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著者 | ウィリアム・フォークナー 著 / 佐伯彰一 訳 |
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出版社 | 講談社 |
ジャンル | 文芸書 |
ISBNコード | 9784061982413 |
登録日 | 2020/09/10 |
リクエストNo. | 70154 |
リクエスト内容
「生きてるのは、つまりは、長いあいだじっと死んでいれるようにと準備する為じゃ」という父の言葉にとりつかれたアディは、夫に、自分の遺体を父の眠るジェファソンまで運んで埋めるように遺言を残して死ぬ。家族六人は洪水で橋が流失した川を棺桶と共に渡る。十五人の五十九回にわたる内的独白からなるこの小説は、南部の貧農一家を立体的に描き出す。
(講談社ホームページより)
投票コメント
全4件
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ウィリアム・フォークナーには『響きと怒り』と『アブサロム、アブサロム!』という代表作があるが、長さはその半分に満たないながらも、『死の床に横たわりて』は質的にもその2作に次ぐ秀作である。各人の内的独白のみによる構成という発表当時では斬新で前衛的な手法と近代的自我以前の土着性という題材とがダイナミックに激突し、めざましい成果を上げている。これは多くの人に読んでもらいたい。 (2023/12/24)GOOD!1
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難解とされるフォークナー作品の入門として手頃な長さだから。一度、筑摩書房の文学全集で読み、感銘を受けたが文庫で買えないと聞き、投票した次第。 (2022/12/21)GOOD!0
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娘がフォークナーの作品が好きなので。題名が印象的ですね。 (2020/09/10)GOOD!0
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読んでみたいから (2020/09/10)GOOD!0
読後レビュー
全1件
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もしかしたら一番初心者向けかもしれない
フォークナーといえばとにかく難解で重厚、ひたすらに読みにくい……。というとっつきづらい作家みたいに語られますが、今作はストーリーラインもそこまで複雑ではなく、キャラも立っていて、そこまで長くなりません。この小説がもう少し入手しやすくなれば、もう少し読者人口も増えるかもしれません。 (2023/02/22)
NEWS
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2020/09/10
『死の床に横たわりて』(ウィリアム・フォークナー)の復刊リクエスト受付を開始しました。
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ウルリヒ