暗号解読事典
フレッド・B・リクソン 著 / 松田和也 訳
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著者 | フレッド・B・リクソン 著 / 松田和也 訳 |
---|---|
出版社 | 創元社 |
判型 | A5 |
頁数 | 632 頁 |
ジャンル | 専門書 |
ISBNコード | 9784422202693 |
商品内容
暗号なくして、魅力的な世界史は存在しない!
ある言葉を別の言葉で置き換える<コード>、文字を別の文字で置き換える<サイファ>、メッセージの存在そのものを隠す<ステガノグラフィ>。これら暗号学の三大分野を軸に古代エジプトからインターネット初期まで網羅的に解説した類のない読む入門事典。有名な暗号の変遷を追いながら、様々な暗号の作り方と解き方も詳説。ミステリーや戦史が好きな方でも楽しめる米国のロングセラーを完訳。人名辞典、暗号クイズ、用語一覧付。
▼目次 ※目次は、完成品とは若干違いが生じる可能性がありますがご了承ください。
≪序章 暗号学--ヒエログリフからインターネットまで≫
古代の暗号使用
聖書に見られる暗号の原型
◇暗号学の始まり
--古代ギリシアの暗号
◇ルネサンス
--キリスト教と暗号
--薔薇十字団の暗号
--フリーメーソンの暗号
--ルネサンス期のイタリアの暗号解読
◇修道院と革命
--16世紀イングランドにおける諜報活動
--バビントン謀殺事件の概要
--バビントン謀殺事件における暗号
--清教徒革命での暗号
--17世紀フランスにおける暗号解読
--17世紀のイギリスとフランスの暗号解読合戦
--17~18世紀における暗号局の創設
--アメリカ独立戦争における暗号
--アメリカ独立戦争での英国派の暗号
--アメリカ独立戦争での独立派の暗号
--アケリカ独立戦争でのクリントンの失策
--アメリカ独立戦争で独立派を制した暗号
--マリ・アントワネットと暗号
--フランス革命後の仏米関係
--XYZ事件の暗号
--トマス・ジェファソンの暗号
--アーロン・バーのスキャンダル
--ナポレオンの暗号
--ナポレオンの敗因
◇機械化の時代
--クリミア戦争における電信の使用
--アメリカ南北戦争における電信の使用
--ウィグワグの発明
--ウィグワグの本格的な使用
--南北戦争で活躍した女性間諜
--南北戦争での南軍の敗因
--1876年の大統領選における暗号
--19世紀アメリカの西部開拓と電信
◇第一次世界大戦
--第一次世界大戦での暗号
--イギリス海軍における「40号室」の設置
--ユトランドの戦いと「40号室」
--「ツィンマーマン覚書」と「40号室」
--オーストリア=ハンガリー帝国の諜報活動
--マタ・ハリの諜報活動
--アメリカの参戦と暗号編纂局
--フランス暗号局「ビュロ・デュ・シフル」の活躍
◇1920年代と1930年代
--アメリカにおけるM18の創設
--M18におけるん本の暗号解読
--米陸軍通信隊が暴いた石油利権スキャンダル
--聴音哨と「屋上団」の通信傍受
--スティムソンによる「ブラック・チェンバー」の縮小
--日本における「特務班」の設置
◇第二次世界大戦
--イギリスとドイツの暗号戦
--「エニグマ」解読の歴史
--イギリスによる「エニグマ」解読
--アメリカと日本の暗号戦
--アメリカによる「パープル」の解読
--真珠湾攻撃までの暗号解読
--アメリカ暗号局の復活
◇海戦
--ドイツの暗号解読部隊による戦果
--連合国による反撃
--「マル・コード」の解読
--JN25の解読
--珊瑚海海戦においける暗号
--ミッドウェー海戦における暗号
◇諜報と防諜
--「ローテ・カペレ」による暗号解読
--ゾルゲによる諜報活動
--ルーシー機関による諜報活動
--ドイツによるエジプトでの諜報活動
--イタリアの諜報活動
--フェラーズの失策
--様々な暗号解読機の開発
◇戦争終結
--Dデイにおける暗号
--フォーティテュード作戦の捏造
--バルジの戦いでの失敗
--山本五十六の撃墜と暗号解読
--原子爆弾と第二次世界大戦の終結
◇戦後の時代:スパイとセキュリティ
--冷戦の始まり
--ソヴィエトのスパイ活動
--FBIによるスパイ捜査
--防諜機関によるスパイ対策
--ハイハネンによるスパイ活動
--イギリスにおけるスパイたち
◇テクノロジー競争
--産業スパイの暗躍
--ジョン・ウォーカーによる機密漏洩事件
--米国内のソヴィエトへの内通者たち
