greenさんの公開ページ 復刊投票コメント一覧 4ページ
復刊リクエスト投票
この作品のユニコーン同様、正しく孤高の作品です。
シュンメドリックの絶望、モリーが自分たちの姿を一瞬パノラマのように頭に思い浮かべるシーンなど、鮮やかに頭に焼きついてしまう場面が幾つも織り込まれていて、後になってそれをまざまざと思い起こすこともしばしばの傑作です。
2003/05/02
「サンディエゴ・ライト・フット・スー」の情報をちょっと眺めて、ふと思い立って検索をかけてみたら、この本復刊候補に挙がっていなかったんですね…… この本に感動された方は多いみたいなのに。
性の匂いがこれほど美しく物語性に昇華された例は他にないのではと思えるほどの作品です。往時のアメリカの田舎町のノスタルジックな雰囲気も魅力。
「サーカスもの」の作品としては、ブラッドベリの「何かが道をやってくる」より上なのではないでしょうか?
2003/05/02
コルタサルの入門編としては、岩波文庫からの短編集が価格的に手頃ではありますが、後年作品傾向が変化したこともあり、例えば私のようなホラー愛好者にとっては、この作品集の密度には到底及ばないもののように思えます。(「闇の展覧会」というホラーのアンソロジーには、コルタサルに参加を依頼したが断わられた旨が書いてありますね。)
この傑作選はこれで一冊としてあるべきものと思います。切れ味鋭い短編の愛好者のために、是非復刊を。
2003/05/01
マーティンの名はちらほら見受けられるのに、この作品がリクエストに挙がっていないのは驚きでした。マーティンらしい味わいのある作品群ですし、また「サンドキングズ」はホラーの名編として名高いのに…
個人的には挙げた作品の他に、「龍と十字架の道」とある部分でつながりを持ち、悲しみとも苦味ともなんともつかない余韻を残す「ビターブルーム」もお気に入りの一編でした。
2003/05/01
いつもの「ブッツァーティー節」の読める数々の作品の他、私個人は人生のペーソスがもう間に合わないという不安感にまで突き詰められた「夕闇の迫るころ」 や、少年の目から人生の不条理の語られる「冒?」なども印象的でした(女性読者にも受けるのでは?)。
この不安で豊かな読書体験を他の方にも是非味わっていただきたいです。
2003/04/01