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英雄の生涯さんのページ

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レビュー

  • 一神教全史 上 ユダヤ教・キリスト教・イスラム教の起源と興亡

    大田俊寛

    基礎知識に差があることを認識しました

    ユダヤ教、キリスト教、イスラム教の起源から世界史における位置付けを概ね年代順に整理して解説しているので、手元で参照する便覧としても良いと思いました。
    通して読んでみて、旧約聖書や新約聖書に比べて、自分のイスラム教に関する基礎知識が希薄なことを認識しました。まず、イスラム教に関して、残念ながら人名が頭に入って来ないです。(2023/06/11)

  • イラストでわかる日本の甲冑

    渡辺信吾(ウエイド)

    時代劇を見るときの参考書

    分かりやすいイラストのおかげで、NHKの大河ドラマなどの武将が合戦装束で登場する場面で、大将と副官等との甲冑の差違に気付くようになりました。
    イラスト作成にあたり根拠とするための確たる資料が不足していることによって推測で補った点などが示されているのは誠実な対応だと思いました。(2021/03/07)

  • イエズス会がみた「日本国王」 天皇・将軍・信長・秀吉

    松本和也

    文書を読み解く面白さ

    一般読者向けの書籍です。
    フランシスコ・ザビエルをはじめとしたイエズス会メンバーが残した文書から、キリスト教布教を目的としたイエズス会が当時の日本の権力構造をどのように捉えていたのかを読み解いています。常識的には、天皇、室町幕府の将軍、信長、秀吉あたりがイエズス会が対象にしていた権力者たちだろうと思っていましたが、そもそも、当時の日本人の権力者達の呼称も現代とは異なっているので、イエズス会の文書に出てくる「国王」は誰を指しているのかを読み解く過程は、推理小説を読んでいるような面白さを感じました。(2020/10/09)

  • 【バーゲンブック】大阪万博

    都築響一

    振り返ってみたときの興味の対象の違い

    Expo’70の建築物(パビリオン)や構造物(お祭り広場を覆う立体トラス)などに興味があるので、それらがカラー写真で紹介されている書籍を探していて見つけた本です。大阪万博が開催された当時はそのような書籍は数多く出版されていたようですが、近年での出版は稀なので迷わず購入しました。
    実際に手に取ってみると、建築物や構造物のカラー写真も収録されていますが、著者の興味は万博会場内の構造物などではなく、開催当時の来場者や会場で働いていた人達であることが分かりました。
    私にとっては、Expo’70に関連した「人」にはまったく興味が無かったので、ある意味で新鮮でした。
    とは言え、建築派の私としては、建築物の写真がもっと載っていて欲しいと思いました。(2020/10/07)

  • 平氏が語る源平争乱

    永井晋

    判官びいき

    争っている者のうち弱い側や敗れた側に肩入れして応援することを、兄源頼朝から滅ぼされた源義経に倣って「判官びいき」と呼びますが、皮肉なことにその義経によって平家が滅ぼされた地である壇ノ浦周辺の地域では義経よりも平家を判官びいきしており、その地域出身である私は敗者としての平家に思い入れがあります。
    この本では、頼朝・義仲の挙兵、清盛の死後、正に瓦解していった平家に属する人々の行動を文献を引きながら出来るだけ時系列で示しています。心情的に肩入れしている読者にとってはクールな記述だと感じるところもあります。戦闘の概要は平家物語に出てくることくらいはザッと頭に入っていないと、スラスラとは読めないと思いました。(2018/12/30)

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