1 票
著者 | 中津征広 |
---|---|
出版社 | 碧天舎 |
ジャンル | 文芸書 |
登録日 | 2012/07/07 |
リクエストNo. | 55600 |
リクエスト内容
ふと気付けば、三成は天にいた。そこで三成は、一つの井戸と男に出会った。男は、この井戸を覗けば俗世のすべてが見えるという。そうして男は三成に、「井戸から赤い実を落とす」という自分の仕事について語り出した――『赤い実』。
関ヶ原後。夜な夜な六条河原で陣を張る「彼ら」との夢を見る秀秋。
「金吾もいける口であろう。」そう言いながら、機嫌よく金吾の盃に酒を満たのは、三成だった。
その夢の恐怖におののく秀秋はやがて、夢と現実との境を失ってゆく――裏切り者といわれた男の罪悪感が見せる悪夢と狂気、『篝火』。
もし、武断派の者達が関ヶ原で西軍についていたら。
二条城での秀頼と家康の会見が無事終わった後に、豊臣の行く末に心を痛める清正が夢の中で見た、もう一つの現実とは――『最後の夢』。
三成、秀秋、清正がそれぞれ見た「夢」が描かれた短編小説です
投票コメント
全1件
-
以前から読みたいと思っていたのですが、図書館にさえなかなか置いてなく、手元においておきたい一冊なので。 (2012/07/07)GOOD!0
読後レビュー
NEWS
-
2012/07/07
『関ヶ原異聞「夢」』(中津征広)の復刊リクエスト受付を開始しました。
復刊実現の投票はあなたの投票から。
復刊リクエスト投票であなたの思いを形にしましょう!
まころろん