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著者 | 宇佐美龍夫監訳,レスリー=ハーバート・ガスタ/パトリック・ノット著 |
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出版社 | 日本放送出版協会 |
ジャンル | 専門書 |
ISBNコード | 9784140082690 |
登録日 | 2013/07/21 |
リクエストNo. | 58198 |
リクエスト内容
明治の始めに来日して日本の地震学及び地震工学の基礎を築いた英国人ジョン・ミルンの生涯について書かれた本です.
1876年(明治9),東京大学工学部の前身である工学寮(後に工部大学校)に,26歳の若者ジョン・ミルン(1850‐1913)が鉱山・冶金の主任として招かれた.彼はロンドンからイルクーツクを経てモンゴルを横断し,北京,上海から東京まで,汽車,船,馬車,駱駝による7ヶ月の大旅行を行ない,日本にやってきた.そして,日本での地震体験から地震現象に非常な興味をもち,精力的な研究を行なって近代地震学の基礎を築く.日本女性堀川トネと結婚して19年を日本で過ごした後,トネを伴って英国に帰り,世界規模の地震観測をワイト島で続け,そこで亡くなった.
投票コメント
全6件
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現在国立科学博物館で公開中のジャン・ミルン展を拝見し、彼の業績や人となりをもっと知りたいと思いました。ジョン・ミルンの没後100年を迎え、地震被害を繰返し受けている日本人は、彼の偉大な業績と彼の地震学にかける情熱に、学ぶところが多いのではないでしょうか。 (2013/07/22)GOOD!1
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今年(2013年)は,彼の没後100年に当たり,日本および英国で,記念行事が開催されています.GOOD!1
日本の地震学会を創設し,数々の地震計を発明し,地震とは無縁の英国のワイト島に,地震研究所を設立し,死ぬまで地震の研究を続けた,ジョン・ミルンについて,多くの人に知って欲しいと思います. (2013/07/21) -
地震工学会Webにあげられているミルンの動画を見て興味を持ちました。 (2019/10/21)GOOD!0
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日本の地震学,耐震工学の端緒となった明治期の近代化の一端を是非とも知りたい。 (2013/07/30)GOOD!0
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地震の活動期に入ったと考えらる現在の日本に彼がいたら、何を考えどんな行動をとるか知りたいと思いました。 (2013/07/23)GOOD!0
読後レビュー
NEWS
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2013/07/21
『明治日本を支えた英国人─地震学者ミルン伝』(宇佐美龍夫監訳,レスリー=ハーバート・ガスタ/パトリック・ノット著)の復刊リクエスト受付を開始しました。
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しげちゃん