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著者 | チャールズ・シェフィールド |
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出版社 | 早川書房 |
ジャンル | 文芸書 |
ISBNコード | 9784150104900 |
登録日 | 2003/04/21 |
リクエストNo. | 15928 |
リクエスト内容
静止軌道と地上を結ぶ「軌道エレベータ」もののSF作品。アーサー・C・クラークの「楽園の泉」と並び、このアイディアの(SFにおける)元祖。
工学者ロブ・マーリンは、「ロケット王」と呼ばれながらもロケットの非効率性が気に食わない実業家レグロから、巨大な「橋」の建設を依頼される。
地上と宇宙を繋ぐ軌道エレベータ「ビーン・ストーク」。
その建設を可能にするには、ロブが地上の橋を建設するために使用している、スパイダーという機械が必要なのだ。
だが、その計画を推進中、ロブはふとしたことから、20年来の疑問であった自分の両親の死因を解く手がかりをつかむ。建設を進めながら、彼はその秘密を探っていくうちに……
と、サスペンス仕立てのストーリィですが、ハードSFファンでも納得のいく科学・工学技術描写とアイディアが詰まっています。
投票コメント
全26件
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高校生の頃だったか、この本にであった。アーサー・C・クラークの楽園の泉とともに愛読書であった。しかし、その後も何度も読み返したのはこの星ぼしに架ける橋であった。最近引越しで、本を整理したが、この本が無いことに気付いた。無いとなると、逆にどうしても読みたくなるもので、本屋をあちこち探したが、「楽園の泉」は再販されているが、星橋は見つからない!なんと、廃版になっていたとは!こんなにドラマティックで、読み応えのある本が売られていないなんて!!!GOOD!1
後世に伝えられるべき本である! (2008/03/04) -
SFの醍醐味のひとつであるスケールのでかい未来的構造物といえば「リングワールド」が代表ですが、近未来の身近なもののひとつが”軌道エレベーター”であり、クラークの「楽園の泉」というディテールの非常に凝った名作を読めば建造の過程が細かく分かったりします。この作品は人物が非常に良く描かれておりクラーク作では初めて感動のあまり読書中に涙を流してしまいました。(あとSFを読んで泣いたのはシモンズの「ハイペリオン」)それであとがきに同題材を扱った「星ぼしに架ける橋」への言及があり著者が科学者でもあるとのことで「楽園~」以上の細かい構造物のディテールや建造過程が描かれているのではないかと期待はつのるばかりであったのですが現在まで入手できず代わりに「マッカンドルー」なんかを読んではいつかシェフィールドブームが来ないかなーと復刊への手がかりを考えたりもします。 (2006/09/15)GOOD!1
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最近、Webニュースサイト HotWIRED や、なんと朝日新聞社のAERA誌でGOOD!1
まで、軌道エレベータをエクアドル沖に作る計画が報じられています。
# 素材はカーボンナノチューブだそうです。
軌道エレベータを題材にしたSF小説としては、大抵「楽園の泉」とセットで
紹介される本書ですが、悲しいことに絶版のため読むことが困難になって
います。
おそらく人類最大となるであろう建築物「軌道エレベータ」が現実に
なる日を前に、それを題材とした代表的なSF作品を是非読みたい!
ちなみに、そのニュースはこちら↓
http://www.hotwired.co.jp/news/news/technology/story/20030210302.html (2003/04/22) -
このアイディア(軌道エレベータもの)の一方の雄である「楽園の泉」にいたく感動し、読み比べてみたい!と思って書店に行ったらもう置いてなかったという……。コロンビア号の事故をきっかけに、実際の軌道エレベータ建造計画が浮上してきているそうで、(7名の宇宙飛行士には悪いけど)本書が復刊するにはまたとない好機かと。 (2003/04/21)GOOD!1
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是非読んでみたいです。 (2015/07/29)GOOD!0
読後レビュー
NEWS
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2003/04/21
『星ぼしに架ける橋』(チャールズ・シェフィールド)の復刊リクエスト受付を開始しました。
復刊実現の投票はあなたの投票から。
復刊リクエスト投票であなたの思いを形にしましょう!
おまちゃん