アマノンさんの公開ページ 復刊投票コメント一覧 公開ページTOPへ 復刊リクエスト投票 うたかたの日々 【著者】岡崎京子 とにかく傑作だし、今読み返しても素晴らしい内容で、後世に残す価値のある作品だと思うから。(2022/12/06) 恋の花詞集 歌謡曲が輝いていた時 【著者】橋本治 ひょんなことからその存在を知り、地域の図書館で借りて読んだが、これまで本書の存在を知らなかったことを深く後悔し、かつ恥じることに。 日本の近現代の芸能史を知る上で一級の資料であり、また読み物としても滅法面白い。こんな本が埋もれているのは、あまりに惜しい。 これは後代にまで伝えられるべき名著。これを読まずして日本の歌謡曲史は語れないのでは?と個人的に思う。とにかく多くの人に読んで欲しいし、また、ぜひ手元に置いておきたい。(2022/11/19) 神の痛みの神学 【著者】北森嘉蔵 日本が世界に誇るべきキリスト教神学の名著。かのユルゲン・モルトマンにも影響を与えているというこの名著が、当のこの日本で容易に手に入れることができないというのは、恥ずべき事態であると思う。 一刻も早い復刊を望む。(2008/03/05) カトリックの信仰 【著者】岩下壮一/稲垣良典 他でも書いたことだが(http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4061591312/qid=1146801008/sr=8-7/ref=sr_8_xs_ap_i7_xgl14/249-6404463-8905923) プロテスタントへの批判など、今の時代の趨勢からする と少々時代遅れという印象を受ける箇所も少なくない。し かしこの書は、要理書という範疇を遙かに越えた大いなる 知の泉だと言って過言ではない。 とにかく師のカトリックへの熱き思いは、現代に生きる 人々の胸をも打つに違いない。 どうしてこのような良書が、カトリック信者の中でちゃん と受け継がれていかなかったのか、本当に理解に苦しむ。今 からでも遅くない。これは日本人が誇るべき、信仰の証。一 日も早い復刊を望む。(2006/05/05) キリスト教思想史 【著者】パウル・ティリッヒ 「キリスト教思想史ってこんなに面白かったのか!!」と目 から鱗が落ちること請け合い(?)。とにかく、ティリッヒの息づかいが聞こえてくるかのような躍動感がこの書物全体にみなぎって、ついつい引き込まれて読み進めてしまう。 キリスト教思想史、ひいてはヨーロッパ思想史を全体的に把握するのにこの本に匹敵するものはそうそうないはず。この名著はもっともっと広く世に知られ読み継がれるべき。(2006/02/18) 新釈現代文 【著者】高田瑞穂 誰かも書いていたが、この参考書を読んで、すぐに偏差値が 上がるわけではない。というより、そのような「無粋」な読み 方とは別の次元にこの本は立脚しつつ、読者に対して「一つの こと」を語りかけていたのだと今になって思う。 受験生時代、現代文が伸び悩んでいたときに、多くの受験経 験者がこの本を薦めているので、これを買って読み、問題を問 いていった。そのとき残念ながら「たった一つのこと」をつか みきれることはなかった。ただ、それをつかむための糸口だけ は何とか自分のもとにたぐり寄せることができたような気がす る。そのことを今一度確認するために、ぜひこの本を復刊して 欲しい。(2005/12/23) 自由の新たな空間 【著者】フェリックス・ガタリ&トニ・ネグリ はっきり言ってこの本は、思想書というよりアジテーション の書だと思う。しかし、それは硬直化したイデオロギー臭を 感じさせるものでは決してない。それでいて、生きのびるため の闘争へと闇雲にかき立てられる、無尽蔵のエネルギーを秘めた 書。あのエネルギーはひとえにガタリとネグリが自由について とことんまで突き詰めていった証であろう。 現代社会について考えていく上で、ヴェーユの『自由と社会的 抑圧』と合わせて読むといいと思うのは、僕だけか? とにかくこれから時代を生き抜くために多いに示唆を与えてく れる一冊。何がなんでも復刊すべし。