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著者 | S.ピサーレフ 著 / 金光不二夫 訳 |
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出版社 | 理論社 |
ジャンル | 文芸書 |
登録日 | 2010/09/13 |
リクエストNo. | 51358 |
リクエスト内容
С.ПИСАРЕВ ПОВЕСТЬ О МАНКО~СМЕЛОМ
1960年8月第一刷函入 198頁 260円
セルゲイ・セルゲビッチ・ピサーレフ著.金光不二夫訳
ヴェ・ペトロバ、エリ・ペトロフ挿画
現代の考古学の偉大な成果をもとに、発掘された多数の考古学的資料を駆使して、この物語を執筆。題名が題名だけに珍書扱いされ、覆刻出来ない。
血沸き肉踊りそうで、面白そうな本だが、にしても、訳者先生や編集担当者の諸賢は、一瞬たりとも脳内に「あらぬ妄想」を抱かなかったのであろうか?若し本当に、そうだとすれば、我々凡俗とは、全く頭の作りが違うのであろう。聖人君子には、感嘆させられる。まぁ、インカの偉大な王様の中には「マンコ・カパック」なる人もいる訳だし、私だけが、一人赤面してしまうだけかも知れない。ちなみに先日、笠井寛司先生の日本出版史に残る医学書「日本女性の外性器」を入手したが、そのものズバリを拝観しても何ら感慨を得なかったので、子孫繁栄には、想像力こそが一番大事なんだなぁと云う事実が良く分かりました。当該書籍の題名だけで、思春期中高生男子達は、何と思うのであろう!
はじめに
Ⅰ 海辺族の人びと
1 アイカ
2 オオジカを追う若者たち
3 若い狩人たちの試験
4 チフカとその仲間の成年式
Ⅱ 掟やぶり
1 「苦い水」の岸辺への遠征
2 「怪物の入江」での大手柄
3 マンコの仇うち
4 部落からの追放
Ⅲ 追放者
1 ナイトとライダ、マンコのあとを追う
2 足なし女の部落
3 アイカをつれて
4 飢えの神 マルグロシ
5 白鳥川の河口で
6 帰還
Ⅳ 新しい石
1 沼ギツネ族暁の上陸
2 二つの種族
3 アヒンの死
4 若い酋長
エピローグ
あとがき
※海辺族の一人の少年チフカは成人すると「マンコ」という名をもらった。「マンコ」とは勇敢なる人という意味である。この名は、もっともすぐれたものに与えられる名であった。「マンコ」と呼ばれ、狩人の一員に加えられた若き英雄「マンコ」の波乱にとんだ人生~ まぁ、この様な調子で「マンコ」と云う禁断の語句が、繰り返される大変な珍書であるが、198頁中に何個使用されているか、今度数えてみよう!
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読後レビュー
NEWS
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2010/09/13
『勇敢なマンコの冒険 青銅時代のあけぼの』(S.ピサーレフ 著 金光不二夫 訳)の復刊リクエスト受付を開始しました。
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益田部翔