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著者 | 安江弘夫 |
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出版社 | 八幡書店 |
ジャンル | 専門書 |
ISBNコード | 9784893503145 |
登録日 | 2002/01/02 |
リクエストNo. | 7192 |
リクエスト内容
戦前、戦中の極東でのユダヤ人問題について、大連の特務機関長
である安江仙弘が、どのようにユダヤ人に対したかを、息子であ
る作者が、資料をもとにまとめたもの。 当時は、ドイツでのユ
ダヤ人迫害があり、多くのユダヤ人はロシアを経由して、極東に
逃げてきていた。日本の軍部は、ドイツとは同盟関係でありユダ
ヤ人を保護できない。と主張するが、満州国は、日本の属国では
あるが、独立した法律があり、ユダヤ人を助ける事ができる。そ
の為に苦労した、安江の資料ということしかわからない。
投票コメント
全21件
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ユダヤのゴールデンブックには、「ゼネラル樋口」こと樋口季一郎中将と満州猶太人機関の責任者であった安江仙弘大佐の名前が記されている。GOOD!2
この2人はゴールデンブック(ユダヤ民族出身の世界的人物名を記載したもの)に名が登録されている。
シルバーブック(ユダヤ民族のために貢献した外国人に名を登録したもの)にではない。
杉原千畝氏はユダヤ人救出の功労者として有名であるが、陰で動いていたのは、軍の暗黙の了解があったことを裏付ける証拠がいくつも存在する。
事実、杉原千畝は、すぐに昇格している。
「命のビザ」を引き継いだのは、小辻節三(ユダヤ学者)であった。
彼は日本に一時滞在したユダヤ人の移動ルート確保等実際に動いた日本人であった。
また、日本政府がユダヤ人へのビザ発給を拒否したとの虚構が捏造されたのは不可解である。
東条英機は、樋口季一郎の働きかけもあって、ナチスドイツの要求を跳ねのけてユダヤ人迫害を否定していたという事も日本のマスコミや左派学者には都合の悪い事実であるようだ。 (2021/11/03) -
くわしいことは読んでみないとわからない。 本のスタイルも伝GOOD!2
記なのか資料なのかがわからないが、今では見る事の出来ない外
務省の資料なんかも掲載しているらしいので、是非復刊してほし
い。文庫でもいいと思うのだが。 戦争中のユダヤ人問題では、
ポーランドの杉原千畝が有名だが、それ以外にもユダヤ人の為に
苦労した日本人がいることを忘れてはならない。 実際ユダヤ人
は歴史的にも日本人に対して、悪い感情はないと思う。だから、
アメリカや欧州の人よりも、ユダヤ人やイスラム人の問題に対し
て公平に判断することができる。今の世界情勢を見ても、日本の
外交的なチャンスとしか見えない。少し前にユダヤ問題が、は
やって本がたくさん出版されたが、こういった、日本人とユダヤ
人の繋がりを示すような本こそ、出版されるべきであり、民衆の
たちばから、外務省に底上げしないと、全然ダメ。貴重な本であ
ると思う。 (2002/01/02) -
貴重な話が載っているのになかなか入手できないから。 (2022/07/24)GOOD!1
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戦前の日本におけるユダヤ観に関心がある。 (2011/02/14)GOOD!1
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是非とも一読したい資料です (2009/10/11)GOOD!1
読後レビュー
全1件
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類書の無い文献
十数年日本を離れていました。この本を知りネットで
定価の倍値以上で購入しましたが、皆さんに読んで頂きたく
再版を希望いたします。
そのぐらい価値のある、文献です。再版に当たっては、地図
索引を、付けてください。 (2012/02/28)
NEWS
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2002/01/02
『大連特務機関と幻のユダヤ国家』(安江弘夫)の復刊リクエスト受付を開始しました。
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piripiri