31 票
著者 | 木地雅映子 |
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出版社 | 講談社 |
ジャンル | 文芸書 |
ISBNコード | 9784062070348 |
登録日 | 2001/11/02 |
リクエストNo. | 6345 |
リクエスト内容
自分を天才だと信じて疑わないひとりの娘がありました。斉木杉子11歳。私のことです。
投票コメント
全31件
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図書館で借りて何度も読みました。実際には手もとにないけれGOOD!2
ど、既にこの本は私の中に浸透し、私自身の財産となっていま
す。
そんな大切な本です。
もちろん手もとに欲しいので復刊を希望します。
なにより、長く世に残っていてほしいです。 (2004/12/16) -
大人になってから読んだ本でしたが、なんだかとても沁みました。杉子はいたいたしいけれど、それでもとても強くて。この本を復刊して欲しい。本当は、もっと木地さんの本を読んでみたい。その気持ちを表して、一票です。 (2004/11/27)GOOD!1
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杉子は学校を諦めている。小学生は中学生、高校生以上に学校と家が全てであるのに、その学校生活を諦めなければいけない心の傷はいったいどれほどのものだろう。たとえ家に居場所があったとしてもその孤独は拭えない。学校で親が助けてくれるわけではない。そうそう親に話せるものでもない。GOOD!1
杉子はいつも「あんたたちなんか相手にしないよ」とすまし返って本を読んでいる。心が折れずにいるのは相手を蔑むことで自分が間違っているのではないと自分の心に保証を与えているからだ。恥ずかしながらこの蔑むことで自分を保つことをかつて私もやっていた。蔑むことで自分を肯定する作業はとても悲しいものだ。しかし、自分ではそのことに気が付かない。悲しみは知らぬ間に胸にじんわりと広がり居座るのだ。
氷の海のガレオン大好きです。もう何度も何度も読み返しています。読むたび心に突き刺さる主人公杉子の赤裸々な日常、頭の奥に刻み込まれる杉子の感情の渦。誰にも彼にも勧めたいです。図書館で借りて読むだけじゃ満足できません。自分でも買いたいし友達にプレゼントしたいです。皆さんどうか投票お願いします。先ず図書館で借りてみてください。はまります。 (2004/06/23) -
高校のときでしたか、カバーのイラストと登場人物の名前がキレイだったので衝動買いしてしまいました。ものすごく面白い!ってワケではなかったのですが、なぜか売り飛ばせないで手元においたままです。そんな本です。不思議な良書なのでしょう。 (2003/07/30)GOOD!1
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「本の雑誌」の「バンドーに訊け!」で出会いました。GOOD!1
最近の「本の雑誌」で絶版と知り、復刊リクエストを検索しました。
とても良い本だと思います。
同じ世界を感じているであろう子どもにも、子ども時代を覚えている大人にも、子どもを見守っている人にもオススメできると思います。 (2002/10/23)
読後レビュー
NEWS
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2008/11/26
聡明であるがゆえに周囲から孤立する少女…思春期特有の「刺々しさ」を見事に表現した、木地雅映子の最初期傑作!『氷の海のガレオン/オルタ 』 (31票)復刊決定! -
2008/03/05
『氷の海のガレオン』販売開始しました! -
2001/11/02
『氷の海のガレオン』(木地雅映子)の復刊リクエスト受付を開始しました。
復刊実現の投票はあなたの投票から。
復刊リクエスト投票であなたの思いを形にしましょう!
ふくろ