--パワー・カーヴによる逮捕者たち
--合衆国の裏切者たち
◇新たな暗号--公的・私的安全性の諸問題
--新たな暗号学の必要性
--DESによる暗号化
--個人によるセキュリティ強化の時代へ
≪第1章 サイファ≫
◇転置式サイファ
--逆転置
--逆転置のヴァリエーション
--幾何学サイファ
--ルート転置法
--柵型
--柵型のヴァリエーション
--水平ルート
--牛耕式水平ルート
--垂直ルート
--牛耕式垂直ルート
--斜線ルート
--牛耕式斜線ルート
--時計回りルート
--反時計回りルート
--縦列型転置法
--空白セルのある縦列型
--斜線式縦列型
--二重縦列型
--4端転置法
--三角形および台形転置法
--単語転置法
◇換字式サイファ
--単一字換字法
--シフト・サイファ
--キーフレーズ付サイファ
--ランダム換字式サイファ
--文字数字式サイファ
--複字式
--ノック式サイファ
--複字式のヴァリエーション
--多表換字法
--円盤
--ポルタの円盤
--表[タブロー]
--鍵連鎖
--ヴィジュネル表のヴァリエーション
--多文字式サイファ、ポリグラフィック
--代数サイファ
--分割式サイファ
◇サイファ装置と機械
--サイファ装置
--トマス・ジェファソンの車輪サイファ
--ウォッズワースの装置
--ホイートストンのクリプトグラフ
--サン=シールのスライド
--円筒式クリプトグラフ
--プレッツ装置
--M-138とM-138A
--M-94
--サイファ機械の進歩
--M-209
--電気式有線ロータ
--エドワード・ヘバーンの電気暗号機
--電気式サイファ機械[ECM]とECMマークII
--SIGABA
--エニグマ
--タイペックス
--コロッサス
--レッド
--九七式欧文印字機とパープル模造機
--解読不能サイファ
--ボドー・コード、ヴァーナム・サイファ
--モーボーンのワンタイム・システム
--ワンタイム・パッド
--VICサイファ
--コンピュータ暗号
--データ暗号化規格[DES]
--2鍵暗号
--RSAアルゴリズム
--認証
--鍵生成
--量子暗号
◇暗号解析
--暗号解析技術
--多表換字法解読のヒント
≪第2章 コード≫
ノーメンクレイタ
--ノーメンクレイタの作り方
書物コード
--書物コードの作り方
コードブック
--単式コードの作り方
--複式コードの作り方
--初期国務省のコード
--第一次世界大戦におけるコード
商用コード
--第二次世界大戦前のコード
--第二次世界大戦のコード
--JN25
--日常生活のコード
コード解読
--高度暗号化コードの解読
≪第3章 信号≫
手と腕による信号
船舶旗リュウ信号
手持式シグナル用具--旗、円盤、松明
光信号
--常置灯信号
--火工品とクロノセミック・システム
--反射光と閃光
機械的信号システム
携帯式腕木信号
技術の発達
電子の戦場--信号の安全性と信号諜報戦
≪第4章 ステガノグラフィ≫
隠匿の技術
--不可視インク
--クリプトフォトグラフィ
言語的隠匿
--セマグラム
--グリル
--冗字サイフファ
現代の通信セキュリティ
--レーザーと赤外線技術
--パルス符号変調
--バースト、スパート転送
--スペクトル拡散
≪第5章 文字と言語≫
原始筆記
--絶滅した文字
--絶滅した文字の解読
--楔形文字
--エジプトのヒエログリフ
--ヒッタイトの楔形文字とヒエログリフ
--線文字B
--マヤの絵文字
未解読文字
--原始エラム文書
--インダスの印章
--線文字A
--ファイストスの円盤
--エトルリア語
--ロンゴロンゴ
--ヴォイニッチ写本
暗号的文字
--ルーン文字
--オガム文字
現代の絵文字
--日本語
特殊集団の文字と記号
--速記
--視覚障害者用の文字
--手話
人工言語と国際語
--ソルレソル
--ヴォラピュク
--エスペラント
≪第6章 人名辞典≫
≪第7章 問題と解答≫
≪第8章 付論≫
≪第9章 用語集≫
参考文献
索引
▼著者プロフィール
フレッド・B・リクソン 著
軍事史、スパイ史の大家。個人情報はほとんど不明。暗号に関しては本書を含め、3冊の著書を上梓しており、邦訳は本書が初となる。暇な時には友人たちと暗号パズルを交換したりして過しているという。2013年現在、米国のオハイオ・リヴァー・ヴァリー在住。
松田和也(まつだ かずや) 訳
