ガラス玉遊戯

ガラス玉遊戯

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得票数 58
著者 ヘルマン・ヘッセ
出版社 角川書店(角川文庫)
ジャンル 文芸書
ISBNコード 9784042079002 9784042079132 9784042079149
登録日 2001/10/18
リクエストNo. 6058
リクエスト内容
キリスト教が中心である時代に対し、精神による人生を人々は望み、勝利したが、やがて雑誌や新聞の文化欄のようだと称される時代が訪れた。この時代で、メディアや講演会を通じ、学術や芸術の価値ある成果が自己満足のために乱用され続けたため、ついに人々は精神に失望を感じるようになり、精神への信頼は見失われていった。救いを感じないまま、言いようのない不安のなかに人々は落ちてゆく。やがて戦争の20世紀がはじまり、そして過ぎた。
ヨーロッパのあちこちに、学術や芸術の資産を用いた芸術を試みる人々があらわれた。全ての文化的な資産を用いる芸術は、精神の権威を人々に感じさせるものとなっていき、300年以上の時をかけながら、ゆっくりと成長していった。荒廃した時代が過ぎるなか、この芸術は人々の希望をつないだ。ガラス玉遊戯と呼ばれることになったこの芸術は、西洋の音楽と東洋の瞑想の上になりたっていた。
やがて人々はガラス玉遊戯を象徴とした、カスターリエンという教育州をつくり、精神の権威を守った。カスターリエンの人達は、精神の純潔のため、あらゆる世俗的な成功から隔てられたが、そのかわり、学問や芸術への生涯が保証された。カスターリエンからは、世界中に、各分野の教師が派遣された。ガラス玉遊戯は、年々、世界中の人々が見守るなか、上演された。さらに年月がすぎる。
主人公クネヒトは、最高の権威であるガラス玉遊戯名人になる。しかし、時代の精神の最高の座につく才能とともに登場し、しだいに「生きた世間」の住人達のなかに共振していくものを見いだしていくクネヒトは、やがてこの座を捨てて、友人の子チートーの家庭教師の職を手がかりとし、世間へ下りていく。クネヒトは「伝説」のかなたへ消えていった。

投票コメント (全58件)

ヘッセの晩年の思想の集大成の作品でありにもかかわらず、現在出版されていないというのは、文化的にも大変な損失であると思います。ヘッセという作家が、日本の若者に大変受け入れられていて、その精神的な成長の手...

2001/11/24

高橋健二さん訳の「演戯」とまた違う井出さん訳のこちらの「遊戯」。 私も、限定の復刻版を買ったひとりです。(もう10年もたつのですか・・^_^;)どのページ、どの行、どのエピソードにも、含蓄があり、丁寧...

2001/10/27

この作品こそヘッセの芸術と人生の最高の果実です。その作品を多くの方が手に出来る形に是非またなってほしいと思います。 今から10年前、角川文庫の特別な復刻シリーズで出たセット本を私は見かけ次第買い集め...

2001/10/22

ガラス玉遊戯はヘルマン・ヘッセのノーベル賞作品であり、最後の小説です。これを翻訳された井手賁夫先生は、ドイツ十字勲章を受けられていたと聞いております。作品は、最後の章のみ伝説のかたちをとっている以外は...

2001/10/18

すごく読みたい。全集は高橋健二訳ではなく、自分が高橋健二訳に慣れているため。文庫なら人にも勧めやすい

2022/01/23

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ニュース

2001/10/18
『ガラス玉遊戯』(ヘルマン・ヘッセ)の復刊リクエスト受付を開始しました。

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