120 票
著者 | 松岡正剛 |
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出版社 | 工作舎 |
ジャンル | 専門書 |
登録日 | 2003/10/06 |
リクエストNo. | 19972 |
リクエスト内容
「全宇宙誌」!ご存じですか?
「すべての遊星人に贈るブック・コスモス」です。
星をテーマにしていますが、この本は類い希な「オブジェ」です!
本の中に「宇宙」を封じ込めています!
現在のようなコンピュータ全盛時代の前に到達した手の出版文化の究極です。
その証拠に、もはや、これを印刷できる職人さんがいないのです!
この本を抜きにしては、日本の出版文化は語れません!
本を愛する全ての人に!
松岡正剛【編】+杉浦康平【造本】
B5変型/上製 384頁 1979.10
全ページ漆黒の中に、論文、エッセイ、データ、写真、図像などが綺羅星のごとくちりばめられた「星書」。小口からはアンドロメダ星雲と星座図が浮かび上がる。企画・制作に7年の歳月をかけた、空前絶後のブック・コスモス。
復刊ドットコムスタッフ
編著者 松岡正剛が構想し、アートディレクター 杉浦康平らとともに7年の歳月をかけて作り上げた天文書です。1979年刊。
本全体を宇宙に見立て、全ページモノクロで統一されており、小口部分は表紙側から見るとアンドロメダ、裏表紙側から見ると星座図が出現するという、細部まで計算された装丁デザインです。書物のいたるところにギミックが仕掛けられ、刊行当時の印刷・加工の技術が凝縮されています。
現在では絶版となっており、美しい装丁の本書を手元に置いておきたいと、多くのリクエストが寄せられています。
投票コメント
全120件
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十数年前、友人に『ランダウ、リフシッツ相対論的量子力学1・2』を譲った代わりにもらったのがこの本であった。長い間、この本の価値も知らずに書棚に眠らせていたが、つい最近インターネットのオークションで高価に取引されているのを目撃し、非常に驚いた。幸いにも美本のままで保存状態が良かったのが、嬉しかった。しかし、今あらためてこの黒い大きな本を開いてみると、いまだに消えない新鮮なインクの匂いが鼻をくすぐり、黒いページに活字が星のように配置された凝った作りが印象的である。特に私は、この本のP274~P287にある内山龍雄の『一般相対性理論とは何か』がお気に入りである。とにかく『手にした者でしか実感できない幸福感を味わえる』素晴らしい本であることは確か。復刊は難しいかも知れないが、その一助になればと一票投じる。 (2006/11/12)GOOD!6
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この本を持っていますが、写真植字による組版とフィルム製版で、これだけクオリティの高いものを作るのは大変だったと思います。全ページ黒ベタ白抜き文字の紙面も凄いですが、巻末の折り込みページの印刷はとても美しいです。現代の印刷技術で再現できるのなら、復刊本もぜひ手にとってみたいです。 (2023/09/05)GOOD!1
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私はこの本のことを知るのが遅すぎました!美しい装丁と図版はぜひ実物を見てみたいです。もちろん内容も気になります。現代の学説とは異なるかもしれませんがそれも含めてこの本の世界に浸りたいです。この本を定価で購入したいです。 (2020/07/30)GOOD!1
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随分前、一度書店で見かけたことがあるが、表紙の文字が金色だったという今考えると訳の分からない理由でやめてしまった事がある。プラスチック(?)のカバーがなかったの理由の一つかも知れない。近くの古書店では3万円ほどであるがなかなか手が出ない。 (2014/05/06)GOOD!1
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ずっとずっと憧れてます、実物を見たことすらないんですが。そうだ、復刊リクエストがあるじゃないかと。GOOD!1
もう印刷できる職人さんがいないんだ、という話も聞きますが、なんとかお願いしたいです。
出版から30年以上経ち、印刷の技術も進化しているし、活版印刷も復活してきたり、紙媒体のすばらしさを大切にしていく世の中であってほしい。
再販されるその過程も本にしてほしいです、見てみたいです!! (2012/05/02)
読後レビュー
NEWS
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2016/01/18
『全宇宙誌』が100票に到達しました。 -
2003/10/06
『全宇宙誌』(松岡正剛)の復刊リクエスト受付を開始しました。
復刊実現の投票はあなたの投票から。
復刊リクエスト投票であなたの思いを形にしましょう!
スーパー鰻