは、オチが秀逸な「倍速」。(2024/04/05)
夢カメラ <藤子・F・不二雄SF短編コンプリート・ワークス 愛蔵版 5>
藤子・F・不二雄
藤子・F・不二雄SF短編コンプリート・ワークス 愛蔵版 5
今号の付録小冊子は、「SF短編資料集成➁ 全予告カット&予告ページ集」で、当時の雑誌広告が懐かしく、ここでしか見られない、本当に貴重な1冊だった。本編の「カメラシリーズ」は、名作ぞろいなのだが、ほのぼのとした「同録スチール」が良かった。(2024/04/04)
パラレル同窓会 <藤子・F・不二雄SF短編コンプリート・ワークス 愛蔵版 4>
藤子・F・不二雄
藤子・F・不二雄SF短編コンプリート・ワークス 愛蔵版 4
今号の付録は「SF短編資料集成① 拾遺扉絵集」で、全集では使っていない扉絵などが、掲載誌大でカラーで見られるのだから、これはうれしい。掲載作品では「超兵器ガ壱號」の皮肉な結末が笑えた。(2024/03/29)
カンビュセスの籤 <藤子・F・不二雄SF短編コンプリート・ワークス 愛蔵版 3>
藤子・F・不二雄
藤子・F・不二雄SF短編コンプリート・ワークス 愛蔵版 3
読後レビューが、ほとんど無いということは、愛蔵版の購入者が少ないということなのだろうか。意地でも全巻のレビューを書こうと思う。この巻の異色作は、原作だけで画は別の作家という「宇宙人レポートサンプルAとB」だろう。好きなのは「ウルトラ・スーパー・デラックスマン」で、小池さんがいい味を出していた。(2024/03/22)
ノスタル爺 <藤子・F・不二雄SF短編コンプリート・ワークス 愛蔵版 2>
藤子・F・不二雄
藤子・F・不二雄SF短編コンプリート・ワークス 愛蔵版 2
一括送付で購入したので、注文から、ほぼ1年かかって、やっと全巻を入手できた。改めて読み直してみて、秀作ぞろいではあるが、何作か、オチが弱いのもあることに気が付いた。この巻の「定年退食」は、自分の年齢に重ねて身につまされる傑作だった。(2024/03/21)
ミノタウロスの皿 <藤子・F・不二雄SF短編コンプリート・ワークス 愛蔵版 1>
藤子・F・不二雄
藤子・F・不二雄SF短編コンプリート・ワークス 愛蔵版 1
豪華本だとは、わかっていたが、手にしてみて、これほどだとは思わなかった。「別冊」や「あとがき」なども、値段だけのことはある。この巻では、やはり「ミノタウロスの皿」が一番の傑作。(2024/03/21)
あしたのお嬢 ~あしたのジョー 聖地巡り~
山田一喜 著 / 講談社 編
頑張ったトリビュート作品
「あしたのジョー」信者ならば、買わずにはいられない「聖地巡り本」。なかなか頑張って作りこんであり、好感がもてた。永遠の名作の証だろう。これほどの名作の、伝説のラストシーンを無神経にもCMにつかい、なんの反省もしなかった自動車メーカーが、今、苦境に立っているのも、因果応報というものではないだろうか。(2024/01/11)
藤子・F・不二雄ワールド まんが傑作選 F The BEST
藤子・F・不二雄
なんら新し味なし
まぁ、藤子・F・不二雄先生生誕90周年だということなのだろうが、ダイジェスト作品ばかりで、なんら新し味は無い。「藤子・F・不二雄大全集」を刊行し終えた小学館のF先生企画も、そろそろ限界か。(2024/01/08)
藤子不二雄AメモリアルBOX【ベスト&未収録コレクション】
藤子不二雄A
A先生、ありがとう
「ベストコレクション」では、ダイジェストの書く作品についての、A先生自身の解説が貴重だった。「わかとの」も読みたかったが、デジタルで我慢するか。「未収録」は、どの作品も本当に貴重でうれしかったが、中でも「パーマンの日々」は涙モノ。好企画の文字通りの永久保存版、A先生、ありがとう。(2024/01/08)
手塚治虫大人漫画大全
手塚治虫
意地の購入
本書が、手塚作品の「貴重な資料」であることは、企画・編集の濱田高志氏の「解題」を読むことで、改めて深く認識できた。手塚治虫自身の手書き文字フキダシセリフ、未収録作品等、高額ではあったが、コレクターの意地で購入して良かったと思う。「大人」というより「高齢者」になってしまった私には、小さい文字が読みにくかったのは皮肉だった。(2024/01/08)
手塚治虫語辞典 豊富な原画と470項目で読み解く手塚ワールドの真髄
竹内オサム
作者の喜びが伝わる
「辞典」という名なのだが、これは手塚治虫に関する一級のエッセイだ。著者である竹内オサム氏が、いかにも、楽しそうに、書いて、うれしそうに編集していると、私は感じる。じっくり、読ませていただきます。(2023/12/12)
ブラック・ジャック ミッシング・ピーシズ
手塚治虫
改めての天才
私のようなマニアックなファンにとっては、買わずにはいられない逸品。手塚作品のファンでも、「それがどーした」といってしまうような、ささいなページやコマの違いなので、喜んでいるのは自分だけなのかもしれない。没後すでに34年というのに、晩年の代表作となった「ブラック・ジャック」は、AI新作が出来たり、復刻本が出版されたりと、消え去るどころか、評価は高まる一方だ。日本に、これだけ広く高く評価され続けている作家がいるだろうか。国民栄誉賞は存命じゃないので無理だとしても、日本の宝であり、今も、この人気の天才を、もっと大事にすべきではないだろうか。(2023/12/03)
