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著者 | ジャン・バティスト・ラシ-ヌ著 鈴木力衛 編 |
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出版社 | 筑摩書房 |
ジャンル | 文芸書 |
ISBNコード | 9784480203489 |
登録日 | 2002/04/24 |
リクエストNo. | 9198 |
リクエスト内容
ラシーヌは、十七世紀フランスの劇作家。
悲劇のラシーヌ、喜劇のモリエール、史劇のコルネイユは、フランス古典劇の三大作家だ。
(事実上フランス文学史上の三大劇作家といってよいのではないか。)
ラシーヌはイギリスのシェークスピアと並ぶ大劇作家である、と言われることもしばしばある。
それにもかかわらず、ラシーヌの作品の多くはきわめて入手しにくいのが現状だ。私はこの筑摩書房のものを15年以上探していたが、まったく手に入る見込みはない。(もっとも、忙しくて探すのを中断していた時期もあるのだが。)
先日ある書籍販売のサイトで、これをなんと3500円の定価で見つけて注文したが、あとで「取り寄せできない」との連絡があり、正直言って頭にきた。まったく人騒がせだ。
[ 収録作品 ](編者は、鈴木力衛氏)
「ラ・テバイッド(ラ・テバイード)」 「アレクサンドル大王」
「アンドロマック」 「裁判きちがい(訴訟狂)」 「ブリタニキュス」
「ベレニス」 「バジャセ」 「ミトリダート」 「イフィジェニー」
「フェードル」 「エステル」 「アタリー」
【注】「裁判きちがい」だけは、喜劇。
以上12作品(事実上の「ラシーヌ戯曲全集」)が一冊にまとまっているのは、よだれが出るような話だ。復刊されれば、これがほどほどの値段で買えることになる。(もう「3500円」は期待できないとは思うが。)
ラシーヌの作品で、今後文庫本などでふつうに手に入る可能性のあるものは、たぶん(再版も含めて)「フェードル」と「アンドロマック」と「ブリタニキュス」ぐらいではなかろうか。それを考えると(うまくいけば)こんな重要な復刊は珍しい。
投票コメント
全17件
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アタリーを読んでみたいんです。GOOD!1
たまたま読んでいたコクトーの「恐るべき子供たち」の中で、アタリーを演じた少年~~というのが出てきます。どんな悲劇なのか知りたいのですが、大手の本屋でも今は入手不可とのこと。
ラシーヌって、世界史の教科書に名前が出てくる程だから有名なのだと思っていましたが、書店で手に入る作品が2,3しか無いのは意外です。。 (2002/08/16) -
私がラシーヌを知ったのはつい最近…ある舞台を観てからです。GOOD!1
フランス文学、古典・・・今まで馴染みない分野ですが、たくさんの作品を読んでみたいと思ったときに出版されているものがないと知り愕然としました。復刊を熱望します!! (2002/04/26) -
「フェードル」や「アンドロマック」などの文庫本を、書店で見かけたことがあるが、私はそれを買わなかった。GOOD!1
ラシーヌの戯曲は、どうしてもこのような作品集で手に入れるべきだと思っていたからだ。
だいたい、日本の出版界ではシェークスピアに比べてラシーヌの扱いがあまりに低すぎると思う。
私は、シェークスピアよりラシーヌのほうがずっと好きだ。 (2002/04/24) -
興味があるので、なんとか読んでみたいです。 (2010/09/03)GOOD!0
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ラシーヌ作品は新本で買えるのは《アンドロマック》《フェードル》《ベレニス》《ブリタニキュス》だけでしょう。ほかの秀作の邦訳が消えては文学文化にとって大きな損失です。 (2010/04/17)GOOD!0
読後レビュー
NEWS
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2002/04/24
『世界古典文学全集48 (ラシーヌ)』(ジャン・バティスト・ラシ-ヌ著 鈴木力衛 編)の復刊リクエスト受付を開始しました。
復刊実現の投票はあなたの投票から。
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mk