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著者 | Heinrich Kramer & James Sprenger |
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出版社 | 欧州各地の書肆 |
ジャンル | 専門書 |
登録日 | 2006/07/28 |
リクエストNo. | 34741 |
リクエスト内容
洋書。邦題「魔女の鉄槌」又は「魔女の槌」。「我が闘争」が出現する前迄、史上最低・最悪の書と言われていた。1487年初版出版。近世欧州の隠れたベストセラー。酷い本であっても、実際に欧州を動かし、歴史を動かした本である事に変わりない。異端審問官ハインリヒ・クラマーとヤーコブ・シュプレンガーによって書かれた、有名な魔女狩りのテキストである。キリスト教の歴史に於いて、「十字軍」「贖宥状(免償符)の濫発」「異端審問と魔女狩り」の三ツは、最大の汚点かもしれないが、当時の女性観を学ぶ事は、同じ過ちを繰り返さぬ為にも、重要だと思う。ちなみにアメリカでは、どんなに凄い稀覯本であっても再印刷し、廉価で、ごく普通に販売すると云うスバラシイ取り組みが行われています。日本では、稀覯本とは、まず読めず、売っていても非常に高価又は価格相談、ヒドイのになっては絶対に買えぬ非売品的価格(売りたくないのなら非売品とでもしておいて欲しい)で、古書店が、店の格付けの為にショーウインドウ内に御神体の如く鎮座ましましている状況です。本ではなく骨董品であり飾り物でしかありません。しかも、古書蒐集家も古書店も、これを異常とも思わず、そういうものだ思い込んでいる節があります。是非とも、稀覯本であっても、読めるものは読めると云うアメリカの「Kessinger Publishing's Rare Reprints」シリーズを見習って欲しいです。ちなみに、このシリーズから、当書も当然の如く普通に復刻されてはいますが、勿論英語版なので、日本語訳で復刻して欲しいです。著作権はとっくに切れていると思われるので、是非とも、どこかの出版社様、訳して、復刻してください。魔術や宗教史に興味のある人に、かなりの需要があると思います。過去の大ベストセラーであるにも関わらず、題名だけが伝説となり、ひとり歩きし、しかも全く読めないと云うのは異常です。もし宜しければ、当方の他のリクエストも是非御高覧ください。(宗教関係書多数登録中) ※ 古書店での入手難易度 ★★★★★
投票コメント
全8件
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中世での出来事を解き明かす上で、重要な書物ということもあり、某オンラインショップ様から「Malleus Maleficarum」を購入して訳していました。GOOD!1
ただ、ろくに分からない言葉を訳していても、まったく意味が分からず(ただ、私が馬鹿なだけかもしれないですが・・・)途方にくれていました。
そこでいろいろ調べてみると、このサイト様にたどり着きましたので、リクエストさせていただきたいと思います。
重要が少ないとは思いますが、少数の人を助けるため、また今後の参考資料として、ぜひ日本語訳で復刻させて下さい。
どうかよろしくお願いいたします。 (2007/07/04) -
この時代についてのことを深く知りたいから。GOOD!0
本当に読みたいです!
復刊お願いいたします! (2018/02/25) -
ぜひお願いします (2011/10/19)GOOD!0
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読んでみたいです (2010/09/02)GOOD!0
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是非復刊をお願いします。 (2009/09/05)GOOD!0
読後レビュー
NEWS
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2006/07/28
『Malleus Maleficarum』(Heinrich Kramer & James Sprenger)の復刊リクエスト受付を開始しました。
復刊実現の投票はあなたの投票から。
復刊リクエスト投票であなたの思いを形にしましょう!
angelica