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著者 | 著 リチャード・A・ヴェルナー、翻訳 吉田利子 |
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出版社 | 草思社 |
ジャンル | 専門書 |
ISBNコード | 9784794212313 |
登録日 | 2025/05/17 |
リクエストNo. | 77691 |
リクエスト内容
「本の概要
メディア掲載レビューほか
不景気が終わらない本当の理由
信用創造量が増えれば、日本の景気は必ず上向くというのが著者の持論。日本でデフレ不況が長引いている原因は不適切な金融政策にあり、ひとえに日本銀行の責任であると主張する。今年3月、かねて“プリンス”とされた福井俊彦氏が日銀総裁に就任した。本書ではこうした日銀プリンスたちの権力や影響力を明らかにしながら、日銀の本質に迫ろうとする。
著者は1980年代に日本でバブルが生まれたのは、当時の低金利がきっかけだったのではなく、日銀が銀行融資について行った非公式の指導、いわゆる「窓口指導」が要因だったと見る。86~89年まで営業局長を務め、窓口指導で過大な伸びの融資を銀行に割り当てたのが福井総裁であり、いわばバブル発生の張本人だと表現する。混迷を作り出したのが総裁自身なのだから、解決方法も最も詳しく知っている。福井総裁の在任中に景気回復するのは確実で、いつ「スイッチを入れる」かの問題だと分析する。
日銀の半分は民間所有で、政府から完全に独立している。選挙を経ずに就任した総裁がマネー供給量を決定する権力を持ち、責任を問われない。著者はこうした非民主的なシステムを批判し、日銀に明確な目標と説明責任を持たせることが必要だと説いている。
(日経ビジネス 2003/09/15 Copyright©2001 日経BP企画..All rights reserved.)
-- 日経BP企画
内容(「MARC」データベースより)
「日銀のプリンス」福井俊彦の総裁就任は何を意味するのか。新聞記者はなぜ真実を書けないのか。「構造改革」を進めるため故意に不況を長引かせる日銀の巧みな戦略を暴き、その行き過ぎた独立性に警鐘を鳴らす。」(amazonより引用)
投票コメント
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リチャード・A・ヴェルナーに興味があるから (2025/05/17)GOOD!0
読後レビュー
NEWS
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2025/05/17
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正月君