復刊ドットコム

新規会員登録

新規会員登録

T-POINT 貯まる!使える!

ウルリヒさんのページ

復刊リクエスト投票

  • 生きる歓び

    【著者】エミール・ゾラ

    徳田秋声の女を主人公にした自然主義小説にもっとも近いフランスの自然主義文学がゾラの『生きる歓び』だと思う。(2022/08/20)
  • 影の獄にて

    【著者】L・ヴァン・デル・ポスト 著 / 由良君美 富山太佳夫 訳

    わたしは「戦場のメリークリスマス」が公開される1年以上前に、原作の『影の獄にて』の邦訳初版本を購入して読んだ。今から40年以上前の学生時代のことである。内省的で美しい心理小説の傑作だった。そのあと大島渚監督の映画を見たが、これも東洋と西洋の激突と和解を描いたすぐれた作品だった。原作本は映画公開後かなり売れたはずだが、今では古本屋にもあまり出回っていないらしい。わたしのように大事に本棚に保管している人が多いのではないか。それだけ愛着が湧く本だからである。(2022/01/23)
  • 失われた横顔

    【著者】フランソアーズ・サガン

    サガンの新潮文庫といえば、ショッキングピンクの背表紙とビュッフェのカバー画が定番だった。わたしの手許には『一年ののち』『すばらしい雲』『失われた横顔』のジョゼ三部作がある。いずれも古本屋で見つけて買い集めたものである。個人的には入手困難な本を古本屋で探すのは好きだが、どうしても新本が欲しいという人もいるようなので、復刊希望に一票を投じることにする。(2022/01/12)
  • 円陣を組む女たち

    【著者】古井由吉

    古井由吉が亡くなって2年経つが、同世代の大江健三郎ももはや小説を書かなくなっており、現代日本文学最高の作家二人の作品歴を俯瞰したくなる。大江の場合は幸いにも全集が刊行されているが、古井の自撰作品全8巻は抜け落ちた作品が多すぎる。彼の第一作品集『円陣を組む女たち』も抜け落ちており、現在どこからも文庫すら出ていない。これには処女作「木曜日に」が含まれていて、『杳子』、『山躁賦』、『鐘の渡り』などに連なる彼の山の小説として重要である。(2022/01/03)
  • 夜よゆるやかに歩め

    【著者】大江健三郎

    現在、講談社から刊行されている『大江健三郎全小説』にも収録されなかった幻の恋愛小説。新潮文庫のナボコフ『ロリータ』の解説で、大江は自分がロマンチックな小説を書かなかったというが、実際は『夜よゆるやかに歩め』を書いている。本の形態は二種類、中央公論社のハードカバーと講談社ロマン・ブックス(新書サイズ)である。どちらも古本は高騰化している。大江の小説を愛読する人はできれば読んだ方がいい。他の小説にはないロマンチックな雰囲気を楽しめるだろう。(2021/09/11)

もっと見る

T-POINT 貯まる!使える!