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復刊投票コメント一覧(人気順)

トリストラム・シャンディ全3巻岩波文庫

投票コメント

全146件

  • わたくしはかろうじて古本屋で入手して読みましたが、妙齢のご婦人に「あら、私も読んでみたいわ」と言われたとき、この黄変を通り越して茶変に至ったような書物をお渡しできるでしょうか。その白魚のような指がシミの浮いた酸性紙のページをめくることなど、想像するだに罪悪です。そうです。もはや復刊しかありません。 (2003/09/26)
    GOOD!3
  • 『週刊読書人』2023年2月17日号(3477号)で、中森明夫が文壇バーに出入りするようになったころに、柄谷行人から「「そんなものよりローレンス・スターンの『トリスラム・シャンディ』を読め」と言われました。読んでびっくりしましたよ。小説というジャンルは、十八世紀において、既に行き着くところまで行っていた。作中に不思議な図や記号が出てきたり、話の進行状況を曲線で描いてみせたり、そんな無茶苦茶なことを二五〇年前にやっていた。最初から小説って物凄く自由だったわけです。だから、どこまで破天荒にしても小説というジャンルは壊れない。むしろそこから真の小説の姿が経ち現われるという確信が、僕にはあるんですね」と語っているため。 (2023/02/21)
    GOOD!1
  • かの夏目漱石も読んだという文学作品。最も文学らしい文学との評を聞いて、読みたくならない読書氏はいないだろう。だがそのような作品でも手に入らなければ読めないことは確かである。近くの図書館でも古いものしかなく、状態もいいものではないので、是非復刊してもらいたい。 (2021/06/18)
    GOOD!1
  • 電子書籍化されていることもあって、この本の復刊を希望するのに強い動因は本来ないような気もするのだが、こういう古式ゆかしい小説は折角だし紙の本で読んでみたいという人は多いと思う。
    (これが無理というなら、どうも久しく復刊されていない様子のセンチメンタルジャーニーの方を。
    欲を言えば、メレディスの『エゴイスト』の翻訳も復刊して欲しい) (2020/12/23)
    GOOD!1
  • いわゆる"意識の流れ"派小説の先駆的著作とされており、文学史上多大な価値を持つのはもちろん、純粋な面白さに関しても、古今東西の名作に引けを取りません。私は原語版と岩波文庫の翻訳を両方読んだことがあるのですが、朱牟田氏の訳の巧みさや、原典の独特な構成の再現度の高さには驚かされました。日本における英文学研究においても重大な地位を占めている作品でもあると思うので、是非復刊していただきたいです。 (2020/10/28)
    GOOD!1
  • 夏目漱石がなまこのようだ、と評している作品。しかし、これを原書で読むのはハードルが高すぎるので、ぜひ復刊を。新訳が出ることはこのご時世期待するべくもないし、朱牟田さんは英文学研究の泰斗だった人なので、きっとこの翻訳はすぐれたものだと思います。 (2017/02/24)
    GOOD!1
  • 昔、高校生のころ、『感傷旅行』を読んで惹きつけられました。半分しか理解できていないと自覚し、もっと大人になってもう一度と思ったのですが、その後、いくら探してもみつかりません。そのうち、トリストラム・シャンデイの存在を知ったわけです。とても面白そうなので、早く読みたくてたまりません。 (2005/05/05)
    GOOD!1
  • マンガが文化として成熟した今、広告の仕方如何によっては数多くの読者を獲得する可能性を持っていると思われます。
    おフランスやら欧米の批評理論を読むと頻繁に引用されているのですが、日本ではいわゆる「知識人」方による言及がないのは、彼らが糞マジメなのか、はたまた怠慢なのか。
    一部の「名作」が惰性で版を重ねている状況を見ると、こういった面白そうな作品が埋もれたままというのは、実に苛立たしいです。是非復刊を、しかも手に入れやすく、手に取りやすいかたちで希望します。 (2003/10/16)
    GOOD!1
  • いとうせいこうさんが、朝日新聞でお薦めしていたので知り読みたくなり検索してみた所、夏目漱石氏もお気に入りの本でした。
    他のhpにて一寸翻訳文が紹介されていました。
    あのすっ呆けた文もっと読んでみたくなりました。
    よろしくお願い致します。 (2003/09/30)
    GOOD!1
  • イギリスはもちろんヨーロッパ、ひいては全世界の小説の歴史を考える上で、絶対に欠くことのできない作品だからです。
