1 票
著者 | アントワーヌ・レリス |
---|---|
出版社 | ポプラ社 |
ジャンル | 文芸書 |
ISBNコード | 9784591150900 |
登録日 | 2024/11/20 |
リクエストNo. | 76969 |
リクエスト内容
2022年に映画化され、日本でも公開されましたが、なぜか邦訳は再刊されず、絶版のまま…。復刊熱烈希望します。
【 内容】
昨年11月、パリで同時多発テロ事件が起き、130人以上の死者が出る惨劇となった。このテロで妻を失った著者は、フェイスブック上でテロリストに「憎しみを与えない」と宣言、メッセージは世界を駆け巡り、3日間で20万回以上も共有された。暴力と混乱のなかに灯された言葉、人間の尊厳――。最愛の妻をテロリストに奪われた夫が、小さな息子と共に生きる希望を綴じ込んだ、胸をゆさぶるドキュメント。
【著者】アントワーヌ・レリス
1981年5月21日パリ生まれ。ジャーナリスト。元France Info、France Bleuの文化担当記者。2015年11月13日のパリ同時多発テロ事件で、バタクラン劇場にいた妻エレーヌ・ミュヤル=レリスを失う。130名以上の死者が出たテロの衝撃に恐怖と憎悪の言葉が飛び交う中、著者はフェイスブック上にテロリストに宛てた手紙を公開。最愛の人を奪った彼らに、自分の憎しみも17か月になる息子メルヴィルの憎しみも与えない、と宣言した。そのメッセージは世界を駆け巡り、3日間で20万回以上も共有された。事件から約2週間の日常の中に、幼い息子と共に生きる希望を綴り込んだ本書は、胸を揺さぶる稀有なドキュメントである。
【訳者】土居佳代子
青山学院大学文学部フランス語フランス文学科卒。主な訳書に、『手縫いの魔法II』(求龍堂)共訳『ヴェルサイユの女たち』(原書房)等がある。
【目次】
野蛮な夜
待つ
てんとう虫
ほかの原因も……
妻に会う
演奏の準備ができた
ぼくは君たちを憎まないことにした
時間の主人
手作りの料理
N
頑張って
指先
落ち込む権利
遺品の整理
メルヴィルの手紙
物語の終わり
ママがいる
訳者 あとがき
投票コメント
全1件
-
レリスさんによる投稿と彼のエピソードは、2015年11月のパリ同時多発テロ直後から話題になったので、知っていましたし、感銘を受けていました。しかし間抜けなことに、この本の存在を知った時には既に絶版になっていました。2022年に映画化され日本でも公開されましたが、なぜか再刊されず絶版のまま…。とても考えさせる、そして心動かされる内容なので、是非とも紙の本を入手し蔵書に加えたいです。 (2024/11/20)GOOD!1
読後レビュー
NEWS
-
2024/11/20
『ぼくは君たちを憎まないことにした』(アントワーヌ・レリス)の復刊リクエスト受付を開始しました。
復刊実現の投票はあなたの投票から。
復刊リクエスト投票であなたの思いを形にしましょう!
知世(chise)