(2005/11/26) 漢文法基礎 【著者】二畳庵 主人 漢文なんてものとは無縁になってすでに久しいが、最近ふとし たことで、漢文に興味を抱くようになった。 それで、かねてから興味を抱いていたこの本がすでに絶版にな っておりアマゾンでのユーズド価格が八万の大台に乗っていると いう事実に、思わず目が点になった。 小手先のテクニックばかりが重用しされ、物事の本質からつき つめて考えることが軽んじられる昨今だからこそ、こういう本に もっと光が当てられるべきだと思う。あれだけのプレミアがつい ているというのは、やはり読み継がれるべき名著であることの証 明だろう。一刻も早い復刻を望む。(2005/10/08) 世界の名著 続5 【著者】トマス・アクィナス 著 / 山田晶 訳 確かにトマスはとっつきにくい思想家だと思います。 でもこの『神学大全』の抄訳版をじっくり読み込んでいくと、トマスの信仰へのゆるぎない思いがきっと伝わってくると思います。それと同時にこの書物は、論理学のテキストとして、アリストテレスの思想への導入など、色々な切り口から一つ粒で何通りもの楽しみ方ができる希有な書。こういう含蓄豊かな書が、ますます混迷を極めつつある現代社会で忘れ去られつつあるのは、大いな不幸と言わなければならない。世の読書人の理解を求める。(2005/09/11) SO WHAT 山口冨士夫伝説 【著者】大野祥之、ソラ・コーポレーション ちょうど、大学四年間と冨士夫復活の時期とが重なっており、この本はよく本屋で立ち読みしていました。 その後、冨士夫は色々な形でずっとつきまとっています。「いやだ!!」と言っても逃れられないしがらみになっています。そんな僕にとって、冨士夫が自分の半生をつぶさに語ったこの本は、理屈を越えて手元に置いておかねばならない本ではないかと思います。(2005/09/09) キリスト教とは何か 【著者】カール・ラーナー/百瀬文晃訳 カール・ラーナーは現代カトリック神学の第一人者。恐らく プロテスタント神学者からも最も問題とされるカトリック神 学者の一人ではないでしょうか? そしてそのラーナーの主著がこの『キリスト教とは何か』。確か に難解です。10ページ読むのに30分くらいかかります。でも、決 してチンプンカンプンなことを言っているわけではありません。 何度も読み返すうちに段々と理解が深まってきます。その理解が お恵みだと言ってもいいくらいです。 確かに復刊してもそんなに売れるわけではないでしょう。でも、 これはずっと出版され続ける価値のある本です。この本の難解 さは理解を拒む難解さではなく、理解のために大いなる努力を 促す難解さです。ぜひぜひ心ある読書人の方々によって、この 本の復刊を実現させてほしい。(2005/01/11) ムージル 観念のエロス 作家の方法 【著者】古井由吉 古井由吉を通じて、ムージルを知り、『ムージル著作集』や 『ムージル日記』を読んだという経緯があるもので、古井に よるムージル論はとても興味があります。 古井にしてもムージルにしても一部の好事家以外には、なか なか手に取られることのない作家ですが、しかし、二人とも 文学史に大きな足跡を残した人たち。出版社の心ある対応を 望みます。(2004/11/25) ジュリアン・グリーン全集 【著者】ジュリアン・グリーン 一、二年前だったかにジュリアン・グリーンの研究本が出て いて、ちょっとびっくりしたことがあったが、しかし肝心の 日本語訳が全く世に出回っていないというのでは仕方がない。 大学の図書館で借りて全巻読破したものの、これは手元に置 く価値のある代物だと思う。 全集だけではなくて、主要な作品は文庫化して手軽に手に入 るようにするべきだ。(2004/11/25) GOTTA! 忌野清志郎 【著者】連野城太郎 十年以上前に購入して以来幾度と無く手に取っている愛読書 の一つです。 不遇時代のエピソードや、晩年の母親との逸話、複雑な生い 立ちなど下手な小説よりよほど読み応えのある話ばかり。 今手元にある物がボロボロになってしまったので、できたら 買い直したいです(場合によっては二、三冊くらいまとめ買 いするかも)。 