18 票
著者 | 里見弴 |
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出版社 | 岩波書店 |
ジャンル | 文芸書 |
ISBNコード | 9784003190067 9784003190074 9784003190081 |
登録日 | 2024/10/27 |
リクエストNo. | 76867 |
リクエスト内容
昭和4年から6年にかけて書かれた自伝的長篇小説.作者のいわゆる「昌造もの」のひとつであり,「まごころ哲学」を具体的に表したものである.自己の真実を守りぬくことが自己完成への精進であり,またモラルでもあるとする作者の信条は,主人公昌造によって体現されている.「多情仏心」と並び称せられる代表作.
投票コメント
全18件
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最近復刊された里見弴の「君と私」を読んで、もっと里見弴やその周りの人物のことを知りたくなりました。こちらは有島武郎の心中事件を含め、有島家の兄弟について書かれているそうなので、是非とも読んでみたいです。 (2024/10/27)GOOD!3
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最近、「君と私」や「善心悪心」、「椿」などを読みました。里見弴の文章の大きな特徴として、話し声や息遣いが実際に聞こえてくるかのような会話表現があると思います。喩えるなら落語を聴いているような感じで、会話中に生じる『間』を文章で再現してしまうことには恐ろしさすら感じてしまいます。私は特に女性の話口調の表現が素晴らしいと思っていて、砕けているのに上品で、かつ色気を感じられる絶妙な匙加減が魅力的だと感じました。GOOD!2
里見弴の作品はまだ復刊されているものが少なく、その中でも「安城家の兄弟」は中々読む機会がありません。是非文庫で読んでみたいです。 (2024/10/27) -
里見弴大正期の長編として代表作のひとつに数えられることもある作品ながら、なかなか手に取りづらいうらみがあります。GOOD!2
兄有島武郎の心中などゴシップ的な面白さもありますが、さまざまな出来事をまとめて一気に読ませる手腕、練れた文体なども一読の価値あり。「小説の名人」と称賛された作者の腕を是非、あらためて読んでもらいたいところです。 (2024/10/27) -
文豪とアルケミストで、里見先生のことを知った海外司書です。GOOD!1
ゲームイベントの中でまごころについての語り部分がございます、ですがなかなか先生本が見つからなくて、もっと知りたいけどできなかったです。
ちょうど他の司書たちからFukkanというサイトを知って、復刊する可能性があるかもしれないで知りましたから、投票に参りました。 (2024/11/19) -
あまり読んだことのない作家だが、読んでみたいので投票します。 (2024/10/28)GOOD!1
読後レビュー
NEWS
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2024/11/18
『安城家の兄弟』が10票に到達しました。 -
2024/10/27
『安城家の兄弟』(里見弴)の復刊リクエスト受付を開始しました。
復刊実現の投票はあなたの投票から。
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もちもちだいふく