ブキの物語/クレオール民話
シュザンヌ・コメール=シルヴァン マダム・ショント 著 / 松井裕史 訳
著者 | シュザンヌ・コメール=シルヴァン マダム・ショント 著 / 松井裕史 訳 |
---|---|
出版社 | 作品社 |
判型 | 四六判 |
頁数 | 304 頁 |
ジャンル | 文芸書 |
ISBNコード | 9784861829864 |
商品内容
あまりに強欲で残酷、でも間抜けでだまされてばかりいる力の強き者と、悪知恵をたくみに使って狡猾に生きのびる、小さき者。
カリブ海の島国ハイチと仏領グアドループで採集された民話、全72話。詳細な訳者あとがきで、物語の成り立ちや植民地時代からの歴史と文化も深く理解できる。
これらの物語はとても細かい点まで、わたしたちの国の農民から集められたもので、彼らはわたしたちの伝統的民俗の一部、わたしたちの民衆の口承文学の一部を成しています。(…)民俗的な価値に哲学的な価値が加わり、ブキの物語は民衆の精神がその観念と渇望の痕跡を無意識のうちに残した国民的記念碑なのです。
(「ブキの物語」、「まえがき」より)
マダム・ショントは、これらのいろいろな話を語り部たちの口から採集しました。驚くべき道徳心と辛抱強さから、マダム・ショントは精確であることを気にかけて、細部に至るまで、翻訳することで失われてしまったであろう、この土地の味わいすべてを留めました。ありのままの話の数々が、魅力的な作品の選集を形成しています。
(「クレオール民話」、「読者へ」より)
▼目次
クレオール民話 マダム・ショント
読者へ Ch・モワナク
第一部 民話
--ジャン坊やの手柄 ジャン坊やと大男
--ジャン坊やとちびのマリ
--どうして背中に溝があるのか
--ジャン坊やと怒らない旦那
--阿呆のジャンのはなし 阿呆のジャン
--さまざまな民話 シカ坊や
--青ひげ
--サンドリヨン
第二部 寓話
--ザンバとウサギのものがたり ウサギがザンバを馬にする
--ザンバとウサギが市場でお母さんを売る
--ザンバとウサギが王様の牛を殺す
--ザンバとカネフィスのたまご
--ウサギがザンバのシロップを飲む
--ザンバとウサギがイラクサの野原を耕す
--ウサギがザンバの魚を盗む
--ウサギとザンバのヤムイモ
--どうしてウサギは四本足で歩くのか
--ウサギが家を建てるためにしたこと
--さまざまな寓話 どうしてカメの甲羅は割れているのか
--どうしてクモの腰は細いのか
--どうしてサルとイヌはしゃべらないのか
ブキの物語 シュザンヌ・コメール=シルヴァン
--まえがき
--一 ブキの風呂
--二 どうしてサルは話さなくなったのか
--三 ミゾ
--四 ブキとマリスがお母さんを売る
--五 ヒツジの国のブキ
--六 ヒツジの仕返し
--七 カブリの仕返し
--八 ホロホロチョウ狩り
--九 泥棒の泥棒
--十 馬具をつけたブキ
--十一 ブキの結婚
--十二 ヤムイモ畑
--十三 マリスが決してブキをゆるさなかったこと
--十四 カングアメールの象
--十五 また別の象の話
--十六 トウェ……ファ……マロレ
--十七 モンプレジール
--十八 クジラどんの賭け
--十九 王様の泉
--二十 マリス、おお! お前が正しい
--二十一 ブキのお通夜
--二十二 マリスがおじさんにひどいいたずらをし続けることについて
--二十三 その名のとおりのマリス
--二十四 勝ち取った雄牛
--二十五 いちばん仕事をする者
--二十六 魔法のイチジクの木
--二十七 洗礼
--二十八 マリスが結婚を望む
--二十九 ミュロミュバ
--三十 マリスがもう少しだけ知恵がほしいと神様にお願いしに行ったのが見られたことについて
--三十一 マリスの結婚
--三十二 宮殿のマリス
--三十三 魚のたまご
--三十四 また別のたまごの話
--三十五 ガチョウたち
--三十六 サルとブキ
--三十七 小さなカブリの悪知恵
--三十八 リゼット
--三十九 灰売りのブキ
--四十 魔法の壺
--四十一 思わぬ当たり
--四十二 体のない頭
--四十三 カブリティの変わり身
--四十四 ヴィルヴォルト
--四十五 サル、マリス、ブキ
--四十六 マリスとソソ
--四十七 コンペ・アンヴォワジュテが相変わらず馬鹿をやらかしたことについて