ビッグX 《オリジナル版》 5
手塚治虫
あぁ、BIGX その5
ハンス・エンゲルとか、ゴースト中尉など、やたら屈折した登場人物が多く、主人公の昭でさえ、あんな両親から、よくもちゃんと育ったものだと思ってしまう。これは、手塚作品の中でも、重くて暗い名作なのかもしれない。(2023/11/27)
ビッグX 《オリジナル版》 4
手塚治虫
あぁ、BIGX その4
そもそも、「ナチス」や「ヒットラー」を児童マンガに描くことさえ、今のコンプライアンスでは考えられない。その芋でも、第二次世界大戦で生まれた設定のBIGXは、稀有な作品なのかもしれない。(2023/11/27)
ビッグX 《オリジナル版》 3
手塚治虫
あぁ、BIGX その3
それにしても、この物語は型破りで重い。主人公の朝雲昭の父は、マッドサイエンス的な学者で亡くなり、母に至っては、スパイとして偽装結婚していたというのだから、衝撃的だ。ある意味、一番の問題作なのかもしれない。(2023/11/27)
ビッグX 《オリジナル版》 2
手塚治虫
あぁ、BIGX その2
今号の巻末の「イマイのBIGX」には、泣かされた。私も購入し、父親に手伝ってもらって、なんとか組み立てたのだが、ちゃんと動いたのは一瞬だけで、とうとう、ちゃんと歩くというか、動くことはなかった。今でも悔しい。(2023/11/27)
ビッグX 《オリジナル版》 1
手塚治虫
あぁ、BIGX その1
全5巻になったのは、別冊付録のそのままの掲載というのがあったからだと納得した。今や別冊付録を知る、数少ない世代となった私たちにとっては、懐かしく読ませていただいた。(2023/11/27)
完全変形ドラえもん
2冊の小冊子
変身するフィギュアには、作品的にも必然性はなく、あまり魅力もなく、それだけなら購入しなかった。しかし、2冊の小冊子を目当てに購入したところ、これが、なかなかの力作で、満足な内容であり、コレクターとしては必須のアイテムだった。(2023/07/09)
魔法屋敷
手塚治虫
これぞ復刻本
なんとか、初版出版当時に近づけようと、紙質なども気を使っている姿勢がうれしい。藤子不二雄A先生旧蔵の未発表原稿についても、よくぞ収録してくれたと感謝しかない。(2023/03/01)
のろわれた手術 <手塚治虫恐怖アンソロジー 1>
手塚治虫
これは、がっかり
でっきり新刊だと思って注文したが、平成7年の発行の改版で、カバー装丁が変わっただけで、内容はまったく同じだった。こうなったら続編の「人面瘡」も改版発行されるのだろうから、それも教えてほしい。(2023/03/01)
100年大長編ドラえもん てんとう虫コミックス『大長編ドラえもん』豪華愛蔵版 全17巻セット
藤子・F・不二雄
藤子・F・不二雄の最高傑作
「100年ドラえもん」が最後の贅沢だと思っていたが、この「100年大長編ドラえもん」が残っていた。これは、間違いなく、藤子・F・不二雄の最高傑作だ。だから、このセットには何の文句もないのだが、購入者のみに購入権のある「専用どこでもドア型本棚」が、セットより高価なのは、どうしても納得できない。(2022/12/18)
メタモルフォーゼ オリジナル版
手塚治虫
期待に応えた一冊
雑誌大のサイズと完璧な改変資料で、満足な一冊。併録の「こじき姫ルンペネラ」も貴重だった。値段に値する、期待に応えた一冊。(2022/11/07)
サンダーマスク 《オリジナル版》
手塚治虫
「ウルトラマン」へのアンチテーゼか
連載当時、高校生だったこともあり、あまり熱心な読者ではなかったが、読み直してみると、失敗作でも問題作でもなかった。手塚治虫が、「私なら、ウルトラマンは、こう描く」と主張しているように思えてならない。悪の団体が「オミクロン」だというのも驚きだった。解説と資料も知らないことが多く貴重だった。手塚原作とは、ほぼ関連がないとはいえ、実写版「サンダーマスク」を観たくなった。(2022/03/27)
手塚治虫は「ジャングル大帝」にどんな思いを込めたのか
竹内オサム
これも、読後レビューにはならないが
「復刊ドットコム」で紹介される手塚治虫関連本は、出来る限り購入している。著名なマンガ研究者である竹内オサム著の本書は、購入必至だったが、真の読後レビューは、まだ書けそうもない。(2021/11/21)
ストーリー・マンガとはなにか 手塚治虫と戦後マンガの「物語」
森下達
読後レビューとはいえないが
手塚治虫に関連する書籍等は、可能な限り購入しているが、いや、これは私にとっては難解な学術論文だ。読後レビューを書きあげるまでには時間がかかりそうだ。(2021/10/11)
CAPCOM vs. 手塚治虫 CHARACTERS
カプコン/手塚プロダクション
「CAPCOM VS. 手塚治虫CHARACTERS」展には行けなかったが
ちょっと、無理やり感はあるものの、ゲームクリエイターと手塚治虫の対決は、展示で観られなかったので、完全保存版は、ありがたい。手塚治虫の偉大さを、再確認できた。(2021/10/11)