3 票
著者 | 笠井潔 |
---|---|
出版社 | 東京創元社 |
ジャンル | 文芸書 |
ISBNコード | 9784488015145 |
登録日 | 2007/07/09 |
リクエストNo. | 39111 |
リクエスト内容
第一次大戦という、人類史上初の大量殺戮戦争後、探偵小説は開花したとする持論を克明に跡付け、正面から第一次大戦を通過しなかった日本においては、それが第二次大戦後にまで持ち越されたとし、『本陣殺人事件』に始まる探偵小説第二の波を体系立てる。
横溝正史から大井広介、坂口安吾、山田風太郎、高木彬光、鮎川哲也、松本清張、中井英夫に至る画期的な戦後探偵小説論。1998年出版。
登録者の評価★★★★★★☆☆☆☆
【目次】
序章 探偵小説という時代精神
第1章 論理小説と物象の乱舞-横溝正史論
第2章 世界戦争と不徹底な戦後-大井広介論
第3章 無意味と意味と無意味-坂口安吾論
第4章 廃墟と自意識の彷徨-山田風太郎論
第5章 屍体という錘と戦争体験-高木彬光論
第6章 柩の個性と匿名の死者-鮎川哲也論
第7章 壊れた人間と平和な現在-松本清張論
第8章 戦後探偵小説の内破-中井英夫論
投票コメント
全3件
読後レビュー
NEWS
-
2007/07/09
『探偵小説論(1)氾濫の形式』(笠井潔)の復刊リクエスト受付を開始しました。
復刊実現の投票はあなたの投票から。
復刊リクエスト投票であなたの思いを形にしましょう!
abekobekobo