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三毛猫の遺伝学

三毛猫の遺伝学

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得票数 5

著者 ローラ グールド
出版社 翔泳社
ジャンル 専門書
ISBNコード 9784881355336
登録日 2007/06/18
リクエストNo. 38901

リクエスト内容

染色体遺伝学というのは大変奥が深く、高校の教科書レベルの学習を終えた初学者が次の段階に進むハードルが実は大変高い学問領域である。
ヒトであれば性を決める遺伝子はXYであるが、これが鳥だとWZであり、
雌と雄の立場はひっくり返ること。モザイクやキメラといった生物学的に
大変興味深い核型が表現型にどんな影響を与えるのか?減数分裂時におこる遺伝子組換えの実体とは?あるいはX 染色体の不活化現象等々、自然が作り上げた仕組みの、なんと複雑で精妙なことか!

三毛猫という猫も実はその素晴らしい遺伝の造形の妙なのであった。

本書は生物学に全く素人のジャーナリストが自分の三毛猫が雄である事実を知り(これは極めて希なことらしい)その理由を自分なりに研究・調査していくレポートであるが、これが素晴らしく教育的なのである。ほとんどゼロからの出発でよくここまで遺伝学の深みを理解しうるものだと感心する。そのレポートは極めてわかりやすい上質の遺伝学教科書に仕上がった。

本書読了後には、先に挙げたハードルを越えてしまっている自分に気が付くかも知れない。

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投票コメント

全5件

  • 遺伝の勉強がしたいが、巷で売られているものはわかりにくく、猫がすきというのも重なった。 (2010/12/21)
    GOOD!1
  • どんな教科書よりも素晴らしい遺伝学の入門書である。 (2008/04/13)
    GOOD!1
  • 図書館でこの本を見つけ、読みました。
    とても分かりやすく遺伝子や三毛猫の誕生する仕組みが説明してあります。
    著者の猫とのエピソードも交えられていて、エッセイを読むような楽しさもあり、是非、手元に置いておきたいと思っています。
    何度も読み返すのにふさわしい本だと思っています。 (2007/11/17)
    GOOD!1
  • 初学者が染色体遺伝学を学ぶのにこれ以上優れた導入書はないと考えられるため学生への教科書として復刊を希望します。

    染色体遺伝学について書かれた教科書はいずれも古く、しかも難解なものが多いのが現状であり、2007年現在手に入る質の良い教科書がない。当書は三毛猫の毛の色(遺伝学的にはモザイクといえる)がどうして発生するのかという極めて興味深い事象をモデルとするので、イメージが容易に想像されわかりやすい。

    廃刊は極めてもったいない書物である。教官レベルへ上手に啓蒙すれば、授業の副読本として採用され、医学生物学系の学生が大量に購入してくれることが期待できる。 (2007/06/18)
    GOOD!1
  • 昔手放した本まだあるのかなと気まぐれに検索してみたら、中古しかなくてその価格がべらぼうに高かったので。 (2023/11/12)
    GOOD!0

読後レビュー

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NEWS

  • 2007/06/18
    『三毛猫の遺伝学』(ローラ グールド)の復刊リクエスト受付を開始しました。

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