35 票
著者 | イエールジ・コジンスキー |
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出版社 | 角川書店 |
ジャンル | 文芸書 |
ISBNコード | 9784042433019 |
登録日 | 2002/08/01 |
リクエストNo. | 11451 |
リクエスト内容
第二次大戦末期の中欧の貧しい寒村の現実をナチス・ドイツの影に怯えながら放浪するひとりのユダヤ人の少年の目から描いた作品。
投票コメント
全35件
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ずっと昔に本屋で手に取った。ものすごく暗そうな内容に踏ん切りがつかず、ついに買わなかったが、未だに記憶に残っている、妙な意味で印象的な本。入手できても読むかどうかは、今もなおわからないが、それでも投票する。 (2004/09/25)GOOD!1
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ブローディガン『愛のゆくえ』の訳者解説で青木日出夫さんがコジンスキーの名を、共に自殺への道をたどった作家としてあげておられました。私は映画『チャンス』の原作者としてしか知りませんが、『異端の鳥』のあらすじ、および作家の経歴を見て、とても読みたくなりました。近くの図書館にもありません。復刊してもらえれば嬉しいです。 (2004/05/20)GOOD!1
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川本三郎著『走れ ナフタリン少年』の中で紹介されていたものGOOD!1
を、もう20年以上も前に読みました。
友人に貸して、その後紛失。
悲惨な境遇の少年の日々を描きながら、ラストでは不思議な明る
さを感じさせていたように記憶しているのですが、今読んでみた
ら、どんな感想を自分が持つのか、非常に興味のあるところで
す。 (2003/10/04) -
とても衝撃的な内容ですが、非常にクールと言うか淡々とした筆致によって、読み手側が客観的になれるように思います。戦争によって人がどう変質するのかを、善悪という単純な二元論を越えたところで書かれているのでは?と思いました。好悪という感情に曇らされず、読んでほしい本。GOOD!1
かつて単行本から文庫化されたにも関わらず、いまは古書店でも入手困難で、あったとしても非常に高値です。この機会に復刊され、本当に読みたい人の手に届くといいな。 (2003/07/11) -
この、陰惨でありながら美しい問題作、私は幸運にも図書館で見つけて読めましたが、以前さがしていた時、絶版で、しかも古書店では非常な高値がつき、図書館でさえ見つけにくい現状に驚きました。GOOD!1
戦争と人間の罪業を見据えるためには、決して古くならない小説だと思います。是非復刊してほしいです!
鬼才コジンスキーの名は、このまま埋もれてほしくありません。 (2003/01/04)
読後レビュー
NEWS
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2002/08/01
『異端の鳥』(イエールジ・コジンスキー)の復刊リクエスト受付を開始しました。
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