--四十八 マリスどんの賭け
--四十九 ブキ一家の最期
--五十 マリスの最期
訳者あとがき
カリブ海の島国ハイチと仏領グアドループで採集された民話、全72話。詳細な訳者あとがきで、物語の成り立ちや植民地時代からの歴史と文化も深く理解できる。
これらの物語はとても細かい点まで、わたしたちの国の農民から集められたもので、彼らはわたしたちの伝統的民俗の一部、わたしたちの民衆の口承文学の一部を成しています。(…)民俗的な価値に哲学的な価値が加わり、ブキの物語は民衆の精神がその観念と渇望の痕跡を無意識のうちに残した国民的記念碑なのです。
(「ブキの物語」、「まえがき」より)
マダム・ショントは、これらのいろいろな話を語り部たちの口から採集しました。驚くべき道徳心と辛抱強さから、マダム・ショントは精確であることを気にかけて、細部に至るまで、翻訳することで失われてしまったであろう、この土地の味わいすべてを留めました。ありのままの話の数々が、魅力的な作品の選集を形成しています。
(「クレオール民話」、「読者へ」より)
▼目次
クレオール民話 マダム・ショント
読者へ Ch・モワナク
第一部 民話
--ジャン坊やの手柄 ジャン坊やと大男
--ジャン坊やとちびのマリ
--どうして背中に溝があるのか
--ジャン坊やと怒らない旦那
--阿呆のジャンのはなし 阿呆のジャン
--さまざまな民話 シカ坊や
--青ひげ
--サンドリヨン
第二部 寓話
--ザンバとウサギのものがたり ウサギがザンバを馬にする
--ザンバとウサギが市場でお母さんを売る
--ザンバとウサギが王様の牛を殺す
--ザンバとカネフィスのたまご
--ウサギがザンバのシロップを飲む
--ザンバとウサギがイラクサの野原を耕す
--ウサギがザンバの魚を盗む
--ウサギとザンバのヤムイモ
--どうしてウサギは四本足で歩くのか
--ウサギが家を建てるためにしたこと
--さまざまな寓話 どうしてカメの甲羅は割れているのか
--どうしてクモの腰は細いのか
--どうしてサルとイヌはしゃべらないのか
ブキの物語 シュザンヌ・コメール=シルヴァン
--まえがき
--一 ブキの風呂
--二 どうしてサルは話さなくなったのか
--三 ミゾ
--四 ブキとマリスがお母さんを売る
--五 ヒツジの国のブキ
--六 ヒツジの仕返し
--七 カブリの仕返し
--八 ホロホロチョウ狩り
--九 泥棒の泥棒
--十 馬具をつけたブキ
--十一 ブキの結婚
--十二 ヤムイモ畑
--十三 マリスが決してブキをゆるさなかったこと
--十四 カングアメールの象
--十五 また別の象の話
--十六 トウェ……ファ……マロレ
--十七 モンプレジール
--十八 クジラどんの賭け
--十九 王様の泉
--二十 マリス、おお! お前が正しい
--二十一 ブキのお通夜
--二十二 マリスがおじさんにひどいいたずらをし続けることについて
--二十三 その名のとおりのマリス
--二十四 勝ち取った雄牛
--二十五 いちばん仕事をする者
--二十六 魔法のイチジクの木
--二十七 洗礼
--二十八 マリスが結婚を望む
--二十九 ミュロミュバ
--三十 マリスがもう少しだけ知恵がほしいと神様にお願いしに行ったのが見られたことについて
--三十一 マリスの結婚
--三十二 宮殿のマリス
--三十三 魚のたまご
--三十四 また別のたまごの話
--三十五 ガチョウたち
--三十六 サルとブキ
--三十七 小さなカブリの悪知恵
--三十八 リゼット
--三十九 灰売りのブキ
--四十 魔法の壺
--四十一 思わぬ当たり
--四十二 体のない頭
--四十三 カブリティの変わり身
--四十四 ヴィルヴォルト
--四十五 サル、マリス、ブキ
--四十六 マリスとソソ
--四十七 コンペ・アンヴォワジュテが相変わらず馬鹿をやらかしたことについて
--四十八 マリスどんの賭け
--四十九 ブキ一家の最期
--五十 マリスの最期
訳者あとがき
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読後レビュー
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