「男は仕事、女は家庭」-男／女の差異を本質的とみなす社会は、いかにつくられたのか。 日本とドイツにおける織物業の近代化と社会政策・保険制度の形成を解明し、「労働のジェンダー化」という観点から近代史に新...

20世紀初頭に、世界のあらゆる知識を収集して整理するという壮大な夢に取り組んだベルギーの起業家、法律家、平和活動家ポール・オトレ。出版物を分類する「国際十進分類法」の手法を考案し、「世界都市」「世界宮殿...

人間とは何か。その問いに答えるための基盤を提供する。 全世界50におよぶ地域を網羅した画期的大事典。 言語的分布や文化的分布、モチーフの共通性など、さまざまな観点からの比較から神話の持つ機能や人...

日本的な家制度が出現した中世。親子・兄弟が別居する家族システムで、人々はどのように暮らし、生き抜いたのか。鎌倉末期から室町・戦国期にかけての農業の変革、民衆の定住化、人口推移など、様々な角度から大変動の...

吉本隆明とは何者だったのか。戦後最大の思想家を単行本未収録の発言、同時代書評、豪華執筆陣の対談・エッセイによって徹底検証する。

「岩波オンデマンドブックス」シリーズにて復刻決定！ サンスクリット原典の徹底的な読み込みを通して、釈尊の元来の教えが女性の宗教的救済を認めていたこと、原始仏教は誰に対しても開かれている平等主義を貫...

体罰は日本の伝統なのか？ 家庭で、学校で、道場で、何か事件が起きるたび、何度となく体罰の是非をめぐり議論が巻き起こります。中でも根強いのが、体罰否定はたかだかここ30年の流行であり、体罰を有効に使って...

依存症とは、正常な社会と切り離され、はっきりと区別できる病気なのだろうか？ 本書は、研修医になってすぐにアルコール依存症に陥った精神科医が描く依存症の歴史である。自らの回復体験、患者の体験、過去の有名...

文化・パーソナリティ・社会の相互関連を価値の問題を軸として考察する．即ち，文化の総体をその主体的行為者との関連で理解し，価値の次元に焦点を合せてとらえる．第1部は，行為，社会体系，責任，アノミーなどを扱...

コストと価格の秘密を暴く！ 私たちが買っている商品の「価値」とは、本当に正当なものなのか？ 例えば“ビッグマック”は日本では370円、スイスでは721円、エジプトでは166円で販売されているが...

社会には競争が溢れている。勝者たり得る者はごく一握りにすぎず、多くの人は敗者になることをまぬかれえない。敗者が「敗者」の立場のままでも生きていける社会は可能なのか-。 ノンエリートがノンエリートの立場...

緻密な観察と口頭調査・統計利用により、娼婦たちの風俗と習慣、階層および心身の特徴、健康状態、娼家経営、取締と矯正の問題等々にわたり、精細に追求した古典。

「平和を願う。だから、願いを言葉に。言葉を声に。声を行動に。」 そんな思いで立ち上げられたサイト“千人祈”。最初の書き込みからわずか2日で1200を超える言葉が寄せられた。 2003年3月。反戦...

先史時代から現在まで、戦い・復讐・裁き・儀礼、そして愛の場面において行われてきた「食人」。タブーに満ちたこの行為の真相に、多数の図版と貴重な資料・証言をもとに鋭く迫る。 『死刑全書』『奇形全書』の著者...

アリストテレスは、人間は国家の外にあっては、神か動物とならねばならず、法と正義から切離されては、動物のなかの最悪のものですらあると言う。この書は、人間の政治的運命にとって最も基本的な国家の観念について、...