といった、押井守監督の傑作アニメ『機動警察パトレイバー The Movie 2』の数々の名台詞、さらには、黄色い飛行船に書かれていた“Ultima Ratio”の文字も、実は、この本からの触発、或いは引用(孫引きも有り)。 また、この本、電脳を舞台とした戦争についても語っており、押井さん最大のヒット作(?)『攻殻機動隊』へもつながる内容を持ってます。何度か押井氏と対談している上野俊哉氏も、執筆者の一人。 クラウゼヴィッツ、ハイデガー、シュミット、カイヨワ等々の理論家たちを召還しつつ、戦争を、科学技術、政治、戦術、さらには戦争の形而上学…あらゆる角度から分析。今読んでも全く古くない、否、まさに今こそ読まれるべき、戦争論の必読書。押井ファンも必読。(2004/07/06)
復刊リクエスト投票
フランス語の余白に
【著者】蓮実重彦
「蓮實夫人の吹き込みテープ」はCDでお願いします。(2004/11/17)
Nudity
【著者】インディペンデンス
実は既に古本で購入済みで、カバーにやや汚れと折れが有ること以外は良品だったのですが、やはり実際にそうやって購入してみると、まっさらな新品で手に入れたいという気持ちに。
内容的には、単にヌードが主眼の作品ではなく、巻頭に「Nudity 〔名〕裸であること」とあるように、日常の生活のままの彼女が居て、自然とそこに裸の彼女も居る、といった雰囲気。或る種の写真集にあるように、ヘンにナルシスティックなアート臭を漂わせるような所が無く、好感が持てる作品。もっとぴりぴりした緊張感を漲らせた作品かと思いきや、自然体でした。
復刊する価値は有ると思います。(2004/11/15)
マヌ法典 サンスクリット原典全訳
【著者】渡瀬信之
と、意外とそんな形で、いまだマヌ法典は「哲学書」として現役のように思われます。まぁ、ホントに現役かどうかは、読んでみないと分かりませんが。
近所の図書館にも無いし、古本だと高いし・・・・・・、なんとか復刊お願いします。(2004/11/08)
ジ・オウム サブカルチャーとオウム真理教
【著者】プランク(椹木野衣/木村重樹) 編
編者たちの、ちょうど自分たちがオウム幹部らと同じ世代だという、何とも言えない気分が出版の動機になったらしく、単純に外部とも内部とも言えない立場からの分析が興味深い。(2004/07/06)
ワードマップ 戦争
【著者】市田良彦 他
「この街では誰もが神様みたいなもんさ。居ながらにしてその目で見、その手で触れることの出来ぬあらゆる現実を知る…」
「戦争はいつだって非現実的なもんさ。戦争が現実的であったことなど、ただの一度も有りはしない」
といった、押井守監督の傑作アニメ『機動警察パトレイバー The Movie 2』の数々の名台詞、さらには、黄色い飛行船に書かれていた“Ultima Ratio”の文字も、実は、この本からの触発、或いは引用(孫引きも有り)。 また、この本、電脳を舞台とした戦争についても語っており、押井さん最大のヒット作(?)『攻殻機動隊』へもつながる内容を持ってます。何度か押井氏と対談している上野俊哉氏も、執筆者の一人。
クラウゼヴィッツ、ハイデガー、シュミット、カイヨワ等々の理論家たちを召還しつつ、戦争を、科学技術、政治、戦術、さらには戦争の形而上学…あらゆる角度から分析。今読んでも全く古くない、否、まさに今こそ読まれるべき、戦争論の必読書。押井ファンも必読。(2004/07/06)
ユダヤ神秘主義とフロイト
【著者】バガン
遊学の話
【著者】松岡正剛
神の国
【著者】アウグスティヌス 著 / 服部英次郎 藤本雄三 訳
ヴィリリオ『電脳世界』
「この数多くの神々の可能性について語るために、私は聖アウグスティヌスが『神国論』のなかでおこなった深い多神教批判を拠りどころにしております」
クロソウスキー『バフォメット』(「訳者解説」)
現代の最重要級の思想家・文学者たるクロソウスキーに影響を与えていた、という一点だけでも既に、再版する価値があると言えるんですが、それに加えてこの『神の国』には、「正義の戦争」の是非を論じた箇所があるらしく、大いに気になるところ。個人としてのキリスト教徒は、他人に害を与えるよりも、むしろ害を受けるべきだ。しかし、無辜の民が危険に晒されていて、我々が力を行使する以外にそれを防ぐ手立てが無い場合、それでも闘いを放棄すべきか。それは道徳的に許されることなのか。答えは、否。ってなことが書かれているらしく、このへんから、「先制攻撃」論を考えたいところ。(2004/04/25)
イマージュの解剖学
【著者】ハンス・ベルメール/著(種村季弘、滝口修造/訳)
アキラ 絵コンテ集 1・2
【著者】大友克洋
価格も、二冊合わせて3000円みたいだし、‘買い’だな、これは。(2004/01/29)
WELCOME TO TWIN PEAKS ツイン・ピークスの歩き方
【著者】デヴィッド・リンチ他
ただし、ちょっと物語のネタバレ的な情報が入っているので、その点、ご注意を。(2003/12/05)
創作子どもSF全集 全20巻
【著者】豊田有恒 光瀬龍 福島正実 矢野徹 砂田弘他
歓待の掟
【著者】ピエール・クロソウスキー
共に手元に置いておきたい。
また、この小説の「あとがき」は、ブランショによって「今日、抽象的エクリチュ―ルがわれわれの読みに供し得る最もドラマティックなページの数々」と評されている、重要なテキスト。(『ルサンブランス』訳注より)(2003/11/20)