    物語性を排除したこの作品は、日本では受け入れづらいのかもしれません。しかし、だからこそ、日本の小説文化の更なる発展の為に、このような異端の作品を容易に入手できる環境を復活させ、保持しつづけることは大変に重要なことです。 (2002/12/14)
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  • 岩波から出てたのって、やっぱり絶版だったんですか。
    筑摩だったか集英社だったかのリチャードソン『パミラ』と
    併載された全集の方はもっているんですが、
    見開き両頁が真っ黒になるところが全然別物になってしまっているんです。
    岩波のサイズで読みたい…。 (2002/10/25)
    GOOD!1
  • トリスタン・ツァラのペンネームはこちらから取られたんですって?辻さんが仰ってましてよ。ということはもしかすると貴重な歴史的資料なのかしら?そういうものは是非とも広めなければなりません。こういうものが近所で手に入るようでなければ文明国とは申せませんわ。それともみなさんは疣猪の生肉がお好き?妾はお醤油をつければなんでもよくってよ。 (2002/05/23)
    GOOD!1
  • 岩波文庫別冊『世界文学のすすめ』でも紹介された、世界文学史上に燦然と輝く名作、というか摩訶不思議な奇書の、朱牟田夏雄による文句なしの名訳。とても250年近く前に書かれたとは思えない親密さで読者に語りかけてくる田舎紳士トリストラムのお喋りに、つい巻き込まれてしまう快感。小説技法上のいろんな実験を、決してしかつめらしい顔をせず、あくまでイタズラとして仕掛けてくる作者スターンもたいしたものなら、その一癖も二癖もある語り口をここまで自然な日本語に移し替えた、翻訳者の腕前も凄い。この本が図書館や古書店でしか読者に出会えないなんて、もったいない! (2002/05/22)
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  • 20年以上前に一度読んだだけなのに、忘れられない本です。
    こんな本があったなんて…物語という枠から自由に羽ばたいたようなこの本は18世紀のイギリスで書かれているのです!
    純粋な読書の喜びを感じさせてくれるこの本を手元に置いておきたいと思います。 (2002/04/29)
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  • 私はこれを持っています。(もともと全九巻なのが、上・中・下と3冊に分かれて収まっています。)

    この作品は、小説家で文芸評論家でもあった伊藤整氏の説によると、夏目漱石が「吾輩は猫である」を書く動機の一つになったそうです。(つまり、このような型破りな文学作品がイギリスにあったということが、夏目漱石に、やはり型破りな「猫」を書く決意をさせたということでしょう。)

    とにかく人を食った小説だ。
    主人公のトリストラム・シャンディは、(全九巻のうち)第三巻で、やっと誕生する。作者の「序文」もここらへんで出てくる。(この序文がメチャクチャ傑作だ。)
    意味不明な図形が出たり、(翻訳では)各行が「いろは」の順にはじまる文章があったりといった具合で、こんなものが英文学史上の作品として残っているのが奇跡だ。 (2002/04/26)
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  • 文学史上重要な作品だと思うし、内容を調べてみると、是非読みたいと思わせるものです。 (2024/03/11)
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  • 夏目漱石が影響を受けた小説を是非読んで見たい (2023/04/01)
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  • 小説誕生初期にして人間の闇の部分を描き出した唯一無二の名作であるから (2022/11/02)
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  • 読んでみたい (2022/07/20)
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  • ぜひ読みたい (2022/04/12)
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