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罌粟栽培阿片製造法




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著者 二反長音蔵
出版社 大日本罌粟栽培阿片製造奨励会
ジャンル 専門書
登録日 2005/11/20
リクエストNo. 31561

リクエスト内容

世の中には、絶対に復刊が不可能とされている書籍が多々存在する。「オウム真理教」の初期教義書や「腹腹時計」等がそれである。そんな中で当書は、題名の通りの内容であるが、部分的に復刊は可能ではないかと思っている。著者の二反長音蔵は、「日本の阿片王」と言われた人で、日本の農村の貧しさを憂い、罌粟栽培に命をかけた人である。現在「阿片は恐ろしい麻薬」として教育されているが、植物学者や医者であっても、実際に「罌粟」の植生や生態に通じている人は少ない(「罌粟」の生物学的・農学的なマニュアルが戦后一切刊行されていない為)。ところが「罌粟」の植生を農家が広く知っていた時代があった。戦前・戦中の日本では「阿片(モルヒネ)」の買い上げを政府が独占し、中国に売り捌いていたと云うのは有名な話であるが、当然の如く「阿片」の元となる「罌粟」は日本国内で大っぴらに栽培されていた。栽培が出来たのは、当該マニュアルが広く読まれた為である。農村の隠れたベストセラーであった。内容を全部公開すると悪用する人がいるので難しいが、植物学的・農学的な内容の部分のみ復刊するのは可能であると思う。要は、麻薬に対する正しい科学的知識こそが、麻薬を撲滅するのに最も大事な事と考えられるが、只「怖い!怖い!」で臭い物に蓋をしているだけではいけない。尚、当書は、日本政府の国策に沿った(正しい?)本なので、偉い人達の揮毫もあり、愛国的な精神から書かれた物である。決して警察に睨まれるアングラな裏本の類の書物ではなく、政府のお墨付きのあった推薦書である。著者の事を「麻薬マフィア」か何かと誤解される方もいるかも知れないが、実際には、真面目な愛郷心溢れる篤農家であった。人々からも信頼され私心の無い極めて誠実な人物だったと伝わる。故郷の村は「罌粟」栽培により、大変裕福になったという。村人が豊かになったのを本当に喜んだとも伝わる。曲がりなりにもそんな人が、中国国民を阿片禍により苦しめたと考えると実に複雑である。時代が変われば勝手な「罌粟」栽培は重罪であるが、政府が奨励し推進していた時代もあったので、世の中の善悪の基準は為政者次第で実に勝手な物だと云うのが良く分かる。様々な事を考える為にも部分的にでも復刊する価値があると信じる。もし宜しければ、当方の他のリクエストも是非御高覧ください。(戦前史料多数登録中) ※ 古書店での入手難易度 ★★★★★

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投票コメント

全1件

  • 怖い本ではありません。真面目な本ですので、何卒削除されません様に。 (2005/11/20)
    GOOD!0

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NEWS

  • 2005/11/20
    『罌粟栽培阿片製造法』(二反長音蔵)の復刊リクエスト受付を開始しました。

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