17 票
著者 | 皆川達夫 |
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出版社 | 音楽之友社 |
ジャンル | エンタメ |
ISBNコード | 9784276380080 |
登録日 | 2004/10/14 |
リクエストNo. | 26372 |
リクエスト内容
現代の楽譜を見慣れたものにとっては先ず解読からはじめ
ねばならないような古代、中世からの楽譜の数々が写真入り
で簡潔な解説と共に載せられており、西洋音楽の歴史を知る
上で非常に興味深い本です。
投票コメント
全17件
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一昔前に比べると古楽、中世の音楽は手の届きやすいものになっていますが、それでもなかなかこの本のような資料を見つけることができないのが現状です。GOOD!1
著者の本は専門外の人間にも非常にわかりやすい内容となっており、音楽の歴史を知るうえでも貴重な資料のため、復刊希望です。 (2021/01/20) -
人は印刷技術が発明されるずっと前から音楽を記そうとGOOD!1
あれこれ試みてきた。楽譜は文字と違い、全ての人に
馴染みのあるものではないが、音楽をするものにとっては
本と同じように大事なものである。
この本は音楽史の大家が一般の愛好家向けに、わかりやすく、
楽譜の歴史を説いてくれている。 (2004/10/14) -
古楽のファクシミリ譜を見る機会も多く、是非とも学習したい内容です。 (2014/01/05)GOOD!0
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稀少かつ貴重な情報が画像つきで掲載されている。GOOD!0
体系的な内容で整理されているが入手困難なため (2012/12/05) -
音楽好きならば側においておきたい一冊。 (2012/07/26)GOOD!0
読後レビュー
全1件
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見て楽しい楽譜の本
西洋音楽の歴史において、楽譜は非常に大きな役割を果たしてきた。それは単なる記憶のための手段というだけではなく、20世紀には音楽を生み出す場にさえなったのである。
本書は、楽譜というものが旋律の上下の動きを示すネウマから始まり、次第に音程関係や音高を明確にし、リズムも示すようになっていくまでの変遷、またリュートや鍵盤楽器の奏法譜(タブラチュア)がどのようなものであったのを豊富な写真で示している。それらは美術品として眺めても美しいし、音という消えてしまうものをなんとか書きとめようとした往時の人々の工夫が偲ばれて、まるで音まで聞こえてくるように感じられる。。
近代記譜法―鍵盤楽器のための記譜法がこのようになったことが示されるのであるが―となった後の例としてバッハやR.シュトラウスや山田耕筰ほかの自筆楽譜が載せてあり、これまたそれぞれの作曲家の個性が表われていて非常に楽しい。現代楽譜の例はただ近藤譲氏のものがあるのみであるが、それまでの記譜法との乖離が見られて知らなかった世界を覗く面白さがある。
このような「見て楽しい」本書は、音楽好きならば是非側に置いておきたい一冊である。 (2012/07/26)
NEWS
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2004/10/14
『楽譜の歴史』(皆川達夫)の復刊リクエスト受付を開始しました。
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Puff