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著者 | 遠藤寛子 |
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出版社 | PHP出版社 |
ジャンル | 児童書・絵本 |
ISBNコード | 9784569280066 9784569678894 |
登録日 | 2009/08/19 |
リクエストNo. | 47720 |
リクエスト内容
以前このサイトを通じて復刊された「算法少女」の作者である遠藤寛子さんが書いた、やはり和算に関する物語です。少女小菊と、隠れキリシタンである加代(ルチア)との出会い、キリスト教に恐れを抱きながらも彼女から算用を教わる小菊。それを取り巻く「塵劫記」の吉田与七と宣教師スピノラ。黎明期の算学に一石を投じた人々の努力と、少女小菊の成長がさわやかに描かれています。ぜひ、算法少女とともにそばに置きたい本です。
投票コメント
全3件
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少女・小菊を助けてくれた美しい女性、るちあ。小菊が成長していく過程に和算の面白さも加わって、小学生ながら、とても興味を持って読んだことが思い出されます。金平糖(こんぺいとう)はポルトガル人が作り方を教えなかったために、日本人にとっては貴重なお菓子だったことや、豆板銀(まめいたぎん)と呼ばれるその時代のお金なども、この本で初めて知ったことでした。るちあから和算の手ほどきを受ける様子などもキリシタン弾圧の歴史背景とともに、印象に残っています。GOOD!1
その後、中一の時に同じく遠藤寛子さんの『算法少女』を読み、『きりしたん算用記』同様、繰り返し読みたい本のひとつになりました。絶版となっていることを知った時は非常に残念でした。図書館で探し、閉架書庫(へいかしょこ)・・普段は貸し出ししない場所・・に保管されていたその本を借りて読みました。懐かしく思うと同時に、何とかして復刻してもらいたい、という思いがつのりました。 (2009/09/23) -
「算法少女」と並び、ぜひこれも併せて読みたい、読んで欲しいと願うからです。数学の楽しさ、よさは教科書だけでは伝わりません。やはり、先人の苦労を知って体感するものでしょう。この本はそれを伝えています。また、数学好きのみならず、子どもから大人まで楽しめる本でもあります。ぜひ復刊をお願いします。 (2009/08/19)GOOD!1
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自分を嫌悪したくなる時、置かれた立場を呪いたくるような時、この薄い本にどれだけ助けていただいたかわかりません。GOOD!0
ぜひもっとたくさんの人達に読んでいただきたい本です! (2024/03/06)
読後レビュー
タイトル | 価格 | サイト |
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きりしたん算用記 | 523円 | アマゾン |
NEWS
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2012/11/22
『きりしたん算用記』販売開始しました! -
2009/08/19
『きりしたん算用記』(遠藤寛子)の復刊リクエスト受付を開始しました。
復刊実現の投票はあなたの投票から。
復刊リクエスト投票であなたの思いを形にしましょう!
紅葉