初書籍化となる鬼才・横田順彌による古書ミステリ。主人公の馬場浩一が馴染みの古書店で出会う古書をきっかけに本にまつわる謎に巻き込まれる。 フリーライターをしながら作家を志す25歳の馬場浩一は、街の古...

書籍を分類整理して解題目録を作る学問・目録学。中国においてそれはいかなる歴史を持つのか。 碩学が学問や書物をめぐり縦横に語る。 解説：古勝隆一

日本文学史上類を見ない特異な思索小説「意味の変容」。 併録「マンダラ紀行」「十二夜」と共に、異能の作家の全貌が明らかになる。 解説：柄谷行人

写本や発掘調査・古代文字解読から、メソ・アメリカの伝統文化に今日も生き続ける神話解釈を紹介。第一人者による密度の濃い入門書。 解説：青山和夫。 ▼著者プロフィール カール・タウベ 著 195...

生起し続ける出来事をいかに記述するか。〈物語文〉という概念を基軸に、歴史的な思考と言語のあり方を解き明かした記念碑的名著。 解説：野家啓一 ▼著者プロフィール アーサー・C・ダント 著 19...

唯一無二かつ無限に広がる奇想を描き、誰もがその功績を知る漫画家・水木しげる。稀代の俳優が大きな愛をこめて厳選した魂の作品集。 解説 佐野史郎 ▼著者プロフィール 水木しげる（みずき しげる） ...

世界中の読者に愛され、語り継がれる漫画家・水木しげる。底なしの想像力と鋭い観察眼が生んだ無二の世界へ編者が誘う作品集。 解説：ヤマザキマリ ▼著者プロフィール 水木しげる（みずき しげる）...

シベリヤの捕虜収容所で出会った人や忘れがたい光景、労働の日々を透徹した文体で描く戦争文学の名著。 詩・エッセイ・短篇を加えたオリジナル編集版。 ▼著者プロフィール 長谷川四郎（はせがわ しろう...

20億年後の〈最後の人類〉が現在の人類に語る未来の歴史。壮大な人類進化の年代記を驚異の想像力と神話的ビジョンで描く伝説的名作、改訳文庫化。 ▼著者プロフィール オラフ・ステープルドン 著 イギ...

1987年を最後に長い休筆期間にある、つげ義春。貸本時代の悪戦苦闘、衝撃を与えた「紅い花」「ねじ式」……。過去50年間の発言からマンガ家人生をたどる。

初期のSFファンタジー『オットーと魔術師』収録の表題作品を酒井駒子の挿絵と共に。みずみずしさを織り込み、鮮やかで不思議な印象を残す4作品。 ▼著者プロフィール 山尾悠子（やまお ゆうこ） 著 ...

1970-80年代はSF少女マンガ黄金期だった。黄金時代を中心に、数多い名作を残してきた作家たちの歩みとその魅力を、SF評論の第一人者が語りつくす。 伝説の名作・大作はこうして生まれた！ SF評...

江戸時代の黄表紙の傑作を集め、当時の版本のように見開きでレイアウトしつつ、現代文で読めるように訳と注を配置した黄表紙アンソロジーの決定版。江戸時代人の想像力が爆発する荒唐無稽なナンセンス文学を、当時一流...

邯鄲古城、長安城、洛陽城、大都城など、中国の城郭都市の構造とその機能の変遷を、史料・考古資料をもとに紹介する類のない入門書。 解説：角道亮介。

新旧メディアの連続と断絶。犀利な視線でニューメディアの論理を分析し、視覚文化の変貌を捉える。マクルーハン以降、最も示唆に富むメディア史。

ジャンルの枠を飛び越え、音楽を楽しみ、聴衆を楽しませたグルダの決定版自叙伝！ 「どの瞬間においてもそれが命がけであるかのように弾かなくちゃいけない」「モーツァルトはテクニックの点ではごくわずかな例...

ナチズムに民衆を魅惑させた、意外なものの正体は何か。ホロコースト史研究の権威が第二次世界大戦後の映画・小説等を分析しつつ迫る。 何によって民衆はナチズムに魅惑されたのか。本書は、第二次世界大戦後に...

100以上のブリテン諸島の巨石遺跡を巡った著者が、最新研究をもとにその謎と歴史を整理する解説書の決定版。 カラー図版多数。