軒 国彦さんのページ
レビュー
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20ヵ国語ペラペラ 私の外国語学習法
半世紀前に購入したが……
懐かしいお名前を拝見し、書棚を探って「二十カ国語ペラペラ」を取り出しました。
私も含め、言語機能が他人より劣っていそうだと考える人に限って、こういう本に手を出すのではと思いますが、1969年6月に再版(380円)を購入して半世紀を閲しましたが、言語能力はやはり全く進化していません。
やはり手を出してしまった、同じ他国語ペラペラの方が書いた本に
新名美次著「40カ国語習得法」(1994年、講談社ブルーバックス)がありますが、こちらは2015年に
新名美次著「50カ国語習得法」とバージョンアップして新に刊行されました。「20年でプラス10カ国語か」と感心して、懲りもせず購入しましたが、感心しただけで終わっています。
種田さんも当時の勢いだと、習得言語も増えていそうですが、ネットを調べて、2017年に79歳で亡くなられたことがわかりました。
著書に自らを「語学気狂い」と書いておられました。これも今となっては懐かしい言葉になってしまいました。
楽しい夢をありがとうございました。(2022/04/20) -
英和笑辞典
いつまでも手放したくない本
1961年(53年前!)に出版されてすぐに買いました。
面白かったので転勤、引っ越しの度に持ち歩き、かなりくたびれてきましたが、まだまだ全体を理解するには至っておらず、買い換えたい気持ちです。
日本語の洒落が分らない日本人が結構多いのですが、英語の洒落を分るにはかなりの語学力が必要でしょう。この「英和笑辞典」の魅力は、英語が苦手な人に英語の洒落を日本語で分かりやすく紹介してくれていることです。
この種の辞典は英語圏ではいくつか出ているようで、「笑辞典」にも米国の Esar's Comic Dictionary の許諾を得た、などと書いてあります。幅は文庫、新書と同じで、高さは文庫と新書の間で、たかだか122頁の本ですが、再刊が困難なのはこの「許諾」の関係や著者の郡司さんが既にお亡くなりになっているためかもしれません。
この Esar's Comic Dictionary は日米の Amazon でいまも買えるみたいです。うれしいことに「クリックなか見!検索」機能がついていて、「a」の項目が一部見られます。(米 Amazon でログインすると「t」の一部も見られそう)
見られる範囲で Esar's と笑英和を比較してみると、笑英和には笑英和独自の項目が多いようです。笑辞苑、一知半解辞典などの著者でもある郡司さんのユーモア力でフツーの日本人にも分るようになっているのでしょう。
ちなみに笑英和、値段は150円でした。(2014/04/19)
復刊リクエスト投票
デュメジル・コレクション 全4巻
【著者】ジョルジュ・デュメジル
新訳孟子
【著者】穂積重遠
大乗起信論
【著者】宇井伯寿/高崎直道
ギリシア語文法
【著者】高津春繁
残念ながら、外国語は英語でさえ、ほとんど上達していないのであるが……。(2003/10/11)