日本のロックの裏面史を知る上でも有効・・・か?(2004/11/24) 国家とイデオロギー 【著者】アルチュセール 『科学者のための哲学講義』と同様この本も重要な著作。 国家というものを考える上で、一つの枠組みを想定する のは、それなりに有効だと考えるが、アルチュセールが 呈示する図式は、今後も意味を失わないだろうと思う。(2004/11/09) 時と永遠 【著者】波多野精一 私見では西田の『善の研究』に並ぶくらいの日本 哲学の古典。これが容易に手に入らない状態とい うのは、絶対に納得いかない。できたら現代文庫 から出すようにして欲しい。岩波文庫から出たら もっとうれしいけれど。(2002/08/22) 科学者のための哲学講義 【著者】アルチュセール アルチュセールは、まだ未開拓の領域が多いままで、忘れられかけ た哲学者だと思う。特に彼と、フランスの伝統的科学認識論との関係 についての研究はいまだ本格的なものとはなりえていない。その意味 で単なるマルクス主義思想家にとどまらないアルチュセールの思想の 可能性を見出すために、この著作の復刊には大きな意義があると思う。(2002/02/01)
復刊リクエスト投票
うたかたの日々
【著者】岡崎京子
恋の花詞集 歌謡曲が輝いていた時
【著者】橋本治
日本の近現代の芸能史を知る上で一級の資料であり、また読み物としても滅法面白い。こんな本が埋もれているのは、あまりに惜しい。
これは後代にまで伝えられるべき名著。これを読まずして日本の歌謡曲史は語れないのでは?と個人的に思う。とにかく多くの人に読んで欲しいし、また、ぜひ手元に置いておきたい。(2022/11/19)
神の痛みの神学
【著者】北森嘉蔵
一刻も早い復刊を望む。(2008/03/05)
カトリックの信仰
【著者】岩下壮一/稲垣良典
プロテスタントへの批判など、今の時代の趨勢からする
と少々時代遅れという印象を受ける箇所も少なくない。し
かしこの書は、要理書という範疇を遙かに越えた大いなる
知の泉だと言って過言ではない。
とにかく師のカトリックへの熱き思いは、現代に生きる
人々の胸をも打つに違いない。
どうしてこのような良書が、カトリック信者の中でちゃん
と受け継がれていかなかったのか、本当に理解に苦しむ。今
からでも遅くない。これは日本人が誇るべき、信仰の証。一
日も早い復刊を望む。(2006/05/05)
キリスト教思想史
【著者】パウル・ティリッヒ
から鱗が落ちること請け合い(?)。とにかく、ティリッヒの息づかいが聞こえてくるかのような躍動感がこの書物全体にみなぎって、ついつい引き込まれて読み進めてしまう。
キリスト教思想史、ひいてはヨーロッパ思想史を全体的に把握するのにこの本に匹敵するものはそうそうないはず。この名著はもっともっと広く世に知られ読み継がれるべき。(2006/02/18)
新釈現代文
【著者】高田瑞穂
上がるわけではない。というより、そのような「無粋」な読み
方とは別の次元にこの本は立脚しつつ、読者に対して「一つの
こと」を語りかけていたのだと今になって思う。
受験生時代、現代文が伸び悩んでいたときに、多くの受験経
験者がこの本を薦めているので、これを買って読み、問題を問
いていった。そのとき残念ながら「たった一つのこと」をつか
みきれることはなかった。ただ、それをつかむための糸口だけ
は何とか自分のもとにたぐり寄せることができたような気がす
る。そのことを今一度確認するために、ぜひこの本を復刊して
欲しい。(2005/12/23)
自由の新たな空間
【著者】フェリックス・ガタリ&トニ・ネグリ
の書だと思う。しかし、それは硬直化したイデオロギー臭を
感じさせるものでは決してない。それでいて、生きのびるため
の闘争へと闇雲にかき立てられる、無尽蔵のエネルギーを秘めた
書。あのエネルギーはひとえにガタリとネグリが自由について
とことんまで突き詰めていった証であろう。
現代社会について考えていく上で、ヴェーユの『自由と社会的
抑圧』と合わせて読むといいと思うのは、僕だけか?
