11 票
著者 | トム・リーミイ |
---|---|
出版社 | 筑摩書房 (ちくま文庫) |
ジャンル | 文芸書 |
ISBNコード | 9784480026477 |
登録日 | 2003/05/02 |
リクエストNo. | 16170 |
リクエスト内容
夏ののどかな田舎町に見世物の巡業がやってくる。
町の3人の少女たちは巡業で異形のものたちと出会い、それぞれが異なる存在に魅せられてゆく。
そのころ、異形のものたちと、彼らを支配してきた団長との力関係が微妙に崩れ始めていた……
田舎町の夏のノスタルジックな雰囲気と、思春期の少女たちの熱に浮かされたような思い・性の匂い、そして背後に闇をはらんだ異形のものとの出会いが見事に絡んだ傑作。
少女たちそれぞれに降りかかってゆく運命とは……?
投票コメント
全11件
-
読んでしばらく経つとまた読みたくなるような、静かな印象を残してくれた本でした。読み終わってから、なぜこのタイトルなのかが理解でき、とても感動した記憶があります。トム・リーミイの数少ない作品の一つですので、ぜひ復刊して欲しいです。 (2006/10/17)GOOD!1
-
サンリオ文庫版もちくま文庫版も買いませんでした。GOOD!1
著者の短編集のほうは読んで気に入っていたのですがね。
おそらく、イメージ的に「サーカス物」「カーニバル物」が
あまりにも定番的すぎるからでしょう。
でも『何かが道をやってくる』より出来がいいということであれば
話は別。読んでみたくなりました。
復刊希望! (2003/05/21) -
「サンディエゴ・ライト・フット・スー」の情報をちょっと眺めて、ふと思い立って検索をかけてみたら、この本復刊候補に挙がっていなかったんですね…… この本に感動された方は多いみたいなのに。GOOD!1
性の匂いがこれほど美しく物語性に昇華された例は他にないのではと思えるほどの作品です。往時のアメリカの田舎町のノスタルジックな雰囲気も魅力。
「サーカスもの」の作品としては、ブラッドベリの「何かが道をやってくる」より上なのではないでしょうか? (2003/05/02) -
中山星香さんの本はほとんど読んでいて、最近また読んでいますがその作品がなんだったか思い出せなくてこのサイトでそういう題名だったと思い出しました。GOOD!0
細部は覚えてないのでまた読みたいです。 (2019/07/30) -
読みたいです (2012/01/29)GOOD!0
読後レビュー
NEWS
-
2003/05/02
『沈黙の声』(トム・リーミイ)の復刊リクエスト受付を開始しました。
復刊実現の投票はあなたの投票から。
復刊リクエスト投票であなたの思いを形にしましょう!
きゅー