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著者 | 平沢正夫 |
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出版社 | 平凡社 |
ジャンル | 専門書 |
ISBNコード | 9784582811377 |
登録日 | 2006/08/03 |
リクエストNo. | 34817 |
リクエスト内容
人生に「甘さ」という快楽をもたらし、疲れを癒し、活力を与える食品-砂糖。この白い結晶はどのようにして作られ、どのように使われているか。どのような歴史を歩み、どのような役割を果たしてきたか。人間のからだの中でどのような働きをしているのか?虫歯や成人病との関係は?さまざまな角度から砂糖との付き合い方を考える。
ジャーナリストで、薬などに関する評論で知られる著者による砂糖論。人間に必要不可欠な物質である砂糖について、その受容史をたどり、うまい付き合い方を探る。写真は著者と、伊藤千晴、脇坂進、大村次郷、川村赳夫、松井孝夫氏が担当。平凡社カラー新書137として1980年出版。160頁、定価は700円。
登録者の評価★★★★★★☆☆☆☆
【目次】
◇カラー版16頁:人と砂糖との絆
■暮しのなかの砂糖
我が家のメニューから 砂糖なしの暮しなんて
■砂糖はどのように作られるか
見かけは同じでも さとうきび 粗糖を作る 精製糖をとるまで ビートと甜菜糖 黒砂糖の原始的工場 和三盆の芸術的製法
■砂糖は歴史とともに
高貴薬から南蛮菓子まで 搾り取られた奄美の砂糖 沖縄の黒砂糖の歴史 年産五千万斤の和糖 江戸時代の精糖技術 和菓子の普及 甜菜糖の苦難の歩み 台湾の砂糖作り 太平洋戦争の時には シュガーの語源はインドに サラセンと十字軍の役割 新大陸への移植 重商主義の支柱 ナポレオンと甜菜糖 国際化の渦中へ
◇カラー版16頁:砂糖の製造・砂糖の働き
■商品としての砂糖
砂糖の種類 世界全体の生産と消費 ゼロからの出発 貿易自由化と商社の参入 農家は保護されているか 価格管理の仕組み 国際砂糖市場の動き 豪州糖と砂糖売戻特例法 増えない家庭用消費 乾物屋からスーパーへ 砂糖以外の甘味料
■食品としての砂糖
甘さの魅力 砂糖の甘さとは 体の中での砂糖 わかりにくい適量 見える砂糖・見えない砂糖 日本料理とかくし味 砂糖の特性の利用法 虫歯-わかっちゃいるけど 肥満-ワン・オブ・ゼム
■砂糖との付き合い方
砂糖化学工場の夜明け よりよく使いこなすために
投票コメント
全1件
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あまりに身近な存在であるがゆえか、砂糖についての論考は少ないので、ぜひ復刊して欲しい。人間の探食行動の衰退についての言及など、現代にも通じる問題と思う。写真製版は現状のままでも問題なし。 (2006/08/03)GOOD!0
読後レビュー
NEWS
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2006/08/03
『砂糖』(平沢正夫)の復刊リクエスト受付を開始しました。
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箱崎 津郎