ちちをかえせ ははをかえせ… 誰でも一度は耳にしたことのある「序」を持つ名詩集に中野重治・鶴見俊輔氏の解説を付した。

「アンパンマン」の生みの親・やなせたかしさんが紡いだ言葉の数々を収録。ふと苦しさを感じたとき、支えになることでしょう。

復刊の声に応え装い新たに再登場。桃尻語訳カルタのみを収録し、A5サイズでお求め安く、中高生から大人まで楽しめる百人一首の世界。

ネイティブ・アメリカンの人たちが読むインターネットのオンライン・マガジンで、１０数年間配信され続けた古典的な作品をまとめた書。今いるところをハワイに変えるための３６５の魔法の言葉を収録する。〔初版：太田...

『咒文』『黑衣聖母』『轉身の頌』の孤高の学匠詩人として知られ、翻訳・批評・研究・随筆と文藝のあらゆる分野に深遠な業績を遺した煉金道士日夏耿之介…。夏黄眠の最後の弟子として≪美の司祭≫に生涯を捧げた著者が...

子どもの誕生と成長--- そして早すぎた死。 凝縮した時間に遺された記憶の一つ一つを確かめいとおしみながら言葉に刻む19編の詩。 生まれてたった二日目で腹を切り、腸を切り取られ、まだ鼻にはチュー...

最新の研究成果にもとづき、新たな視点から追及した『更級日記』研究の集大成！ 物語作者として見直しが進む菅原孝標女の半生を再検討。 夢幻的な表現世界の向こうに潜められたメッセージを読み解き、新しい孝標...

「彼はついに＜告発＞の言葉を語らなかった。彼の一切の思考と行動の根源には、苛烈で圧倒的な沈黙があった。それは声となることによって、そののっぴきならない真実が一挙にうしなわれ、告発となって顕在化することに...

「詩人・谷川俊太郎の詩のために新しく活字を作るとしたら？」 1つのお題の元、書体設計士、活版印刷職人、手製本職人が集まり、やがて一冊の本が出来上がった。その過程を追った記録の書。

文学史に埋もれた伊達男兼殺人文筆家に光を当て、アヘンが文学に与えた影響をあざやかにひもとく。ターナー晩年の絵画のすばらしさを再評価し、詩人哲学者・コールリッジとユートピアを夢見る。ワーズワースとゴヤの奇...

たのしみは空暖かにうち晴れし春秋の日に出でありく時−この「たのしみは…」ではじまる「独楽吟」の連作で知られる幕末の歌人・国学者，橘曙覧（1812−68）は，清貧の暮しの中から生活・社会・自然を自由奔放に...

和文学は漢文学をどのように受容し、変容させて、自らの表現を育んできたのか。萬葉集から幕末の漢詩人までを視野にいれ、多様な古典の精緻な読解から、和語表現と漢語表現の比較考究を続けてきた著者の論考を集成。