雄介さんの公開ページ 復刊投票コメント一覧
復刊リクエスト投票
アルテュール・ド・リッシュモンは百年戦争後期のフランス軍大元帥としてフランスを最終的に勝利に導いた人です。のみならず、勅令隊、自由弓兵隊という常備軍を創設し、傭兵による略奪を防ぐとともに中央集権化の礎も築きました(大抵の本ではシャルル7世が1人でやったように書かれていますが、本書ではリッシュモンが強く推進したと解説されています)。そんな重要人物にもかかわらず、英雄としてはジャンヌ・ダルクの陰に隠れ、為政者としての名声はシャルル7世に取られ、正当な評価をされているとは言い難い人です。本書はそんなリッシュモン個人を扱った日本で唯一の本なので、百年戦争について理解したい人にお勧めします。
2012/02/25
アルテュール・ド・リッシュモンは百年戦争後期のフランス軍大元帥としてフランスを最終的に勝利に導いた人です。のみならず、勅令隊、自由弓兵隊という常備軍を創設し、傭兵による略奪を防ぐとともに中央集権化の礎も築きました(大抵の本ではシャルル7世が1人でやったように書かれていますが、本書ではリッシュモンが強く推進したと解説されています)。そんな重要人物にもかかわらず、英雄としてはジャンヌ・ダルクの陰に隠れ、為政者としての名声はシャルル7世に取られ、正当な評価をされているとは言い難い人です。本書はそんなリッシュモン個人を扱った日本で唯一の本なので、百年戦争について理解したい人にお勧めします。
2012/02/25
ブックオフで見つけたので買いました。親友の仇を探す男と親を殺された少女の旅という、いささか地味な内容です。勇者だの魔王だのは出てきません(打ち切られなかったらそのうち出たかもしれませんが)。戦う相手もモンスターではなく人間です。世界を救う話よりも復讐のため、食べていくためと言った私的な理由で旅をする、そんな地味系ファンタジーが好きな人にお勧めです。難点と言えばいきなり下ネタが出てくる事と、朴念仁で生活感のない主人公に好感が持てるかどうかでしょうか。
2011/03/11
著者はかつて前線で軍刀の修理を行っていた人だそうです。(特に近代戦における)日本刀の性能を理解する為には非常に重要な本と思われます。近年は「日本刀で斬れるのはせいぜい3人」という珍説がはびこっています。その説の出所は山本七平という人ですが、彼が実際にやったのは埋葬の為に仲間の死体の手足を切断したという事だけで、戦闘で用いた事はないようです(しかもその時の感想は「何か鍔や柄がガタガタグラグラする妙な感じがあった」という些細な物でした。壊れたわけでも対象を斬れなかったわけでもないのです)。また、山本は本書『戦ふ日本刀』を参考にしたと言いますが、本書には「47人斬り」をやった人の話だとか、「一戦毎に10人20人を斬る事は誇張や法螺ではない」「戦線には、何等武術の心得もなくして、実に巧妙に、如何様にも断り落とす名手が少くない」「二千振近いものの中に折れは一振も見なかった」等々、山本の説と矛盾する記述がいくつも見られると聞いております。このような妄言を廃し、真相を明らかにする為にも本書は是非復刊するべきです。
2010/05/09
著者はかつて前線で軍刀の修理を行っていた人だそうです。(特に近代戦における)日本刀の性能を理解する為には非常に重要な本と思われます。近年は「日本刀で斬れるのはせいぜい3人」という珍説がはびこっています。その説の出所は山本七平という人ですが、彼が実際にやったのは埋葬の為に仲間の死体の手足を切断したという事だけで、戦闘で用いた事はないようです(しかもその時の感想は「何か鍔や柄がガタガタグラグラする妙な感じがあった」という些細な物でした。壊れたわけでも対象を斬れなかったわけでもないのです)。また、山本は本書『戦ふ日本刀』を参考にしたと言いますが、本書には「47人斬り」をやった人の話だとか、「一戦毎に10人20人を斬る事は誇張や法螺ではない」「戦線には、何等武術の心得もなくして、実に巧妙に、如何様にも断り落とす名手が少くない」「二千振近いものの中に折れは一振も見なかった」等々、山本の説と矛盾する記述がいくつも見られると聞いております。このような妄言を廃し、真相を明らかにする為にも本書は是非復刊するべきです。
2010/05/09
タイトルに火器の誕生とありますが、鉄砲や大砲の記述にとどまらず、騎兵や槍兵との関わりや大砲に対抗するための要塞の変化など、14~16世紀のヨーロッパの戦闘・兵器について詳しく解説されています。
また、当時の文献だけでなく、現代のオーストリア・グラーツ兵器廠で行われた実銃を用いての実験も紹介されており、中近世の火器の性能を理解するには必読の書といえます。
2010/01/18
最近図書館で読みましたが、この本は数あるジャンヌ・ダルク関連書籍の中でも決定版というべき内容です。本書はジャンヌの生涯から彼女と深く関わった人物の解説、姓や武装、私生児説などに関する考察、文献の紹介まで、あらゆる知識が網羅されており、ジャンヌ・ダルクについて何も知らない人はもとより、ある程度の知識がある人にとっても得る物の多い本です。
2007/08/15