60 票
著者 | 金森順次郎 |
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出版社 | 培風館 |
ジャンル | 専門書 |
ISBNコード | 9784563024079 |
登録日 | 2003/09/24 |
リクエストNo. | 19632 |
リクエスト内容
日進月歩の磁性学を基礎的事項から最新の成果までを整然とまとめた斬新な新著。理論を首尾一貫して因果関係を明確化するため、従来の"常磁性""強磁性"という個別的な解説は避け、"スピンの秩序状態""核磁性"のように系統的に説いてある点に大きな特色を持つ。また種々の原理・法則が数式的にいかに導出・記述されるかはもちろん、その物理的意味を豊富な図版・グラフ等でていねいに説き、理論と実験の相互関係を明確に示すとともに、各章末には変化に富む演習問題を多数配し読者の理解を容易にしている。物理・科学・金属工学等の学部学生及び一般技術者にとって有用な書となろう。(同書「本書の内容」より)
1. 現代の磁性学とその出発点
2. 原子の磁気モーメント
3. 交換相互作用と共有結合
4. スピンの秩序状態
5. 相転移と無秩序状態
6. 磁気異方性
7. スピンの集団運動
8. 磁性の微視的実験方法
9. 核磁性
10. 伝導電子の磁性
11. 金属の秩序磁性
投票コメント
全60件
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著者は磁性理論を創り上げてきた中心の一人であり、その研究成果に基づき深い理解のもとに書かれている。そのため説明は明解で初学者にも分かり易い。しかし、内容は高度であり本当の理解に到達するためには、挙げられている原著論文等を参照しながら読み進まなければならない。1969年の刊行であるが、本書を読みこなせば、それ以降の発展としてつけ加えなければならないことは多くはなく、その修得は容易である。物性を学ぶすべての人が読むべき名著。 (2013/06/21)GOOD!1
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名著だと聞いている。購入して読んでみたいが、古本で取引されている価格が余りに高額すぎて手が出ない。磁性体の勉強をしている学生が数多いるという現状を考えても復刊するべき書籍だと思う。培風館さんぜひ復刊を! (2013/03/02)GOOD!1
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現在の磁性理論の本は、昔からある初めて磁性理論を勉強するには少し難しい本か、なるべく数式を使わずに磁性を説明する読み物のような本など、両極端なものが多いと思います。GOOD!1
この本は磁性理論の基礎が数式等も含めてかなり丁寧に書かれており、導入書としてよいと思います。 (2007/03/24) -
1969年に出版された書籍なので,当世の感覚からすれば時代遅れになっていると思われるかもしれない。しかし磁性の基礎の部分を理解するには本書は欠かせない。総花的に書かれた固体物理学のテキストではフォローしきれない所まで丁寧に記述されていることに加え,本書以外にマトモな磁性物理学の入門書が「今なお」存在していないことも本書の価値を高める理由になる(それはそれで情けないことではあるのだが・・・)。確かに売れ線の書籍にはならないが(量子力学のテキストなどの方が数は捌けるので),出版され続けるべき書籍ではある。GOOD!1
ちょうど今,自分の研究にとって無くてはならない一冊になった本書を図書館で借りて済ませる訳にはいかないので復刊と恒常的な敢行継続を望む。 (2004/10/09) -
大学院修士1回生のものです。GOOD!1
学部のころに飛び飛びで学んだ磁性の知識を整理したいという気持ちで読みたいと思っています。
個人的意見だけでなく学部生が磁性に興味を持って学ぶには非常にいい教科書であるとの噂からも考えれば、磁石、磁性、などなどに将来かかわりたい人にその扉を開けておくべく、この本は普通に書店に並んでいてしかるべき教科書だと考えています。
少なくとも、私は欲しいです。 (2004/07/07)
読後レビュー
タイトル | 価格 | サイト |
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磁性 <新物理学シリーズ 7> | 5,170円 | アマゾン |
NEWS
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2014/05/07
『磁性 <新物理学シリーズ 7>』販売開始しました! -
2011/02/18
『磁性 新物理学シリーズ (7)』が50票に到達しました。 -
2003/09/24
『磁性 新物理学シリーズ 7』(金森順次郎)の復刊リクエスト受付を開始しました。
復刊実現の投票はあなたの投票から。
復刊リクエスト投票であなたの思いを形にしましょう!
リン