とにかくこれから時代を生き抜くために多いに示唆を与えてく
れる一冊。何がなんでも復刊すべし。(2005/11/26)
漢文法基礎
【著者】二畳庵 主人
たことで、漢文に興味を抱くようになった。
それで、かねてから興味を抱いていたこの本がすでに絶版にな
っておりアマゾンでのユーズド価格が八万の大台に乗っていると
いう事実に、思わず目が点になった。
小手先のテクニックばかりが重用しされ、物事の本質からつき
つめて考えることが軽んじられる昨今だからこそ、こういう本に
もっと光が当てられるべきだと思う。あれだけのプレミアがつい
ているというのは、やはり読み継がれるべき名著であることの証
明だろう。一刻も早い復刻を望む。(2005/10/08)
世界の名著 続5
【著者】トマス・アクィナス 著 / 山田晶 訳
SO WHAT 山口冨士夫伝説
【著者】大野祥之、ソラ・コーポレーション
その後、冨士夫は色々な形でずっとつきまとっています。「いやだ!!」と言っても逃れられないしがらみになっています。そんな僕にとって、冨士夫が自分の半生をつぶさに語ったこの本は、理屈を越えて手元に置いておかねばならない本ではないかと思います。(2005/09/09)
キリスト教とは何か
【著者】カール・ラーナー/百瀬文晃訳
プロテスタント神学者からも最も問題とされるカトリック神
学者の一人ではないでしょうか?
そしてそのラーナーの主著がこの『キリスト教とは何か』。確か
に難解です。10ページ読むのに30分くらいかかります。でも、決
してチンプンカンプンなことを言っているわけではありません。
何度も読み返すうちに段々と理解が深まってきます。その理解が
お恵みだと言ってもいいくらいです。
確かに復刊してもそんなに売れるわけではないでしょう。でも、
これはずっと出版され続ける価値のある本です。この本の難解
さは理解を拒む難解さではなく、理解のために大いなる努力を
促す難解さです。ぜひぜひ心ある読書人の方々によって、この
本の復刊を実現させてほしい。(2005/01/11)
ムージル 観念のエロス 作家の方法
【著者】古井由吉
『ムージル日記』を読んだという経緯があるもので、古井に
よるムージル論はとても興味があります。
古井にしてもムージルにしても一部の好事家以外には、なか
なか手に取られることのない作家ですが、しかし、二人とも
文学史に大きな足跡を残した人たち。出版社の心ある対応を
望みます。(2004/11/25)
ジュリアン・グリーン全集
【著者】ジュリアン・グリーン
いて、ちょっとびっくりしたことがあったが、しかし肝心の
日本語訳が全く世に出回っていないというのでは仕方がない。
大学の図書館で借りて全巻読破したものの、これは手元に置
く価値のある代物だと思う。
全集だけではなくて、主要な作品は文庫化して手軽に手に入
るようにするべきだ。(2004/11/25)
GOTTA! 忌野清志郎
【著者】連野城太郎
の一つです。
不遇時代のエピソードや、晩年の母親との逸話、複雑な生い
立ちなど下手な小説よりよほど読み応えのある話ばかり。
今手元にある物がボロボロになってしまったので、できたら
買い直したいです(場合によっては二、三冊くらいまとめ買
いするかも)。
日本のロックの裏面史を知る上でも有効・・・か?(2004/11/24)
国家とイデオロギー
【著者】アルチュセール
国家というものを考える上で、一つの枠組みを想定する
のは、それなりに有効だと考えるが、アルチュセールが
呈示する図式は、今後も意味を失わないだろうと思う。(2004/11/09)
時と永遠
【著者】波多野精一
哲学の古典。これが容易に手に入らない状態とい
うのは、絶対に納得いかない。できたら現代文庫
から出すようにして欲しい。岩波文庫から出たら
もっとうれしいけれど。(2002/08/22)
科学者のための哲学講義
【著者】アルチュセール
た哲学者だと思う。特に彼と、フランスの伝統的科学認識論との関係
についての研究はいまだ本格的なものとはなりえていない。その意味
で単なるマルクス主義思想家にとどまらないアルチュセールの思想の
可能性を見出すために、この著作の復刊には大きな意義があると思う。(2002/02/01)