49 票
著者 | ケイト・ウィルヘルム |
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出版社 | サンリオ |
ジャンル | 文芸書 |
登録日 | 2002/03/21 |
リクエストNo. | 8592 |
リクエスト内容
ヒューゴー賞受賞
シェナンドアの谷に鳥の歌いまは絶え、花の光いまは褪せ、すでに夏は盛りだった。
過去の大破壊を生きのびた人々の子孫は、かろうじて残った遺産を食いつぶしながら生きていた。だが、人々はすでに生殖能力のポテンシヤルを弱めていた。
廃墟となった砦の洞窟に研究所を作り、食科を確保し、科学的な調査をすすめていくこと――それだけが生存のための唯一の回答だった。こうして若い女性を生殖員としたクロー二ングによって子孫を生みだそうとしていたが、文明はとうに人間の心と愛と個性を失い、みずからが生み出したクローンと敵対していくというイロニックな立場に直面していた。戦慄と生への愛、母胎の聞を透過する優しい視線と微小なるものへの鋭敏な感受性で、クローンをテーマに今日まで書かれた最高のSFと評された脈動するメッセージである。
投票コメント
全49件
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ヒューゴ賞を受賞し、更にクローンテーマで最も優れていると話を聞くと、これは読まないといけないでしょう。GOOD!1
内容や感想からも掻き立てられるその書籍内の世界は、第三者の感想だけでは我慢できません。
せひとも自分の目で見て読んでこの小説の面白さを感じてみたいです。
サンリオSF文庫シリーズは『氷』や『パヴァーヌ』等有名な物がどんどん復刊されているので、これも復刊してほしいです!
できたら、ロザリンド・アッシュの『蛾』やピーター・ディキンスンの『緑色遺伝子』も一緒に復刊できたらまとめ買いに嬉しいと思います。 (2014/03/30) -
図書館にもないので。 (2016/09/28)GOOD!0
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作者のベスト長篇で、各賞に輝く名作なので。 (2016/01/10)GOOD!0
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読んでみたい。 (2014/12/17)GOOD!0
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最近出版された「サンリオSF文庫総解説」みても、この本はダントツ再販希望の1冊 (2014/10/13)GOOD!0
読後レビュー
タイトル | 価格 | サイト |
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鳥の歌いまは絶え | 1,276円 | アマゾン |
NEWS
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2020/05/06
『鳥の歌いまは絶え』(ケイト・ウィルヘルム 著 / 酒匂真理子 訳)の注文を開始しました。 -
2016/09/28
『鳥の歌いまは絶え』が50票に到達しました。 -
2002/03/21
『鳥の歌いまは絶え』(ケイト・ウィルヘルム)の復刊リクエスト受付を開始しました。
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ねくすコ