翻訳家。1963年大阪市生まれ。大阪大学文学部美学科卒。近年の翻訳書に、アサンジ他『サイファーパンク』、フォン・デニケン『失われた未来の記憶』、マクラガン『アウトサイダー・アート』、ロマス『フリーメイソン シンボル事典』などがある。
※著者紹介は書籍刊行時のものです。
ある言葉を別の言葉で置き換える<コード>、文字を別の文字で置き換える<サイファ>、メッセージの存在そのものを隠す<ステガノグラフィ>。これら暗号学の三大分野を軸に古代エジプトからインターネット初期まで網羅的に解説した類のない読む入門事典。有名な暗号の変遷を追いながら、様々な暗号の作り方と解き方も詳説。ミステリーや戦史が好きな方でも楽しめる米国のロングセラーを完訳。人名辞典、暗号クイズ、用語一覧付。
▼目次 ※目次は、完成品とは若干違いが生じる可能性がありますがご了承ください。
≪序章 暗号学--ヒエログリフからインターネットまで≫
古代の暗号使用
聖書に見られる暗号の原型
◇暗号学の始まり
--古代ギリシアの暗号
◇ルネサンス
--キリスト教と暗号
--薔薇十字団の暗号
--フリーメーソンの暗号
--ルネサンス期のイタリアの暗号解読
◇修道院と革命
--16世紀イングランドにおける諜報活動
--バビントン謀殺事件の概要
--バビントン謀殺事件における暗号
--清教徒革命での暗号
--17世紀フランスにおける暗号解読
--17世紀のイギリスとフランスの暗号解読合戦
--17~18世紀における暗号局の創設
--アメリカ独立戦争における暗号
--アメリカ独立戦争での英国派の暗号
--アメリカ独立戦争での独立派の暗号
--アケリカ独立戦争でのクリントンの失策
--アメリカ独立戦争で独立派を制した暗号
--マリ・アントワネットと暗号
--フランス革命後の仏米関係
--XYZ事件の暗号
--トマス・ジェファソンの暗号
--アーロン・バーのスキャンダル
--ナポレオンの暗号
--ナポレオンの敗因
◇機械化の時代
--クリミア戦争における電信の使用
--アメリカ南北戦争における電信の使用
--ウィグワグの発明
--ウィグワグの本格的な使用
--南北戦争で活躍した女性間諜
--南北戦争での南軍の敗因
--1876年の大統領選における暗号
--19世紀アメリカの西部開拓と電信
◇第一次世界大戦
--第一次世界大戦での暗号
--イギリス海軍における「40号室」の設置
--ユトランドの戦いと「40号室」
--「ツィンマーマン覚書」と「40号室」
--オーストリア=ハンガリー帝国の諜報活動
--マタ・ハリの諜報活動
--アメリカの参戦と暗号編纂局
--フランス暗号局「ビュロ・デュ・シフル」の活躍
◇1920年代と1930年代
--アメリカにおけるM18の創設
--M18におけるん本の暗号解読
--米陸軍通信隊が暴いた石油利権スキャンダル
--聴音哨と「屋上団」の通信傍受
--スティムソンによる「ブラック・チェンバー」の縮小
--日本における「特務班」の設置
◇第二次世界大戦
--イギリスとドイツの暗号戦
--「エニグマ」解読の歴史
--イギリスによる「エニグマ」解読
--アメリカと日本の暗号戦
--アメリカによる「パープル」の解読
--真珠湾攻撃までの暗号解読
--アメリカ暗号局の復活
◇海戦
--ドイツの暗号解読部隊による戦果
--連合国による反撃
--「マル・コード」の解読
--JN25の解読
--珊瑚海海戦においける暗号
--ミッドウェー海戦における暗号
◇諜報と防諜
--「ローテ・カペレ」による暗号解読
--ゾルゲによる諜報活動
--ルーシー機関による諜報活動
--ドイツによるエジプトでの諜報活動
--イタリアの諜報活動
--フェラーズの失策
--様々な暗号解読機の開発
◇戦争終結
--Dデイにおける暗号
--フォーティテュード作戦の捏造
--バルジの戦いでの失敗
--山本五十六の撃墜と暗号解読
--原子爆弾と第二次世界大戦の終結
◇戦後の時代:スパイとセキュリティ
--冷戦の始まり
--ソヴィエトのスパイ活動
--FBIによるスパイ捜査
--防諜機関によるスパイ対策
--ハイハネンによるスパイ活動
--イギリスにおけるスパイたち
◇テクノロジー競争
--産業スパイの暗躍
--ジョン・ウォーカーによる機密漏洩事件
--米国内のソヴィエトへの内通者たち
--パワー・カーヴによる逮捕者たち
--合衆国の裏切者たち
◇新たな暗号--公的・私的安全性の諸問題
--新たな暗号学の必要性
--DESによる暗号化
--個人によるセキュリティ強化の時代へ
≪第1章 サイファ≫
◇転置式サイファ
--逆転置
--逆転置のヴァリエーション
--幾何学サイファ
