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花標さんの公開ページ 復刊投票コメント一覧

復刊リクエスト投票

  • 殺しの標的

    【著者】ドナルド・ハミルトン

    ライフル射撃に関する説明がふんだんだが、物語の進行に寄り添いながら、ごく自然に射撃の世界に入っていける。物語の中心はミステリー仕立てのハードボイルド。ゴルゴ13のファンが読んでも、意外な射撃の知識が出てきて面白いのでは。軽く読めて、子供だましでなく、読後感もよいことから、この著者の作品は復刊してほしい。(2010/05/10)
  • 蹂躙部隊

    【著者】ドナルド・ハミルトン

    確かに訳がひどいですのが、登場人物が魅力的なのと、敵スパイとのだましあいで緊密で緊張感のある物語が最後まで続き、ロンドンからスコットランドへ舞台を展開して目先を変えるあたり好きな作品です。旅先の外国人の孤立感のようなものが感じられて旅情を誘われます。派手に書こうとすればいくらでも派手に書ける題材を簡潔な描写でひょうひょうと進めていくあたりハードボイルド・ファンにも楽しめます。やはり新訳がでれば最高なのですが。(2006/01/08)
  • 忍者部隊

    【著者】ドナルド・ハミルトン

    原題が“THE SHADOWERS”「尾行者たち」で巻頭はスパイ小説の体裁ながら登場人物を謎めいた女依頼人、謎の脅迫者、疑わしい関係者とみなすと、雰囲気が昔ながらのハードボイルド小説ファンにはぴったり。一応、この本は持ってるけど、40年前の本で痛んできてます。このシリーズ、旅先で読むのに最適で携帯できてがっちりした装幀で復刊してほしい。(2006/01/08)
  • 誘拐部隊

    【著者】ドナルド・ハミルトン

    「サイレンサー・シリーズ」の第1作目だから、やはり復刊して欲しい。巻き込まれ型で、派手な舞台設定はないが、それだけに目の詰んだ、シャープな文章がじっくりと読ませる。主人公マシュー(マット)・ヘルムのものの考え方もきっちりと書き込まれ、多くのスーパーマン型スパイが本当に女々しく感じられる。一般市民として暮らしていた主人公が殺人事件、戦友スパイの訪問と日常から切り離され、陰謀の匂いの中、追いつめられていく。その中で揺るがず自己を見失わなず、アウトローの自覚とともに敵に向かっていく男っぽさは、最近の小説に見られない歯ごたえあり。原題"DEATH OF A CITIZEN"。非情、アンモラル、アンチ・ヒーロー型スパイとよく書かれるが、論理を重視し、道徳を盲信せず、自らが信じるに足るとしたモラルは、そこらのヒーロー型スパイより確固としている、知的でアウトドア派の現代的なヒーロー。復刊の価値は十分にあると考える。シリーズものは全作の登場人物の名前が次作以降に出てくるのも楽しみだから、できれば本作からシリーズの復刊を希望。(2005/08/19)
  • 待伏部隊(マット・ヘルム・シリーズ第6作)

    【著者】ドナルド・ハミルトン

    巻頭の主人公による遠距離射撃の暗殺から戦闘が、ジャングルの蒸し暑さと共に読み応えあり。いつも渋い心理戦が本作は妙に華々しく感じられ、砂漠のカラッとした暑さとともに快感。シリーズ中最高とも言えるライバルの登場。これだけの内容を持ちながら、さらっと読める
    エンターテーメントとしての質の高さ。シリーズ全て復刊が無理なら、せめてこの第6作だけでも復刊して欲しい。大人のためのスパイ小説。
    キリッと締まった文章で、適度な厚さながら中味の濃さ、もたれない読後感、こんな小説がほかにあるだろうか?(2005/08/13)
  • 悪党パーカーシリーズ

    【著者】リチャード・スターク

    優れたエンターテーメントが私の生活には必要なのですが、望むのは貴社の「悪党パーカー・シリーズ」、早川書房の同シリーズまたは「マット・ヘルム(部隊)シリーズ」です。最近本屋に多く並んでいる分厚い文庫や上下2冊の小説は読みたいと思いません。薄いながらもキビキビした文体と意表をつく展開の悪党パーカー・シリーズを是非とも貴社で復刊してください。(2003/10/18)
  • 海外SF傑作選

    【著者】福島正実

    高校時代に読んで今でもたまに読み返します(全巻そろってないけど)。個性があってアンソロジーらしい。『破滅の日』に入っている
    「大当たりの年」や「豚の交配と飼育について」、何に入っていたのか忘れたけど「壁の中」が好きですね。短編なのにまるで長編を1冊読んだ気にさせられて、ロマンティックでかつウイットに富んでいる。こういうのがなかなか、見つからないんですよね。書かれた時代背景も関係あるのかも知れませんね。復刊を希望します。(2003/09/29)
  • 「悪党パーカー」シリーズ

    【著者】リチャード・スターク

    新作があんなに評判良くて、売れてるのにどうして復刊されていないのか不思議?大人のエンターテーメント(使い古された言い回しですが実際に水準に達する数少ない中の一本でしょう)も、正しく評価される時代に旧作を復刊しないのは罪でしょうに。シニカルな楽しさを振りまきながら、ストーリーテーリングのキレをみせてくれる本シリーズやドナルド・ハミルトンのマット・ヘルム・シリーズなどは、一定の生活レベルを実現し、贅沢も知り、小説に距離を置いて楽しめる今の日本で求められている作品だと思います。単細胞な正義漢もセンチな描写もなく、露悪的な描写で売らず、まっすぐな娯楽作品。私にとってバカンスに持って行くのは上記2シリーズのうちの一冊。(2003/06/28)
  • さもなくば喪服を

    【著者】D.ラピエール、L.コリンズ

    闘牛を観に行きたくなったのはこの本を読んだため。十年ほど前に古本屋で手にとって一気に読んだが、偶然この本のタイトルを聞いて記憶がよみがえり無性に読みたくなってきた。血と砂、汗と乾いた土をもう一度感じたい。(2002/08/21)

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