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著者 | 中島 将太, 小竹 泰一, 原 弘明, 川畑 公平 |
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出版社 | マイナビ出版 |
ジャンル | 専門書 |
ISBNコード | 9784839973773 |
登録日 | 2025/03/31 |
リクエストNo. | 77526 |
リクエスト内容
NSA(アメリカ国家安全保障局)が開発し、オープンソースソフトウェアとして公開した「Ghidra」を用いた実践的なリバースエンジニアリング手法について解説した書籍です。Ghidraは、ディスアセンブラやデコンパイラを備え、自動化を行うためのスクリプト機能も充実しているリバースエンジニアリングツールです。また、多くのアーキテクチャや実行ファイル形式に対応しているため、マルウェア解析やファームウェア解析、脆弱性の診断などをクロスプラットフォームで実施することが可能です。
ただし、Ghidraは高機能であるため、それらの機能を有意義に活用できるようになるには経験が必要です。そこで、本書では演習を中心に、操作方法や解析手法を効果的に学べるように構成しています。また、リバースエンジニアリング初心者は、アセンブリ言語の学習で挫折してしまいがちなので、Ghidraのデコンパイラが出力する疑似C言語をもとに解説を行い、可能な限りアセンブリ言語を読まないでリバースエンジニアリングを学べるようになっています。
基礎編(第1章から第4章)と実践編(第5章から第9章)の2つのパートから構成されています。基礎編では、リバースエンジニアリングの基礎に始まり、Ghidraの基本的な操作方法やスクリプト機能について解説しています。実践編では、LinuxのELFファイル(x64)、WindowsのPEファイル(x86)、AndroidのAPKファイルとELFファイル(ARM)を対象としたリバースエンジニアリングの演習を通して、Ghidraを用いた実践的な解析手法を学びます。実践編は章ごとに独立しているため、興味を持った章から読み進めていただいて問題ありません。Ghidraを使った解析によって検体の正体を少しずつ明らかにしていく様子は、ミステリ小説を読んでいるかのような醍醐味があります。ぜひ、本書のサンプルファイルとスクリプトをダウンロードして、一緒に動かしながら解析してみてください。
投票コメント
全1件
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日本語で読めるGhidraの希少な解説本。リバースエンジニアリングの世界で標準的なツールとなっているGhidraの解説本が手に入らないのはとても残念だからです。 (2025/03/31)GOOD!0
読後レビュー
NEWS
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2025/03/31
『リバースエンジニアリングツールGhidra実践ガイド』(中島 将太, 小竹 泰一, 原 弘明, 川畑 公平)の復刊リクエスト受付を開始しました。
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燕龍茶