--ルート転置法
--柵型
--柵型のヴァリエーション
--水平ルート
--牛耕式水平ルート
--垂直ルート
--牛耕式垂直ルート
--斜線ルート
--牛耕式斜線ルート
--時計回りルート
--反時計回りルート
--縦列型転置法
--空白セルのある縦列型
--斜線式縦列型
--二重縦列型
--4端転置法
--三角形および台形転置法
--単語転置法
◇換字式サイファ
--単一字換字法
--シフト・サイファ
--キーフレーズ付サイファ
--ランダム換字式サイファ
--文字数字式サイファ
--複字式
--ノック式サイファ
--複字式のヴァリエーション
--多表換字法
--円盤
--ポルタの円盤
--表[タブロー]
--鍵連鎖
--ヴィジュネル表のヴァリエーション
--多文字式サイファ、ポリグラフィック
--代数サイファ
--分割式サイファ
◇サイファ装置と機械
--サイファ装置
--トマス・ジェファソンの車輪サイファ
--ウォッズワースの装置
--ホイートストンのクリプトグラフ
--サン=シールのスライド
--円筒式クリプトグラフ
--プレッツ装置
--M-138とM-138A
--M-94
--サイファ機械の進歩
--M-209
--電気式有線ロータ
--エドワード・ヘバーンの電気暗号機
--電気式サイファ機械[ECM]とECMマークII
--SIGABA
--エニグマ
--タイペックス
--コロッサス
--レッド
--九七式欧文印字機とパープル模造機
--解読不能サイファ
--ボドー・コード、ヴァーナム・サイファ
--モーボーンのワンタイム・システム
--ワンタイム・パッド
--VICサイファ
--コンピュータ暗号
--データ暗号化規格[DES]
--2鍵暗号
--RSAアルゴリズム
--認証
--鍵生成
--量子暗号
◇暗号解析
--暗号解析技術
--多表換字法解読のヒント
≪第2章 コード≫
ノーメンクレイタ
--ノーメンクレイタの作り方
書物コード
--書物コードの作り方
コードブック
--単式コードの作り方
--複式コードの作り方
--初期国務省のコード
--第一次世界大戦におけるコード
商用コード
--第二次世界大戦前のコード
--第二次世界大戦のコード
--JN25
--日常生活のコード
コード解読
--高度暗号化コードの解読
≪第3章 信号≫
手と腕による信号
船舶旗リュウ信号
手持式シグナル用具--旗、円盤、松明
光信号
--常置灯信号
--火工品とクロノセミック・システム
--反射光と閃光
機械的信号システム
携帯式腕木信号
技術の発達
電子の戦場--信号の安全性と信号諜報戦
≪第4章 ステガノグラフィ≫
隠匿の技術
--不可視インク
--クリプトフォトグラフィ
言語的隠匿
--セマグラム
--グリル
--冗字サイフファ
現代の通信セキュリティ
--レーザーと赤外線技術
--パルス符号変調
--バースト、スパート転送
--スペクトル拡散
≪第5章 文字と言語≫
原始筆記
--絶滅した文字
--絶滅した文字の解読
--楔形文字
--エジプトのヒエログリフ
--ヒッタイトの楔形文字とヒエログリフ
--線文字B
--マヤの絵文字
未解読文字
--原始エラム文書
--インダスの印章
--線文字A
--ファイストスの円盤
--エトルリア語
--ロンゴロンゴ
--ヴォイニッチ写本
暗号的文字
--ルーン文字
--オガム文字
現代の絵文字
--日本語
特殊集団の文字と記号
--速記
--視覚障害者用の文字
--手話
人工言語と国際語
--ソルレソル
--ヴォラピュク
--エスペラント
≪第6章 人名辞典≫
≪第7章 問題と解答≫
≪第8章 付論≫
≪第9章 用語集≫
参考文献
索引
▼著者プロフィール
フレッド・B・リクソン 著
軍事史、スパイ史の大家。個人情報はほとんど不明。暗号に関しては本書を含め、3冊の著書を上梓しており、邦訳は本書が初となる。暇な時には友人たちと暗号パズルを交換したりして過しているという。2013年現在、米国のオハイオ・リヴァー・ヴァリー在住。
松田和也(まつだ かずや) 訳
翻訳家。1963年大阪市生まれ。大阪大学文学部美学科卒。近年の翻訳書に、アサンジ他『サイファーパンク』、フォン・デニケン『失われた未来の記憶』、マクラガン『アウトサイダー・アート』、ロマス『フリーメイソン シンボル事典』などがある。
※著者紹介は書籍刊行時のものです。
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