なぜ人は超自然現象や死後の世界に魅せられるのか。人間精神の営みの不思議を、心霊写真の歴史とともに探る。文化現象としての心霊写真を論じ、スピリチュアリズムとは一線を画す、異色の写真論。図版多数。

快楽としての殺人 〈快楽〉だけで殺人に走れる人類は、破壊された本能の持ち主なのか。テロリズムからセックス殺人まで、残虐行為の背後にひそむ〈人間〉存在の深層を抉る！ ［本書の特色］ ● さまざま...

権力誇示の殺戮 皇帝カリギュラ、ネロ、チンギスハン、チェーザレ・ボルジアから、スターリン、ヒットラーまで、世界の歴史とは 「血塗られた」 英雄たちの系譜だったのか！ ［本書の特色］ ● さまざ...

緊急復刊!! ひとつの社会全体が崩壊しようとしている。 「パレスチナ問題」を経済学的に分析し、世界的に注目される著者が明らかにするイスラエルの占領の実態と国際社会の援助のゆくえ。ホロコースト生存者...

ジャンルを育てたレジェンドたちの証言。 少女マンガの「黄金期」は1970年代といわれているが、それまでの作家や作品の記録は多く残されていない。1953年に手塚治虫が描いた「リボンの騎士」から1972年...

ファンタジー・SF・ジェンダー。 きらめく都市空間の隅々に仕掛けられた、さまざまな魔法の網！ それが罠、妄想と知っても潔く捨てられない…。 一発逆転の「幸せ」を夢見て積み重ねられる現代の「シンデレラ...

なぜ耳男は死ななければならなかったのか。 『地底国の怪人』『メトロポリス』『38度線上の怪物』『罪と罰』-- 戦後ほどなく発表された初期作品において手塚治虫が試みたものはなんだったのか。赤本、雑誌、...

天才科学者にして稀代の神秘家の核心にせまる。 科学者としても特異な功績を残し、神秘家としても聖書解釈や死後の世界への言及などで今なお後世に影響を与えている巨人・スウェーデンボルグ。2005年、著作や手...

故郷樺太での生活の話から、日露戦争、南極探検まで 樺太アイヌ山辺安之助の口述した自伝を、若き日の金田一京助が筆録、訳出対照。故郷樺太での生活の話から、日露戦争、南極探検までが、日本語にアイヌ語のルビが...

イコノロジー的な作品の分析や、書簡の精緻な解読によって、ゴッホの孤独で苛烈な生の内部に光をあて、≪事件≫の真相を解きほぐす長篇評論。

犯罪捜査や身元確認の手段として普及し、今日の監視社会・管理社会においても重要性を保ち続ける 「指紋」。その指紋の歴史を通じて近代以降の主体や権力の変容過程を明らかにする、極めてユニークかつアクチュアルな...

物語のテクストは、多様で自由な「読み」に開かれているのだろうか？ 読者に無限の解釈を許すのだろうか？ 記号・意味・テクストをめぐるさまざまな概念を精緻に定義し、物語のメカニズムを詳細に分析する、エーコ...

魂の救済の空間とは 東大寺や法隆寺だけが美しい宗教建築ではない。著名建築家の作品だけが、先進的な現代建築ではない--。 新宗教の巨大で絢爛たる建築が、なぜ信仰の堕落・虚偽の教えの象徴とされるのか。近...