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殺しの標的

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得票数 3

著者 ドナルド・ハミルトン
出版社 東京創元社
ジャンル 文芸書
ISBNコード 9784488250010
登録日 2010/04/28
リクエストNo. 50241

リクエスト内容

銃砲小説の傑作。
1987年に創元推理文庫より刊行。双葉社からも1981年にノヴェルズ版で刊行あり。
スティーヴン・ハンターのブレイク以前、この分野では日本では稲見一良が、アメリカではドナルド・ハミルトンが最右翼にあったというのが私見です。
【以下、文庫解説より】
ライフルをかまえたポール・ニキストは、照準器のなかに州知事の姿をとらえた。引き金にかけた指の力を加えていった。銃声がとどろき、州知事が倒れる。だが…事態はポールの予想もしない方向へ進んでいった!
マット・ヘルム・シリーズでおなじみのハードボイルド作家ドナルド・ハミルトンが、筆の冴えを遺憾なく発揮した傑作サスペンス。

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投票コメント

全3件

  • ライフル射撃に関する説明がふんだんだが、物語の進行に寄り添いながら、ごく自然に射撃の世界に入っていける。物語の中心はミステリー仕立てのハードボイルド。ゴルゴ13のファンが読んでも、意外な射撃の知識が出てきて面白いのでは。軽く読めて、子供だましでなく、読後感もよいことから、この著者の作品は復刊してほしい。 (2010/05/10)
    GOOD!1
  • フタバ・ノベルズ版では「非情!拳銃アクション」と謳われていましたが、実際、硝煙の香りが感じ取れるほど臨場感にあふれ、銃の知識に乏しい者でも読んでいる間はいっぱしのプロになったような気にさせるほど、その語り口は冴えています。のちのマット・ヘルム・シリーズに通じるシニシズム、伏線の妙味、章割りの巧妙さがここでは既に完成されています。
    惹句通りの非情系ハードボイルドではあるものの、その読後感には大変さわやかですばらしい物があり、特に稲見一良ファンはぜひ手にしてもらいたいと思います。
    (エッセイでも特に言及されてないため実際のところは不明ですが、稲見氏はきっとハミルトンの愛読者だったにちがいないと確信しています。律儀で誠実でストイックな氏の姿勢には共通するところがあり、また、マット・ヘルム・シリーズをヒントにしたようなシチュエーションの作品もあるからです。ってゆーか、ネタを借りちゃったから、言及を避けたのかな?) (2010/04/28)
    GOOD!1
  • 面白そうです。ぜひとも復刊お願いします。 (2010/05/02)
    GOOD!0

読後レビュー

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NEWS

  • 2010/04/28
    『殺しの標的』(ドナルド・ハミルトン)の復刊リクエスト受付を開始しました。

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