一般史学および哲学との関連から音楽史を問い直し、音楽史学の、さらに広く音楽学の根本的な諸問題をきわめて鋭く剔出した「音楽史の理論」書。

「集団の夢」の偉大なる蒐集家ヴァルター・ベンヤミン。その特異な大著『パサージュ論』の思考の核心を解き放つ画期的な読解。

ローマ最大の弁論家・政治家・哲学者キケロ。カエサルやアントニウスとの不和、歴史的な名言、演説、手紙を織り込みながらその激動の生涯を生き生きと描く。

解釈学の巨匠に若き学徒が挑戦的に問いかけた哲学対話。ガーダマーの思考を現代哲学の地平においてとらえ直し、その生涯を明快に浮かび上がらせる。

バークやカントら諸理論を思想史的にたどりつつ、近代的な芸術観の特質を明らかにし、美やアートに対するわれわれの思考そのものに変容を迫る。

反事実的条件法、素質、帰納法など、＜非現実＞的なものに対して、経験論哲学はどのような解決を試みるのか。

数学の真理は一種の規約によって生み出されるとする規約主義の立場が破産し、60年代後半に数学の哲学は復興した。ゲーデルの論文2本ほかを収録。

ハイデガーの存在思惟で、我々が学ばざるをえないのは、本書における現存在の本来的かつ非本来的両性格の分析・哲学の過程である。 ▼こちらもチェック！ ◎『 存在と時間 上』

ハイデガーの存在思惟で、我々が学ばざるをえないのは、本書における現存在の本来的かつ非本来的両性格の分析・哲学の過程である。 ▼こちらもチェック！ ◎『 存在と時間 下』