ご存じほらふき男爵ことミュンヒハウゼン男爵の語る奇想天外な冒険談。狩やいくさの話はもちろん、水陸の旅に、月旅行から地底旅行まで、自由奔放、ユーモアたっぷり、男爵が吹きまくるご自慢の手柄話に、あなたもむつ...

ラヴクラフトが多大な影響を受けた鬼才Ｗ・Ｈ・ホジスンは、異界への憧憬と恐怖を大海原に求めた。本書は、闇の海に聞こえる奇妙な声が、とある島の怪異を語る傑作「夜の声」をはじめ、死の海サルガッソーや海に浮かぶ...

「世界はぼくたちのものさ！」大志を抱き、五年後の再会と築いた富の分有を約して、世界に旅立った六人の青年たち。月日は流れ、彼らが再び集う日がやってきた。だが、そのうちの一人が客船から落ちて行方不明になった...

壊滅したはずの暗黒帝国がふたたび不穏な動きを見せ、ホークムーンは新たな宿命の渦にからめとられる。《永遠の戦士》の総集編となる《混沌》と《法》の3部作、ここに開幕！

この作品は、ひたすら官能の世界に惑溺し、恋のもつれから遂に死に至る一青年の姿を愛欲と自我の葛藤を軸として描いたもので、ダヌンツィオ（1863-1938）の世紀末的耽美主義の代表的小説である。官能的悦楽と...

18世紀の思想家ディドロの代表作。観念論に対し唯物論の立場を説く「ダランベールの夢」と「対談」、既存の性道徳を鋭く批判した「対談の続き」のほか2篇を収める。

【発行】岩波書店 【判型】文庫判 【頁数】246頁 南北戦争から帰還した旅団長エズラは妻クリスティーンとその愛人ブラントに毒殺される。娘ラヴィニアはこれを知り、弟オリンをそそのかしてブラントを射殺する...

【発売】早川書房 【判型】文庫 霧の中、沼地の方から馬車が来る。少し遠ざかったかと思うと、水が引き、吸いこまれ、渦まく奇妙な音、続いてうろたえた馬のいななき、そして子どもの泣きさけぶ声。―孤立した〈う...

次元航行装置の破壊により世界は変貌した。狂気の淵をさまようホークムーンは、奪い去られたイッセルダを求めて旅に出る。《永遠の戦士》の戦いを描く３部作いよいよ佳境に。

【発行】東京創元社 【判型】文庫 【備考】東京創元社文庫復刊フェア２００４対象書籍 毒殺されたと推定されるのに胃から毒物が検出されぬ謎。単なる水をのんでは、つぎつぎと倒れる被害者。ただの水に、果たして...

ジイド（1869-1951）が贋金使用事件と少年のピストル自殺という二つの新聞記事に着想を得て、実験的手法で描いた作品。私生児の生れに劣等感を抱く青年や作家の分身とも思われる作家、少年を使って贋金を流す...