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著者 | ケイ、オプラー、フィッツバイン著 山田寛他訳 |
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出版社 | 星和書店 |
ジャンル | 専門書 |
ISBNコード | 9784791102181 |
登録日 | 2013/06/20 |
リクエストNo. | 57964 |
リクエスト内容
PANSSは従来の評価尺度に比べ、分裂病の症状を総合的に評価する点で優れている。PANSSを用いて評価面接を行う上で、本書は必携の1冊となるであろう。(評価表[10冊1セット] 500円 )
ケイ、オプラー、フィッツバイン著 山田寛他訳
定価5,250円(本体5,000円) B5判 並製 78頁
ISBN978-4-7911-0218-1〔1991〕
今日の精神疾患治療指針 >> 17 精神科面接,診断と各種検査 >> 精神症状評価尺度 (C)2013 IGAKU-SHOIN
陽性・陰性症状評価尺度Positive and Negative Syndrome Scale(PANSS)
統合失調症の精神状態を全般的に把握する目的で,Kayら(1991)が開発した30項目からなる評価尺度である.その内訳は陽性尺度7項目,陰性尺度7項目,それに総合精神病理尺度16項目で構成され,BPRSの18項目が全て含まれている.各評価項目は具体的な7段階のアンカーポイントで定義されており,評価は被験者との臨床面接をベースに家族や看護者から得られた情報も参考にして行う.臨床試験では標準的に使用されているが,信頼性の確立されている日本語版PANSSの解説書は,現在は販売されなくなっている.
投票コメント
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精神科領域では操作的診断基準であるDSMは、手続きにしたがって数え上げる、という操作である程度の診断が出来るので現在、きわめて広く普及した。一方、十分な訓練を受けていない、他科を専門とする医師によっても利用されて、編纂者である米国精神医学会自体が記述している危惧「各診断基準は指針として用いられるが,それは臨床的判断によって生かされるものであり,料理の本のように使われるものではない」が現実化してはいないか?GOOD!1
塩入俊樹(岐阜大学大学院教授・精神病理学分野)は「
DSMを使う上で最も大切なことは,われわれ精神科医自身の診断能力であり,言い換えれば,どれだけ精神科症候学を正確に学んできたかということである」と述べている。すでに確立し普及した診断能力の継承が必要なのですが、其れに欠くことのできないいわば「教科書」がアマゾンの古書で15000円では学生に薦めることも出来ない。本来、学会が版権を譲り受けて刊行すべきだとは思うのだが。 (2013/06/20) -
PANSSは統合失調症の日常臨床だけでなく、研究分野でも評価尺度として今なお重要な位置づけにあり、日本語マニュアルが絶版になっており手に入らない状況は非常に残念である。 (2022/05/09)GOOD!0
読後レビュー
NEWS
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2013/06/20
『陽性・陰性症状評価尺度マニュアル』(ケイ、オプラー、フィッツバイン著 山田寛他訳)の復刊リクエスト受付を開始しました。
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のはらしんのすけ