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著者 | なだ いなだ |
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出版社 | 平凡社 |
ジャンル | 文芸書 |
登録日 | 2006/06/21 |
リクエストNo. | 34311 |
リクエスト内容
-ぼくだけのパリ-ひとは、誰でもがちょっとパリまでというご時勢に、なにを寝ぼけたことを、と思うだろう。でも、ぼくは敢えてそういう。昔、パリは30日の船旅と、60ヶ月分の給料のかなたにあったのだ。ぼくたちは、自分のあごを食いしばり、干上らせてあこがれのパリに行ったのだ。今の旅行者たちが見られないパリがそこにあった。
作家のなだ いなだ氏が、若き日に訪れたパリへのオマージュとして書いたパリ讃歌。観光的な見地からではなく、庶民の住む身近なパリの魅力を語り明かす。佐藤明氏の写真も豊富で見ごたえがある。平凡社カラー新書48として1976年出版、143頁、定価は550円。
登録者の評価★★★★★★★★☆☆
【目次】
◇カラー版8頁:パリ
■ただあこがれを知るもののみ
ちょっとパリまで 嫉妬心は燃え上がる
◇カラー版8頁:ぼくだけのパリ
■来た、見た、買った、の観光客たちよ
百点満点の観光客 コキュ亭主の苦しみ
◇カラー版16頁:男と女
■ノートルダムとのめぐりあい
はじめてのパリ パリに来たんだ
◇カラー版8頁:パリの壁
■ムフタール街
ボロ自転車のおかげで さながら小劇場のように
◇カラー版8頁:パリの川
■パリと時間
パリのタイムトラベル 外国人に愛されるパリ
◇カラー版8頁:パリの街
■パリとフランス
パリが先か、パリジャンが先か パリと京都 バリケードの発明者 パリの都市計画 フランス人とパリ人 裏町のおやじのパリ気質
◇カラー版8頁:パリの夜
■学生の町パリ
アメリカ館の女の子 優遇された学生
■失われたもの
パリ祭のワルツとジプシー 消えた名優たち
■住む町
もう一度行きたいパリ 変わるパリ、変わる時代
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読後レビュー
NEWS
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2006/06/21
『ぼくだけのパリ』(なだ いなだ)の復刊リクエスト受付を開始しました。
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竜野 天馬